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保守的なオタクが、Web3スタートアップに転職した話

こんにちは!
Gaudiyという会社で労務をしているmiharaです。
「労務」と聞くだけでは具体的な業務がイメージしづらいと思うのですが、給与計算や社会保険の手続き、安全衛生管理などを行っています。

この入社エントリーでは、石橋を叩いて渡るタイプの私が、なぜWeb3スタートアップのGaudiyに入社することになったのかを綴りたいと思います。
Gaudiyという会社にはこんな人間も居るのだな、という1つの例としてご覧いただけると幸いです。





まずは自己紹介

こんな人間です

広島出身。地元の大学在学中に「東京に居るとオタク業が捗るのでは」と気づき、就職を機に上京
・あらゆるエンタメが好き。オタクの原体験は、幼少期に触れた特撮と某ホラーコメディ漫画
・物心ついた時から心配性で、リスクを取るよりも安全な方法を選択するタイプ
・一方で、好きなものについては探求心が強く、フットワークが軽い

好きなもの

ライブ / お笑い / 映画(特にホラー作品) / 観劇 / 漫画 / 特撮 など

これまでどんな仕事をしてきたのか

新卒入社した会社でシステムエンジニア、2社目で一般事務を経験し、3社目のHR Techのベンチャー企業に総務として転職。その後、人事部門に異動したのですが、そこで労務の面白さに気づき、2024年10月にGaudiyに労務としてjoinしました。


なぜ転職することになったのか

会社も職種も色々と経験した中で、3社目には実に6年ほどお世話になりました。
人にも仕事にも恵まれ、会社に対して不満らしい不満もなかったのですが、勤続年数的にも会社の状況的にも「1周したなぁ」と感じたタイミングがあり、積極的に転職活動をするつもりはないけれど、とりあえず……の気持ちで転職サイトに登録していました。

Gaudiyとの出会い

転職サイトに登録したは良いものの、現職を辞めてでも入りたい!と思える会社にそう簡単に巡り合えるはずもなく。やはりまだ転職のタイミングではないのだなと思い始めていた頃、1通のスカウトメールが届きました。

スカウトメールのタイトルが記載された画像。「【フルフレックス/リモート可】Web3×エンタメ領域で事業成長/海外展開を目指すスタートアップで労務領域を牽引いただけませんか」
届いたスカウトメールのタイトル。エンタメオタクの心はがっちり掴まれました。

いつもであれば、ざっくりと内容を読んで終わってしまうのですが、メールのタイトルに記載された「エンタメ」の文字に目が留まりました。
エンタメ大好きオタクの私は、とうとう運命の会社に出会ったかもしれない!と心躍らせながら文面に目を通したのですが、読み終わった際の率直な感想は「Web3? ブロックチェーン? なんだか怪しい会社な気がする」でした。
私個人が、Web3という概念やブロックチェーン技術に馴染みがなかったこと。また、そうした事業を行う会社で働くイメージを具体的に想像することができなかったため、この会社もきっと縁が無かったのだと感じ、その時はメールを閉じてしまいました。

ですがその後、ふつふつと「もしかして、ここで返信しなければ後悔するのでは」という気持ちが湧き上がり始めました。
例えるなら、心に刺さり過ぎる作品に出会ったときに似ていました。
私は、あまりに衝撃的な作品に触れるとその瞬間は脳内で処理できず「何だか凄いものを見た気がする」という感想を抱きます。ですが、時間を経る中でゆっくりと頭の中が整理され、そこでようやくあれは何と素晴らしい作品だったのかと気づくのですが、正にその感覚に近かったです。

そこで改めて、どのような会社なのかを知りたいと思い、代表 石川さんのnoteを読みました。
その中で、一番感銘を受けたのがこの記事です。

一読しただけでは、ここに記載されている内容の大半を理解できていなかったと思います。けれども、この会社はめちゃくちゃ推せる……!と直感的に思いました。

まず、私はこのnoteを通して、Web3サービスという事業にあまりポジティブな印象を抱けなかったのは、その投機性の高さゆえに「怪しい=利益至上主義の会社なのでは」と感じたのだと理解しました。
それと同時に、このnoteのタイトルにもあるように、Gaudiyは投機性が強すぎる状態を是としていないということも認識し、そこに好感を抱きました。

また、そうした課題の解決を目的として掲げられた、ファンがピュアに楽しめる経済設計をする(「ファン国家」の創設)という壮大なビジョンに、1人のオタクとして激しく共感しました。
というのも、好きなものを100%の無償の愛で応援し続けるということの難しさを見聞きしたり、体感してきたからです。
だからこそ、この「ファン国家」が実現した未来を想像して、胸を膨らませずにはいられませんでした。

チャレンジするべきか悩んだ

とはいえ、本当に転職すべきなのだろうかというのはとても悩みました。
私は子どものころから大の心配性です。リスクを取るよりも、安全で確実な方法を好む保守的な人間で、環境の変化にも敏感な方です。
労務という仕事を面白いと感じているのも、法律や就業規則という明確なルールに基づいて考えることができる=守るべき手段が明確な状態で仕事を進めることができるから、ということが理由のひとつです。
そのため、Gaudiyのような不確実性の高い環境やフェーズの会社に馴染むことができるだろうかという不安は大きかったです。

ですが、一見するとスタートアップ企業にはフィットしづらいように思える「保守的」という性格も、逆を返せば次のような強みがあるのではと思い至りました。

  • 環境の変化に敏感 → 敏感だからこそ、新たな環境にいち早く適応しようと努める

  • 安全で確実な方法を好む → 整理されていない物事をフロー化することが好きなため、仕組み化できそうな業務や効率化できそうな業務について、そのように推し進めることが苦ではない

また、好きなものが関わると探究心や熱量が増すタイプであることも自覚していたため、大好きなエンタメに携わることができる環境であればそうした不安など忘れ、心の底から楽しんで仕事に向き合えるのではとも思えました。
なにより、仕事上で好きな物事に携わることができるチャンスは、これを逃したらもう訪れないのではないか。慣れ親しんだ現職に残ったとしても、数年後、Gaudiyを選択しなかったことを後悔するに違いない!という思いが、最後の決め手になりました。


Gaudiyに入社してみて

日々思うのは「Gaudiyを選択していなかったら、やはり後悔していただろうな」ということです。

いちオタクとしてそう思う理由は、「好きなものを好きと言える環境」があるだけで、こんなにも居心地が良いのかと感じたためです。
そして単純ではありますが、好きな作品タイトルが社内で飛び交うだけで、驚くほどモチベーションにも繋がります。

また、いち労務としてそう思う理由は、自身の労務に関するスキルはもちろん、「労務」という仕事そのものの伸びしろに気づくことができたためです。
Gaudiyでは「Gaudiyらしい労務」や「現状のGaudiyで求められている労務」
が何であるかを考え、行動することが求められる場面も少なくありません。
時には「それって労務の仕事?」と思われるような対応を行うこともあります。
ですが、このように一般的な形にとらわれず、「労務」という仕事を追求することができる環境は非常に刺激的で、そして他の会社では味わうことができなかっただろうなと感じています。

もちろん、入社した当初は業務のスピード感や進め方に色々と戸惑った時期もありましたが、個性豊かで優しさ溢れるGaudiyのメンバーの皆さんに支えてもらったお陰で、今日も楽しく働くことができています!
そのため、次の2点については胸を張ってお伝えできると思っています。

  • 保守的な性格だからこそ、カオスな環境にフィットする強みもある!

  • 好きなものに携わることができる仕事は、とにかく楽しい!!


最後に

Gaudiyはファン国家の実現のために、日々アップデートを続けています。
ですが、事業や組織規模の拡大に伴い様々な課題が出てくるフェーズであり、まだまだカオスな環境下にあります。

けれども、ここまで読んでいただいた中で、少しでもGaudiyという会社に興味を持ってくださった方や、「ファン国家」が実現した未来を想像してくださった方にとって、Gaudiyはこの上ないほどワクワクする会社だと思います。

オタクな方も、石橋を叩いて渡るタイプの方も、そうでない方も、「Gaudiyって良いかも」と思っていただけたなら、ぜひラフにお話しさせてください!(エンタメ作品に関するトークも、大歓迎です!)



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