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【話し好きアルバニア人Romeoとの小話】


アルバニアで宿泊したアパートメントのオーナーRomeo。
滞在中は本当にお世話になり、感謝してもしきれない。あととにかく話好き
一緒に夕飯食べたりコーヒー飲んだり、夜の公園を永遠話しながら3時間ほど散歩したり。

そんなRomeoとの楽しかった会話を少しご紹介。

#チューイングガム
鎖国中、当然国外との物流は一切なく、当時Romeoが中学生の頃、国内でチューイングガムの生産がなく、みんなはその存在は知ってはいるけど、見たこと/食べたことはなかったんだって。

ある日学校でRomeoはスナックパインのひとかけらを口に含んで食べていた。
すると友達の一人が訊ねてきた。

「お前、何食べてるの?」

Romeoは閃いたんだって。

「誰にも言うなよ。みんなが俺のところに集まってきちゃうから。実は、、、チューイングガムだ‼。」

「えぇー!俺にも1つくれ!」「嫌だよ、絶対にあげない!」の押し問答。

渋々諦めた彼にRomeoは念を押す。
「絶対に誰にも言うなよ。」

その日のうちに学校中で大騒ぎになったんだって。
「Romeoが!あの!チューイングガムを持ってるぞ!!」って。

まるでスーパースターの気分だったよ、とRomeoは大爆笑しながら話してくれた。
そんな時代があったなんて信じられる?って。

可笑しいし、どこか感慨深い。笑わせてもらった~

#小学生の恋バナ
Romeo当時小学生。
クラスには何でも真に受ける純粋な奴がいた。

Romeoは閃いた。

クラス一番の美女と手を組んで、あいつに「あの子、お前に気があるらしいよ」って話すから、あいつが来たらそれっぽく振る舞ってって。

彼はそれを信じて毎日彼女にアプローチ。今日はどんな風に対応するか、Romeoは毎日彼女に作戦を伝えた。時にあしらったり、時に笑顔を見せたり、時に恥ずかしがったり。

「そんなのを3カ月ぐらい続けたんだけど、もう楽しくって」とRomeoは大爆笑しながら話す。
Romeo、悪い奴!そして、青春っていいよね。

「そんな彼は今アメリカで働いてるんだけど、中々上手くいってなくて。色々アドバイスするんだけど心配で」って。
友達っていいよね。

馬鹿話がほとんどだったけど、Romeoとの会話からは多くを学んだ。
いくつかの事業を手掛けるRomeoは、良かったらオフィスを見せてあげるよと、夜な夜ないくつかのオフィスを見せて回らせてくれた。
ここではこんな仕事をしてるんだよ。とか、ここのオフィスにはこんな思い出があるとか。
刺激をもらったなぁ。どこを観光するよりも楽しいツアーだった。

人生って、人って、仕事って、
恋って、家族って、時間って、
そんな話をしながら、自分の将来に関しても親身にアドバイスをくれた。Romeoのご両親とテレビ電話をしたりもしながらね。

ありがとう、Romeo。
たくさんの笑いと、たくさんの学びをもらって、また少し成長できた気がするよ。

感謝してもしきれない。
いつか恩返しができたらいいなぁ。

ありがとう、Romeo!!

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