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自己啓発本は役に立つのか?

私はビジネス関連の本もよく読むんですが、ビジネス関連本の中でも人気のジャンルとして「自己啓発」があります。

古典的なものだとナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」とかスティーブン・コヴィーの「7つの習慣」とかそういうやつですね。

日本人が書いたものでも定期的に自己啓発ジャンルの本はベストセラーになったりしていますよね。

本に限らずセミナーでもなんでも自己啓発というジャンルのサービスは多々ありますが、果たしてこれらの自己啓発的なサービスというのは役に立つのでしょうか?

「役に立つ」というのはつまり「自己啓発本を読むことでビジネス的な成果に繋がるのか?」という意味です。


結論からいうと私は「役に立つ」と考えています。

ただ、元々ビジネスを始める前、またビジネスを始めた直後くらいまでは私はこういった「自己啓発本」には否定的でしたし、あまり読んだこともありませんでした。

正直「自己啓発本読んだところで別になにも変わらないだろ」と思っていました。

しかし自分でコミュニティなどを持つようになったり、ビジネスを教えるようなことをやるようになってから「マインドって本当に重要だな」としみじみ思うようになりました。

人の振り見て我が振り直せではないですが、客観的に多くの人のことを見る機会が出来てからマインドの重要性に気がついたんですね。

「マインド」ってちょっと曖昧な言葉ですが、私はすべての基礎となる「考え方」「物事の捉え方」や「取り組みに対する姿勢」というニュアンスで使っています。


同じことを教わっても成果が出る人と出ない人がいます。
これはなぜでしょうか?

もちろん元々持っていた能力、スキルや、環境(仕事が忙しい忙しくないなど)、人によって前提条件はいろいろ変わってくるので一概には言えないのですが、

しかし経験上一番は「マインドの違い」が大きいと感じています。


例えば、

人に依存しまくりな割に人の言うことは疑ってばかりで素直に聞かない、それなのに上手くいかなかったら全部人のせい、しかも何も続かない、

みたいな人がいたとして、ビジネス上手くいくと思いますでしょうか?

さすがにちょっと厳しいですよね。
↑これらって全部能力とかスキルの話じゃなくてマインドの話です。

ビジネスで成果を出している人と色々話しをする機会も多いですが、(少なくともビジネスに関しては)本当にマインドがしっかりしている人格者が多くて、こちらが恐縮してしまうような場面も度々あります。


以前も記事でマザーテレサの名言として

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」

という言葉を紹介しましたが、これは本当にその通りだと思います。

思考、つまりマインドがすべての基になってくるので、ここが良くないと土台の不安定なところに家を建てようとするようなもので、いずれ崩れてしまいます。

その思考、マインドを矯正する手段としてこういった自己啓発本を読むというのは私は良いことだと今は思っています。


ただ、こういった自己啓発本を全然読んでないけど成功している、という方も当然たくさんいるんですが、そういった方は元々マインドが出来上がっていたのでしょう。

別に自己啓発本を読まずに上手くいっているならそれはそれで全然良いと思います。

しかし今上手くいっていないのであれば、テクニックや方法論の前にそもそものマインドに問題がある可能性もあるので、そこを矯正、修正するためにこういった自己啓発本を読むというのはアリだと思います。

もちろん自己啓発本を読んだ「だけ」で実際に行動しなければ現実は変わりませんが、マインドを修正することで行動にも違いが出てきますからね。

また単純にこういった自己啓発本読むとモチベーションがちょっと上がるというのもあるので、モチベーションが下がっている時に読んだりするのも良いかもしれませんね。

少しでも参考になりましたら幸いです。

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