「日付 12」カレンダーの字をなぞって日付を身につける|こどものにほんご
以前は、日曜始まりのカレンダーを見かける機会が
多くありませんでしたか?
ユダヤ教・キリスト教では日曜日が週の始まりなので
多くのカレンダーがそれにならっていたそうです。
成人の日は、昔は1月15日でしたが現在は「第2月曜日」です。
基準はグレゴリオ暦なので、それに合わせると成人の日は9日。
(記事の画像は2023年1月のカレンダーを参考にしました)
日曜始まりと月曜始まりで「何週目」か曖昧になる場合があるので
日付で確認することも大切ですね。
追記(2025/01/08)
曜日について、流れが分かりやすかった説明をご紹介します。
ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語の
「月曜日・日曜日・週」を書き出しての比較もあり興味深いです。
数字のよみかた
前記事の続きです。
スモールステップの繰り返し
「日本のお金」で
数え方には「和語系(訓)」「漢語系(音)」があることを紹介し、
「日付」で、再度なぞり書きをします。
スモールステップの繰り返しですので、文字は薄くしています。
カレンダーの感覚をつかむために、カレンダー形式でなぞり書きをします。
ここでもヒントを減らして少しずつ自分で書くようにし
「曜日」と「特別な日付」の読み方が書けるようにします。
書く欄は、指示がなくても
児童が「ここは自分が書くスペース」と分かるように
ドリルを通してR255/G254/B243(薄ベージュ)にしています。
児童が学習したプリント類は、
順番に100均の40ページファイルに入れていたので
分からなくなった時は、
いつでもそのページを振り返り自分で確認しながら
書くことができるようにしていました。
促音・拗音もあり最初は簡単ではないのですが
月が変わる毎に、1年間なぞり書きをしたので
次第に定着していきました。
カレンダーメモ
とても失礼な話なのですが
私が担任だったとき、日本語指導の先生がいらっしゃる日を
うっかり忘れてしまっていたことが何度かありました。
立場が逆になったとき
忙しい先生方は児童への声かけを忘れることが多くありました。
児童が自分で気づいて動けるように
曜日や日付の感覚が分かるようになってほしくて
ひらがな練習も兼ねて
メモ書きできるA4サイズのカレンダーを渡して筆箱(ペンケース)に
いつも入れておくように話していました。
分からない言葉も次回の授業で質問できますし。
下のカレンダーは、月曜日始まりから一日ずらし
必要な月に合わせて使えるようにしています。
31日まで日付を記載しているので
もし必要でしたら、その月によって斜線など引いて下さい。
文明開化と改暦
明治政府が
太陰太陽暦から西洋の暦・グレゴリオ暦に改暦したのは
財政問題があったためではないか、と考えていらっしゃる
中牧さん(日本カレンダー暦文化振興協会理事)
文明開化推進のためにも改暦は必要だったものの、妥協として
伝統的な行事(お盆など)が旧暦で行われることになったということが
書かれていました。