「泣いてもいいよ」 ~自分を押し殺さない生き方を思い出そう~


少し前に流行った(今も?)「涙活」は、普段我慢している人や頑張りすぎている人にこそお勧めしたいと思います。
泣くことは「アウトプット」のひとつであり、ストレス発散に効果的だとか。


泣くことは悪くない

科学的根拠を言えば、
泣くことで得られる効果は以下の通りです。

・副交感神経が優位になってリラックス効果が得られる
・涙に含まれるストレスホルモン「コルチゾール」が排出される

だから、ストレスが発散されるらしい。

(※ 逆に言えば、涙をこらえると交感神経が優位になって緊張状態になり、ストレスがたまります!)


「泣いてもいいよ」は魔法の言葉

私事ですが、子どもが3歳くらいまでは「出来る母親」になろうと弱音も吐かず、歯を食いしばって育児に専念していました。
理解者も身近におらず、自分が無理をしていることすら気づかないほどでした。

けれど、幼稚園の先生が救ってくれました。それが、

「泣いてもいいよ」

だったのです。

肩の力がすっと抜け、涙があふれました。

子どもだって子どもなりに頑張っている。
親があれこれ心配しても仕方がない。
子どものペースに合わせて見守ろう。

そう思えるようになったのです。

それがきっかけかどうか分かりませんが、子どもの心配事も解消。
親の緊張を子どもも感じ取っていたのかもしれません。


子どものように泣いたっていいじゃない

その子どもは、本当にちょっとしたことで泣きます。
それが子どもにとってのストレス発散なのでしょう。

また、子どもはまだ我慢強くありませんから、悲しかったら泣き、寂しくても泣き、悔しくても泣く。

しかし本来、人間はそのように生まれついているのです。
それが自然体なのです。

成長し、社会に出て行く過程で私たちは「我慢」を強いられていきます。
感情を顕わにするのは良くないことだと教えられます。

それは一見良いことのように思えますし、必要なスキルでもあります。
けれどもそれが当たり前になった私たちは、自分らしく生きることさえ忘れさせられているようにも思えるのです。


子どもが、大人からすれば些細なことで泣いている姿を見ると、この程度で泣くなんてとか、うるさいとかつい思ってしまいます。
しかし後になっていつも、そんなふうに思ってしまう自分が悲しくもなります。


本当は自分も、こんなふうに泣き叫びたいんじゃないか。


そんなふうに思ったとき、自分は自分にブレーキをかけて生きているな、と再認識したのでした。

もちろん、それに気づいたからと言ってすぐに感じたままを表に出そうとは思わないし、実際、出来ない。

けれども、普段我慢している分、ちょっとだけたがを外してみる。
ちょっとだけ自分を許してみたり、好きに振る舞ってみたりする。

それだけでも楽になれるんじゃないか。

そんなふうに思ったのです。



これからは、自分の「好き」や「気持ち」をもっと大事にしていい。
今までの価値観は捨て去っていい
そういう時代が、すぐそこまでやってきています。
(スピリチュアルな世界では次に来る「風の時代」はそのような時代だそうです)

一生付き合っていくのは自分自身だからこそ、そこから湧く感情は一番大事にしたっていいんじゃないかな。

と、この頃強く感じています。

小説を読んで泣く。
映画を見て泣く。
歌を聴いて泣く。
誰かに想いをぶつけて泣く。

とにかく、泣いてみる。
そうしたら、今自分が何に悩み、本当はどうなりたいかが見えてくるはず。

私は最近「愛されていること」や「子供の成長」を感じるとき、ジーンとしてしまいます。


最近泣いてないな、と思ったらストレスがたまっているかもしれません。
上記にあげたようなものを利用し、ぜひ「涙活」してみてはいかがでしょうか。

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