日常に生かすマインドフルネス②◇距離を置いて見守り慈しむ◇
卒業式が終わったばかりですが、来年度に向けて動き出しており、「終わり」と「始まり」が交錯しています。
教師歴20年、心理カウンセラー×ライフコーチ彩葉(いろは)です。
さてさて、わたしが勝手に敬愛する綿本彰先生の『マインドフルネス瞑想指導者養成講座』
今回からは、うまく言語化できるかわかりませんが、わたしが講座を通して学んだマインドフルネス瞑想について、また、「日常に生かすマインドフルネス」についてお伝えしていきたいと思います。
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今この瞬間を、ありのままに感じる
マインドフルネスには二つの要素があります。
まずは
①今この瞬間を感じること(サマタ)
そして
②ありのままを感じること(ヴィパッサナー)
心は移ろいやすく、すぐに過去や未来に行き来して、なかなか定まりません。
そして「こうあるべきだ」などのジャッジ(判断)や「こうでないといけない」などの執着が、わたしたちの心を硬くしてしまいます。
今この瞬間をありのままに感じるには、どうやら少し距離が必要なようです。
怒りや怖れ、様々な感情に飲まれたり、「〇〇すべき」などの「べき」論と一体化したりしてしまうと、今をありのままに感じられません。
ドラマにハマってしまうんですね。
なので、少し距離を置く
そこから「今」を眺める(俯瞰する)
そんな感覚が大切だそうです。
そうして、今の感情や出来事を「客体化」することで、様々な気づきが生まれます。
そうやって、少し距離を置いたところから、ノージャッジで自分自身や起こっている出来事を見守ることが、マインドフルネスなのです。
でもね、機械的に「観察する」感じではないんです。
雲の流れのように
生まれて、うつろい、消えていく
そんな感情や出来事を
愛と慈しみをもって見守る
↑↑ここも重要ポイントな訳で。
マインドフルネスってね、決して無機質な感じではないようですよ。ご存知でした?(←わたしは2年前に初めて知りましたー)
瞑想に失敗はない
今日の瞑想は上手くできたとか、できなかったとか、どうしても最初は瞑想の出来をジャッジしてしまいがちです。
「そっか、そうなんだね」
「こうあるべきだと思ってたんだね」
「そんな風に感じてたんだね」
そう気づいた時点で成功なのだそう。
瞑想に失敗はない。
瞑想を1年続けていくと、うまくできたとかできなかった、とは言わなくなくなる、と綿本先生はおっしゃっていました。
ただ、今日の瞑想はこうだった
淡々と、粛々と
ただ行い、気づいていく
ある出来事が
沸き起こってきた感情が
自分にとって良いとか悪いとかではなく
ただ、そのままを見る
距離を置いて見守り、慈しむ
「今、こうなんだね」
現在地を受け入れることで
「じゃあ、どうしようか」
次に向かう余裕が出てきます。
そんな風に、今に柔軟であること
綿本先生は繰り返し、繰り返し、わたしたちに伝えてくださいました。(3日間、同じことしか言いません!って言ってた笑笑)
(続く)