やりたいことをやれ/本田 宗一郎を読んで
日本人なら、誰もが知る本田宗一郎。
様々な媒体に書き、語った言葉の数々を一冊にまとめられたものが本書なのだそうです。
少しでも彼の信念を自分に取り込みたい!そんな思いでこの本を取りました。
私が、本田宗一郎氏で印象に残った出来事は、もう30年以上前、私が大学時代にインドへ旅行へ出かけている時でした。インドのホテルのロビーで人が騒がしくしていて、何事かと思い。聞いてみると、現地の新聞に、本田宗一郎氏のご逝去されたことを告げる記事でした。
「お前、日本人だろ!この記事見てみろ!」と言われて英字新聞を見せられたのを思い出します。
海外のこんな遠くの国にまで本田宗一郎氏の訃報が届くものなのかと、同じ日本人でも少しうらやましいような、亡くなられたショックで寂しいような変な感覚になったのを思い出しました。
本田技研は1948年に設立され、オートバイの製造から始まった会社です。
自働車、バイク、F1で有名な本田技研(HONDA)の創業者、本田宗一郎氏のこれまでの人生の詰まった1冊だと感じました。
内容は、彼の今まで経験してきた事や彼の仕事に対する考え方、また技術者ならではの経験やお客様との向き合い方など、目の覚めるような、刺激的な言葉でいっぱいでした。
彼の考え方でもあるのでしょうか、常に挑戦することの大切さと、若者にしかできない可能性とアイデアを信じて未来を切り開く事の大切さを教えて頂ける本でした。
この本は、読むたびに新しい発見があり、常にそばに置いて読み返す本としては最適ではないかと思ました。
成功とは99%の失敗に支えられた1%であるという信条を持ちながら、見たり、聞いたり、試したりの、「試したり」に突き進む。
知識は過去のもの、知識は見せびらかすものではなく、未来を切り開くものである。
とても勉強になりました。散歩の途中で、何度も足を止めて気になる言葉をメモしていました。オーディオブックなら、散歩中に先人(本田宗一郎氏)の言葉を聴けちゃいます。
皆様もいかがでしょうか。