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【生き方】失ってはいけないもの

こんばんは、あんぼです。

先日、健康診断に行ってきました。
新宿駅近くにある大きな施設。

人間が番号で呼ばれてずらずらと並んでいく。
身長・体重測定、視力検査、もろもろ。
集団の中から番号を読み上げられ、部屋に入ると名前を確認される。

血を抜かれたり、白い液体を飲まされて機械の上でグルグル回されたり。。

しかもその白い液体を飲んだ後にゲップをしなければ褒められ、「キレイにレントゲンとれましたよ」とそこも褒められる。

イメージだが、人間という荷物が工場内の流れ作業で運ばれていく様。
スムーズに番号が呼ばれるとなぜか嬉しい。
私もノリノリでその一つの荷物になる。

しかし、最後にお医者さんと診断するときに流れが止まった。
これまでがスムーズだったので待った20分が余計に長く感じた。

バリウム後に飲んだ2錠の薬が効いてきた。
トイレに駆け込むしかない。

すると、私の入ったトイレの個室のフロアに黒い財布があった。
お札が顔を出して膨らんでいる。
トイレでぶっとい財布を見つけたのは人生で2回目。
1回目は宮崎のシェラトンホテル。
ザ・お金持ちが持ってそうな横長の財布。

こういうとき、懐に入れたらさぞかし美味しい夕食に行けたりするのだろう。ただ、ここはもう一人の私が許さない。
さらに私は子供のころ、ひと夏に2回財布を無くして泣きながら探しても見つからなかったトラウマから、同じ思いを他人にさせることができない体になっている。

トイレを出て、中身も観ずにすぐ届けると、案の定、看護師さんら3名が周辺のごみ箱の中に手を入れて探していた。

「ありがとうございます!どこにありましたか?」
「トイレの中です」

看護師さんらは街で偶然ばったり遭遇したかのように3人で喜んでくれた。

ホッとした。

のもつかの間、もう私の番号が呼ばれていて、慌てて診断室⑦番に入った。

急いで入って聴診器を当てられたので心臓のことに触れられたらさっきまでのいきさつを説明しようと準備していた。

「平たくいうと、メタボですね」

全然違ったw

私は人間として失ってはいけないものは守れたが、体重を失くさないといけないことに気づかされた。

ダイエット頑張るしかない。

人間修業は続く・・・😅

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