noteわらしべ物語 〜家から1歩も出ずに働いた1年の軌跡〜
フル在宅勤務をはじめて、もうすぐ1年になる。
はじめは不安もあったが、今となってはこの働き方を全力でおすすめしている。
朝早く起きてフルメイクし、ストッキング(!)を履き、磨いた靴で電車に飛び乗っていた日々が、信じられない。
在宅勤務というと、ひとりぼっちで孤独…狭い世界…というイメージだったけれど、そんなことは杞憂だった。
仕事においては家から一歩も出ていないのに、世界はむしろ広がっている。
その大きな支えになったのがnoteだ。
今、note社(cakes)は大変な変革の時を迎えていると思うので、敢えてこのnoteを書いて片田舎からエールを贈りたい。
(炎上元の記事は、私にもショックだった。けれど、note社の振る舞いに傷ついた人もいれば、note社の存在に救われた人もいる。ただその事実だけを伝えたい。)
2018年
プライベートでnoteを始めた。
やがて書いたものが読まれ、仲間ができた。「書く」ということが、一層好きになった。
続けていくことで、自分に書けるものが分かった。今年で2年、今も私の大切な「居場所」になっている。
2020年2月
在宅勤務をはじめて2ヶ月目。
2アカウントを運用するのは難しいかな…と迷いつつ、「フル在宅インサイドセールス」という働き方を広めたくて、このnoteを始めた。
過去の自分のように、キャリアの落武者状態の人がこの世には数え切れないくらい居る!と確信していた。
誰にも言わず、恐る恐る始めたけれど、会ったこともない同僚たちが気づき、読み、シェアしてくれた。会社のslackで感想を送ってくれたり、オンラインランチに誘われることもあった。
当時の直属の上司は、激動の忙しい時期にも関わらず「これおかざきさんですかw」と気づいてくれ、「良かったら下読みしますよ」と突然送りつける私のnoteを必ず読んでフィードバックしてくれた。
入社した人たちから、「採用面接でおかざきさんのnote紹介してもらいましたよ」「ベルフェイス調べてたら出てきたから読んでます」と読んだよ報告を頂いてデレデレした。
書いたnoteをマーケチームが気に入ってくれて、メールマガジンになって配信されたこともあった。メルマガ見たよ!社内展開もしたよ!というお客様の声が返ってきて、たまげた。
noteの記事がきっかけになり、「ワーママが成果を出すには」という自社開催のウェビナーを企画してもらった。
開催の後、ウェビナーに参加された方からあたたかいメッセージを頂いて泣いた。
志を同じくするコドモンさんとの協賛で、パネルディスカッション形式のウェビナーも開催した。オンラインセールスで成果をあげるかっこいい同い年の仲間ができた。
視聴された方からの止まらないチャットに、「私が伝えたかったこと、知りたい人がこんなにいるんだ」と勇気をもらった。
ビズリーチさんがnoteを読んでくださったご縁で、インサイドセールスカンファレンスというなんだか立派なイベントにも参加した。
はじまった瞬間、「やばい無意識にバランスボールに座ってしまった」と焦りながらお腹に力を入れて耐えた。
インサイドセールス界のドン、茂野明彦さんの著書「インサイドセールス」でフル在宅インサイドセールスのインタビューを掲載頂いた。娘が大興奮して、大きな声で目次を弟に読み聞かせていた。
「○○(長女)がうまれて、仕事がしんどかったときに『おしごとやるときだからだよ!』って励ましてくれて、だから今、こんな面白い働き方ができてるんだよ。○○がいなかったら、チャレンジできてないよ。○○がいてくれたおかげだよ。」と感謝を伝えたら「でへへ」と照れていた。
つい先日は、「インサイドセールスという本を読んでいたら、岡崎さんが出てきたから」とお客様から折り返しのご連絡を頂いた。バトンのように繋がって、ご縁を頂けることに感動した。
こうやって書いてみると、noteによって遠隔勤務を超え、部署を超え、会社を超えて繋がりが生まれた。家庭内の繋がりだって強くなった。
何がすごいって、私は一歩も家から出ていない。ど田舎にある家の2階で、バランスボールに座り、パソコンの前にいただけだ。
一生懸命働き、時々noteを書く。
ただそれだけのことが、空っぽだった私を肯定し、伝えたいことを形にしてくれた。私は1ヶ月に1回のペースでしか書けていないけれど、それでも届けたい人に届けて、繋げてくれた。
子どもがいるから、地方に居るからだめなんてことは絶対ない。noteというわらしべを掴んだら、どこにだって行けるのだ。
#noteでよかったこと #創作にドラマあり
#在宅勤務 #インサイドセールス #働き方 #私の仕事