声が小さな子を笑顔にする手品|こどものにほんご
日本語を話そうとしない海外ルーツの児童には
低学年の妹もいて、とっても内気な子でした。
最初は
何を言うのも消え入るような声だったので
よく分からず聞き返すと
悲しそうな顔・・・
どうしたものかと考えて
東急ハンズでこれを購入しました。
マギー司郎(審司)さんでお馴染み
「おっきくなっちゃった!」手品の耳です。
鏡を見て練習しないと良い感じに耳元で開けないので
結構練習しました。
座る位置と利き手も考えて。
さあ、いよいよ使うときがきました。
膝の上で見えないように構えた所から素早く
「え?なに?」と手品の耳を耳につけると
その子は、一瞬目を丸くしていましたが
笑顔になりました。
その後、すぐに大きな声で発言するようになった
という都合の良い展開はありませんが
多分こういう「楽しませようとしている」気持ちが
伝わることが大事で
その後、徐々にリラックスして
日本語学習に取り組んでいたように思います。