こどものにほんご|世界に誇れる日本のたまごと衛生観念 卵と玉子とNHK:たちつてと(15)
日本では生卵をいただける理由
安全な卵を食卓に届けるためには、何よりも
卵を産んでくれる鶏がサルモネラ菌などの食中毒菌に汚染されていない
ことが重要なのだそうです。
日本の風土にある衛生観念が、美味しい生卵をいただける理由のようです。
アメリカと日本で二重生活をしていらっしゃるYou Tuberさんの動画で
米国の「たまご」について詳しく説明して下さっているのを拝見しました。
ハーフ(ダブル)キッズのお子さんたちをバイリンガルに育てる中で
たいへんなご苦労もあったと思いますが、在米中
日本領事館に連絡を取って国語教科書や教材を取り寄せたり
毎日日本語作文の添削をされたり
「日本はとても良い所だよ」と子どもたちや視聴者に語り続ける姿から
日本人としての信念が感じられます。
子どもたちを始めとした当事者が感じる教育の違いも知ることができます。
教科横断的な学習例ー実用的な授業を心がけてー
「学習指導要領」には地域の廃棄物処理について学ぶことが定められていて
小学4年生の時、清掃工場か下水処理工場へ見学に行った記憶がある方も
多いのではないでしょうか。
地域でのルールを知り、日本語が分からない保護者に伝えたり本人が実践し たりできると良いと思い以下のような授業をしたことがあります。
①2年算数で容量の単位を学習します。
デシリットルの実用性は殆どありませんが
単位を意識したり、単位を変えたりできることが大切なのだそうです。
②カレンダーの特別な読み方(ついたち、ふつか…)は小学1年国語
ゴミの分別などは小学4年社会
③社会、総合的な学習の時間等
④生活科・図工、算数「対角線」などの言葉
⑤国語 オノマトペを使った短文作り
昔、教育実習先で「教科横断的な学習」を知る機会がありました。
低学年で
秋探し→校庭の落ち葉や木の実拾い→数を数える→葉っぱの観察
→秋の素材で作品作り→クラスで鑑賞
教科の枠を取り払って一連の流れにすると
日常生活そのものの中に学ぶべき事があることがとてもよくわかります。
「た・ち・つ・て・と」ドリルとテスト
卵と玉子とNHK
ご存じの方は多いと思いますが
「たまご」を表す漢字は二つあります。
A:鶏の卵・虫の卵・めだかの卵・かえるの卵
B:ゆで玉子・出汁巻き玉子・玉子焼き
Aは、孵化するもの。(鶏の生卵)
Bは、調理したもの。
ただ、NHK放送文化研究所HP(2007/07/01)には
卵焼き? 玉子焼き?という題名で
放送では「卵」で統一する理由が述べられています。
17年経過して変化したか調べてみたところ
“卵焼き”より“玉子焼き”
~日本語のゆれに関する調査(2013年3月)から①~
考察と報告をしているものの
2023年8月の番組で「ぷるふわ卵焼き」がヒットしました。
言葉は流動性のあるものなので
これからどうなるか分かりませんが
テストで、もしも漢字で正しく書く自信が無くて
「漢字で答えなさい」という条件がない時は
ひらがなで書けば良い。
ほんの1点2点のことかも知れません。でも
確実に点が取れるテストのテクニックとして
教えておいてほしいです。