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阿部夫美子 遺作展「和紙夢現」

今年4月に83才で永眠された、伊勢市在住の和紙人形作家・阿部夫美子さん。鳥羽大庄屋かどや、賓日館などで常設展示されていた人形を見て衝撃を受けて以来大ファンになり、「また個展を拝見したい!」と願っていた矢先の訃報で、とても残念な思いに。

この度45点を展示する遺作展(12月15日まで)がおかげ横丁で開催され、嬉々として伺いました。テーマに分かれて展示がされていました。

【いにしえの神々】

月読命(天照大御神の弟)
天照大御神(内宮の御祭神)
豊受大御神(外宮の御祭神、天照大御神の御饌都神)
須佐之男命(天照大御神と月読命の弟)

【伊勢で栄えた古市歌舞伎】

伊勢の古市で実際にあった事件を題材にした「伊勢音頭恋寝刃」
「助六由縁江戸桜」の揚巻

【女性像として作る仏さま】

弥勒菩薩

【ロマンの香り】

坂東玉三郎丈が演じる舞踊「楊貴妃」

美しい人形の数々で、じーっと見入ってしまいます。今回は前期で、来年春先には雛人形が展示されます。そちらも楽しみです♪

現在、阿部夫美子さんの作品展示活用先を探していらっしゃるそうです。何か提案等あれば、下記メアドの阿部様までご連絡下さいとのこと。人形たちの生きる場所が見つかることを祈ります。
washi.kami.gami@gmail.com

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