マガジンのカバー画像

光のEarth Photo〜地球のうた

53
本
僕が撮影した地球の風景写真をまとめています。テーマは光です。
運営しているクリエイター
游木トオル

#写真好きな人と繋がりたい

游木トオル

游木トオル

光のEarth Photo〜熊野。山並み深き森

今年のお盆は、縁あって熊野の地を訪れた。太古からの歴史が積み重なる極めて人間的な土地。その一方で豊かな自然が残る日本の懐かしい風景。そして、日本人と神々との関わりの名残が色濃く漂う聖なる場所を写す
游木トオル

游木トオル

光のEarth Photo〜冬の日差し。アイスランド

東京は暑くて溶けそうなので、冬のアイスランド、レイキャビクの街中にある公園に飛んでみた。気温は零下。太陽はゆっくりと顔を出し、このくらいまでしか登らないまま横移動して、気付いたら日暮れになる。人影もない公園に、優しく、ほのかな日差し。シンとしたきれいな空気が気持ちいい
游木トオル

游木トオル

光のEarth Photo〜夕焼けのナイル川

エジプトの乾燥地帯を流れるナイル川。ゆったりと、豊かに。「水」は命の源。人の体もほとんどは水でできている。日本はなんて恵まれているんだろう。豊かな自然、豊かな森。綺麗で美味しい水
游木トオル

游木トオル

光のEarth Photo〜岩が語りかける道。パタゴニア

以前話したことがあるかもしれないけれど。アルゼンチン、エル・チャルテンから続くこの道を歩いていたとき、突然、岩が圧倒的な存在感を持って僕に何かを語りかけてきた。目にする岩すべてが、光り輝き、まるで意思を持つかのように。よく見える新しい眼鏡をかけたような、本質をぼかすフィルターを取り払ったような、そんな感覚。目から鱗が落ちるということなのかな。岩だけじゃなく、植物が、雲が、山々が、本当の姿を表したあの日の感覚は、忘れられない。そんな感覚を写真に写し撮っていきたい。
游木トオル

游木トオル

光のEarth Photo〜ネパール、チトワンの朝

ネパールは標高差が大きい。低地にあるチトワン国立公園は冬でも暖かく、インドサイ、ヒョウ、ワニ、象、ベンガルトラなどが生息する野生の楽園で、世界遺産にもなっている。公園の近くにある宿のすぐ前には川が流れ、とても濃い朝靄がしばらく立ち込めているので、太陽がかなり高くなってもまだ、夜明けの雰囲気があたり一面に漂う。旅先で過ごす時間に無駄はひとつもない。寝たいだけ寝て、ゆっくり起きて、のんびり歩き、気が向いたらフラッと街へ行き、気合が入ったら公園へ行ってみる。何にも考えない
游木トオル

游木トオル

光のEarthPhoto〜ヒマラヤの聖地ムクティナート

ネパール、ヒマラヤの奥地、ヒンズー教とチベット仏教の聖地ムクティナートにはタルチョがはためく山道がある。富士山より高い標高だけに太陽の力がダイレクトに届く。とてもクリアな空気感の中、気持ちよく歩いていた。
    游木トオル

    游木トオル

    光のEarth Photo〜ブッダの世界。聖なる庭

    ガウタマ・シッダールタ生誕の地周辺はSACRED GARDENと名づけられていた。朝靄に静まりかえった湿地帯を眺めていると、2500年前にタイムスリップしたような感覚が蘇る。ちょうどこの頃ポカラの宿で読んだ手塚治虫の「ブッダ」と同じ世界だ。僕がタイムスリップした過去を写真が写し出してくれる
      游木トオル

      游木トオル

      光のEarth Photo〜仏陀の生まれた地

      ネパールのルンビニに後にブッダとなるガウタマ・シッダールタ生誕の地とされる場所があり、仏教４大聖地の一つとなっている。世界各国から仏教関係者が大勢やってきて、祈りを捧げていた。のちの人間が作り上げた宗教という支配システムの強い力に囚われることなく、ただ仏陀の純粋な想いにハートを同期させようと努めながら、朝靄と砂埃に霞む広大な敷地を歩いた。一人の人間が後の世にこれほど大きな影響を及ぼすことに思いを馳せる
      游木トオル

      游木トオル

      光のEarth Photo〜空と海、大神島

      大神島の空気感って、確かに重みもあるけれども、決して暗い感じはしなくって、むしろ明るくて広がりを持った感じなんだよね。もっと自由でいいんだよ。伸び伸び枝葉を広げていいんだよ。そう言われている感じ。
      游木トオル

      游木トオル

      光のEarth Photo〜太陽と出会う海、久高島

      昨日投稿した道をひたすら進んでいった先に、鋭く尖った岩の海岸がある。サンダルばきの足を切らないよう足元に気をつけながら、岩の上を歩く。ふと目線を上げると、真っ青な海に南国の光の柱が立ち、海面をキラキラと輝かせていた。数秒だったのか数十分だったのか、時間の感覚は失われたけれど、いつまでも煌くあたたかな光が、僕の心に宿ってくれた。神の島、久高島
      游木トオル

      游木トオル

      光のEarth Photo〜久高島、祈りの道

      「道」に惹かれてしまった。沖縄、久高島の御嶽を巡った日。明るく澄み渡った空気感の中、全てが輝いて見えた。一人旅の良さは、ただただ感覚を味わえること。その感覚が体に染み込んでいるから、その瞬間を切り取った写真を見ればいつでもそこに還ってゆける。時間は流れ去るだけではなく、いつでもそこにある
      游木トオル

      游木トオル

      光のEarth Photo〜太陽への道、モニュメントバレー

      もしかしたら、「道」っていうものが、好きかもしれない。ケモノだって道を作り、道を通る。動けば、道ができる。心の営みも道になる。「○○道」っていう類のものには、憧れと、地に足がついた落ち着きが感じられる。道を眺めるときも、そんな気持ちになる。覚悟と、勇気と、希望と。。。
      游木トオル

      游木トオル

      光のEarth Photo〜ギザの夜明け

      旅につきものの偶然の巡り合わせ。その繰り返しで旅が作られると言ってもいいくらい、不思議な偶然に導かれる。ピラミッドの街、ギザに流れ着き、このホテルの屋上から、朝靄と砂煙に霞む日の出を見ていた。怖れずに、流れに委ねたい。なにものにも執着せず、ただ今この瞬間を生きる歓びを、一度知ってしまったら、安全な将来のために生きるなんて、もうできないから
      游木トオル

      游木トオル

      光のEarth Photo〜北海道、屈斜路の夕景

      凍りついた湖の向こうに夕陽が沈もうとしています。姿を現したわずかな湖面に群れる白鳥たちを写真に収めようと、旅行客は夢中でカメラを構えます。そんな様子も微笑ましく、心を和らげてくれるひとときでした。冬の北海道は、寒くて暮らすのは大変ですが、白銀の世界でしかみられない光があります。凍てつく寒さの中でしか感じられないシンとした感動が確かにあります