子宮頚がんのお話、その2。
以前、子宮頚がんのお話。という記事を書きました。
こちらの記事になります↓
もしお時間が許すようでしたら、
先にこちらの記事を読んでいただけると幸いです。
少し長くなるかもしれませんが、
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
男性の方にも関係のある話もありますし、
奥様や彼女、ご友人など、ぜひ子宮頚がんの検査を
薦めるきっかけなどにしていただければ、
とてもとても光栄です。
お盆前に久しぶりの精密検査があり、
お盆が明けてから結果を聞きに行きました。
検査結果は無事陰性をキープしておりました。
ほっ。
長い間病気や術後の経過観察をしたり
色んな検査を受けていたりして、
「検査の結果を聞きに行く」
というような場面にいる時って、
言うなれば、
絶対大丈夫!と絶対なんかない!が
同時に心に存在していて。
少し不安で、緊張しますよね。
私自身の場合は、約4年以上前に見つかり、
それから経過観察を続け陰性になり、
その間自分が努力した部分も多少あったので、
もう99%大丈夫!大丈夫だいじょうぶ!と思って、
いつも結果を聞きに行くんのですが笑
その自分で努力した部分、なんですが
少し、え?と思われた方いますか。
異形成(前癌病変)を自分の努力で
何かできるわけないのでは?と。
私もそれに関して正しいことはわかりませんが
子宮頚がんには自分自身の免疫力が大切なのだそうで
あらゆるところでそういった記載を目にしました。
子宮頸がんは少し特殊?で、
進行する一方などではなく、行ったり来たり、
進行したり消滅(自然退縮)したりをするのです。
少なくとも私自身が経験した限りでもそうでした。
なので今回は、子宮頚がんの異形成が見つかってから
消滅するまでの間に自分が調べたことや
意識していたことなどを書いていきたいと思います。
まずは簡単にですが、子宮頚がんについてから
自分のことを含めて書いていきたいと思います。
前回の記事に書きましたが、
子宮頚がんは、検査などを受けた際に
異形成と呼ばれる前癌病変の段階で
発見されることが多いかと思います。
その異形成と呼ばれるものにも段階がありまして、
軽度異形成、中等度異形成、高度異形成、
という3段階に分かれています。
私は最初、軽度異形成で見つかり
その後軽度異形成と中等度異形成を行ったり来たり
していた感じなのですが、
私の場合、ハイリスク細胞という、
癌化しやすい細胞を3種類持っていることが
検査結果で分かっていたので、
経過観察も長く中、中等度異形成だった時に、
(検査での通院もこれだけ長くなると大変ですし)
手術をご希望されるならそれもひとつの選択です、
と言われたので、中等度異形成が長引いて、
手術を選択される方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、先ほど書いた、
行き来したり、進行したり消滅したり、
ということなんですが、
まず、
軽度~中等度異形成は自然治癒の可能性が高いです。
異形成は、発がん性の高いヒトパピローマウイルスの
感染が原因で発生しますが、
すべてが子宮頚がんになる訳ではないそうで、
その中で高度異形成以上に進行する確率は、
軽度異形成で約10%、中等度異形成で約20%、
反対に自然退縮する確率は、
軽度異形成で約70%、中等度異形成で約50~60%
になるそうです。
つまり、軽度異形成の場合は、
経過観察の間に自然退縮することが約7割、
中等度異形成でも、約半数の方が自然退縮(消滅)する。
ということで、私のように
軽度〜中等度で見つかった場合の
高度異形成に進行する割合は1〜2割なんですね。
そこで影響するものの中に
どうやら「自分自身の免疫力」があるようで。
先ほど書いた通り、子宮頚がんは、
ヒトパピローマウイルスというウイルスに
感染することで発症するんですよね。
だから自身の免疫力が弱まると
悪化する可能性があるということなのかなと、
わたしは解釈していました、単純に。
(ちなみに、ヒトパピローマウイルスは
女性しか感染しないわけではありません。
男性も感染し、陰茎がんなどの原因になるそうです。)
免疫力に左右されるというのは、
おそらく風邪から子宮頚がんまで、
あらゆる病気に言えることなんだろうと思います。
ウイルスなどと戦っているのは自分の体の中のことで
ウイルスに勝つためには、免疫力が高くて
強い状態でなければいけない、ということですよね。
私の異形成が発見された当時、
心身ともにボロボロの時期だったので
免疫力は悲惨な状態だったと思います。
そこで、以前別の記事で書いたのですが、
自分自身のために良い機会だ、
心身を整えることに集中しよう、
と決断し、コロナ禍になってから当時の仕事を辞め、
ストレスをできるだけ抱えない生活をし、
生活面でも色々なことを見直すことにしました。
その時に、心やストレスに関しては、
時間薬と言いますか、すぐに自身でどうこうできない
ことも多いだろうと思ったので、
まずは自分でどうにかできる、
心身の身の部分を整えること、を意識しました。
免疫力を高めるために意識したことは、
まず、食事と睡眠、あとは陽を浴びることでした。
自炊、明るい時間にお散歩、そして寝る!
ですね、単純に言えば笑
それともうひとつ、体温を上げること、です。
体温をというよりは平熱を上げる、ですかね。
…と、そのお話を書き始めたら、
今日の記事があまりにも長くなりすぎてしまったので
その部分を分けて書きたいと思います。
明日、その3にて続きのお話を書きますね。
少しお待ちください。
※
子宮頚がんは自覚症状がないので
(少なくとも私は全くありませんでした、
それは中等度異形成だったときも、です)
検査しなければ発見できません。
発見された時にもうすでに
高度異形成や癌になってしまっていたら、
すぐに円錐切除という手術や、
全摘出しないといけなくなる場合もあります。
すでに癌になっていれば抗がん剤などでの
治療も必要になってきます。
もちろん命にも関わります。
女性の皆さん、10代20代でも、
性交渉の経験がある女性全てが対象です。
ぜひ、子宮頚がんの検査を受けてくださいね。
今回の結果を聞いたあと、
「次の再検査はまた1年後ね」と言われ
(今も2〜3ヶ月置きにお薬は貰いに行ってますが)
この精密検査ルーティンを
約3年間、3ヶ月置き(最後のみ半年空けて)
にしてきた私偉かったな、治ってくれてよかったな、
手術せずに済んでわたしは本当に幸運だったなって、
なんだか少しジン…ときました。
病院が好きな方などいないかもしれませんが
本当に胃がキリキリと痛むほどには苦手で…笑
結局何年経っても、もちろん今も、
精密検査に慣れることはありません。
現在進行形で4年半近くもの間、
ずっと通っている自分を褒めてあげたいです。
(病院へ行って数分から数十分で終わる精密検査
ではありますが、気分の良いものではないので。)
その3はこちらから。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでくださってありがとう。
また気が向いたら、来てくださいね。
サポートしていただけると嬉しいです。