伊勢とこわかや

伊勢とこわかやのスタッフが、伊勢志摩の旬の情報、商品開発秘話や、伝えたい何かを綴ります。 伊勢宮笥謹製 伊勢とこわかや https://tokowakaya.com/

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最近の記事

東海道関宿「街道まつり」

11月3日、東海道47番目の宿場町「関宿」に行ってきました。 ここは東追分から西追分の間、1.8kmに渡って古い街並みが保存されており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 この日は「街道まつり」でした。時代行列や三味線道中などを観るはずが、到着時間の関係で観ることが出来なかったので、またの機会にご紹介するとして、山車のそばでのお囃子を聴いたり、三味線や忍者ショー等の催しを楽しみました。 ところで、これ以上は出来ないと言う限界を表現する言葉に「関の山」があり

    • 五十鈴川の紅葉

      こちら伊勢では、ようやく紅葉が見ごろを迎えつつあります。 伊勢神宮の内宮そばを流れる、清流五十鈴川。お清めをする御手洗場(みたらし)から見る紅葉は、川のせせらぎと相まって、清々しく、ホッと落ち着くひと時をもたらしてくれます。 御手洗場の上流にある「とび石」も訪れてみました。数十センチの平らな石が並び、その上を歩いて対岸まで行けます。 五十鈴川の清らかな雰囲気を堪能した、秋の一日でした。

      • 待ってました! 伊勢古市歌舞伎

        江戸時代、古市は江戸の吉原、京都の島原と並んで三大遊郭の一つとして知られ、伊勢参りの「精進落とし」の歓楽街として繁栄しました。 当時、江戸・京都・大阪に次いで歌舞伎が盛んだった伊勢は、「上方歌舞伎の登竜門」として、役者の間で重要な場所に位置付けられていました。 妓楼・油屋で起きた殺傷事件「油屋騒動」は歌舞伎の題材となり、今も上演されています。「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」です。 かつては3つの芝居小屋があり、最後まで残った長盛座が焼失して途絶えてしまいましたが、

        • 伊賀の奇祭 上野天神祭

          10月に3日間に渡って開催され、400年以上の歴史がある国指定重要無形民俗文化財「上野天神祭」。今年は18日(金)から始まり、最終日の20日(日)には神幸祭(本祭の巡行)が行われました。 神輿行列のあとに鬼行列、絢爛豪華な刺繍幕で飾られた楼車(だんじり)が続き、お囃子を響かせながら上野城下町を進んで行きます。 200人以上の鬼が歩き、小さな子供達の泣き声が響き渡っていました。 伊賀と言うとまず「忍者」を思い浮かべますが、こういった奇祭や変わったお祭りもあって興味深いです。観

          神宮において一年で最も重要なお祭り「神嘗祭」

          伊勢神宮において一年で一番重要なお祭りとされる「神嘗祭(かんなめさい)」が、10月15〜17日に外宮・内宮にて執り行われました。 午後10時と午前2時に「由貴大御饌(ゆきのおおみけ)の儀」、正午に「奉幣(ほうへい)の儀」、午後6時に「御神楽」が行われます。 新穀などを奉納して秋の実りに感謝し、皇室の繁栄、五穀豊穣、国家の隆盛、国民の幸せを祈願します。 参拝時間の関係で唯一拝見出来る「奉幣の儀」。天皇陛下からのお供えである幣帛(へいはく)と呼ばれる絹などを奉ります。 唐ひ

          神宮において一年で最も重要なお祭り「神嘗祭」

          令和十五年に「遷御の儀」へ

          令和十五年(2033年)第六十三回式年遷宮に向け、天皇陛下の許可である「御聴許(ごちょうきょ)」を伝える文書が、4月8日に宮内庁長官を通じて久邇朝尊(くにあさたか)大宮司に手渡され、神宮司庁は9日、準備を始めると発表しました。 令和十五年のご遷宮を目指して数々の重要なお祭りが粛々と催行されますが私たち神領民(神領内の住民)や1日神領民(全国から広く募集)が関われるお祭りを抜粋して簡潔にまとめてみました。 令和七年 山口祭〜御杣始祭(みそまはじめさい)      御樋代木奉

          令和十五年に「遷御の儀」へ

          生きる正倉院-伊勢神宮と正倉院が紡ぐもの

          特別展 生きる正倉院-伊勢神宮と正倉院が紡ぐもの 令和4年9月13日(火)~ 令和4年11月9日(水) 伊勢市 神宮徴古館・神宮美術館・せんぐう館にて開催中です。 20年に一度の式年遷宮にて新調される御神宝。上神代から受け継がれた太刀、今では日本で一人しか伝承者が残っていない平織りの組紐など、めったに垣間見ることができない貴重な機会をぜひ、お見逃しなく! *** HPより以下抜粋 *** 飛鳥時代、天武天皇がはじめられた神宮式年遷宮では、20年に一度神宝を作り替え天照大

          生きる正倉院-伊勢神宮と正倉院が紡ぐもの

          1300年の伝統 お木曳

          伊勢といえば、お木曳行事、20年に一度のご遷宮に先駆けて行われる伊勢 神領民のお祭りです。 第一回のお木曳は西暦690年、持統天皇の時代と記され1300年以上続く日本有数の伝統ある行事です。 神宮の社殿など新しく建て替えるご遷宮「式年遷宮」により、内宮ご正殿は東と西の御敷地を20年ごとに新宮が遷ります。これに準じて伊勢神宮125社が順番にご遷宮され新宮となります。建て替えにはヒノキのご用材が必要でこのご用材をお木曳車に載せ奉納するのが「お木曳行事」です。 伊勢の神領民はこ

          1300年の伝統 お木曳

          伊勢の国

          時は古墳の時代、私たちの産土の神「大若子命」(オオワカコノミコト)が倭姫命の御巡行のおり、自らの領する櫛田川以東の伊勢国を献上し、神国造となり、伊勢神宮大神主を兼ねました。神国造兼大神主は大若子命の子孫が代々継ぎ、古墳期より明治の時代まで続きました。 『倭姫命世紀』『豊受大神宮禰宜補任次第』による神宮創設時の伊勢国は櫛田川(松阪)より東とされた。 のち行政区分の関係で拡大縮小したが、本来の伊勢は櫛田川より東である。 おかげ手ぬぐい うまし国巡り: https://tok

          五色の座玉(ごしきのすえだま) 伊勢宝玉

          五色の座玉、伊勢とこわかやの伊勢宝玉は「五色の座玉」を元にイメージされ制作されました。白、黒、青、赤、黄と5色あります。 「五色の座玉」は神宮の「ご正殿」の高欄に取り付けられた玉。ご正殿は板垣 → 外玉垣 → 内玉垣 → 瑞垣という四重の板垣に囲まれ、一番内側の瑞垣の中が内院といい、どこよりも神聖な一画とされている内院の中心にご正殿があります。 普段参拝すると板垣の外より中の外玉垣に囲まれた神殿を拝むことになりますが、御垣内参拝(特別参拝)を申し込むと正装なら板垣の中に入

          五色の座玉(ごしきのすえだま) 伊勢宝玉