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ジェネレーションギャップも良いこととして双方から埋めていきたい

世代による価値観の違いや、
圧倒的な経験による違い
ってありますよね。

ぼくは40歳手前の世代ですが、若い人たちや、また還暦あたりの方、定年退職された世代の方々、
どの世代とも違いがあると思います。

昨日、北九州市戸畑区にある明治学園高校にお邪魔し、勉強熱心な高校生の皆さんと様々な話をしてきました。
そこで感じたことをアウトプットしてみたいと思います。

冒頭の写真は、おちまこと|noteさんの作品を使用させていただいています。『ジェネレーションギャップ』で検索させていただきました。ありがとうございます。



①圧倒的な経験の差

分かりやすい例で言います。
高校1・2年生たちに、東日本大震災はどんな印象でしたか?
と問いました。

ぼくたちなんかからすれば時代が大転換した出来事です。
多くの死者も出て、いまでも避難生活を余儀なくされている人、ここ数日の電力切迫状況にも通じることです。昔の話ではありません。

でも、高校生からすれば、
『記憶にない』
『教科書での出来事』
と言ってくれました。

賢い彼ら彼女らは、そういう風に言ってはいけないんだと思って言葉を選んでくださいましたが、単刀直入にたずねると、そういう回答でした。
ズバッと言ってくれた方が気持ちが良いものです。

これは彼ら彼女らが悪いわけでもなんでもないんです。
時間の流れのなかで、新たに生まれてきた命、
圧倒的な経験の差があるのです。
それが故に、認識が異なっていきます。当然、感性だって違っていきます。


②経験してないことをいかに学ぶか

では、経験していない大災害があった歴史を学ばなくて良いかと言えば、絶対的に違います。
しかしながら、学び方は教科書的なものになってしまうかもしれません。

話は変わりますが、
世界大戦で多くの命を失いました。
もちろんぼくも当事者ではありませんが、祖父母は当事者でした。
祖父母から色んな話を教えてもらいました。
直接教えてもらった準・当事者として、子ども達の世代に伝えていきたいと思っています。

絶対に戦争はしてはならない。
どんなことがあっても戦争はしてはならない。
この不変なことを、不変じゃないように伝えていかないといけません。

災害も同様です。
深い絶望や悲しみが訪れ、次の世代には同じことになってほしくないと伝承しつつも、また時が流れ、数世代が経つと、経験の違い、認識の違いにより、また災害に遭うという悲劇が繰り返されます。

ということは、
現代のぼくたちが、いかに、経験していないことでも、自分事として学んでいくかが大切なんだろうと思います。


③ジェネレーションギャップを埋める

災害や戦争のような極端な例で書きましたが、
ささいなことから色んなギャップが世代によってあると思います。

例えば、
情報化社会のこと
人付き合いのこと
男女の役割の認識や感性のこと

身近なテーマから深いテーマまで様々あると思います。

温故知新や
古き良き・・・

など、昔は良かったこと、良かったことが失われつつあること。
そうしたことは、ジェネレーションギャップのなかで積極的にアプローチして埋めていきたいですね。

ただ指をくわえて見過ごすのではなく、積極的に埋めていくようなアプローチを。
(価値観の違う世代に押し付けるのはNGだと思いますね。なぜ良いのか、なぜそうだったのか、その要素や本質を分析して伝えていけたら良いと思いますね)

一方で、
新しい時代、
新陳代謝、
古い水夫が新しい海へ出る、
ナウいこと
(この言葉が古いか?(笑))

新しい世の中を認めていくことも、絶対的に大切です。
必ず、時代はより良く進化していきます。
不合理に進むことはないです。
より便利に、より快適に、より効率的に、より合理的に進んでいきます。

ときには、本質をすっ飛ばして、ただ合理的になってしまっているようなこともあるかもしれません。
新しい時代の感性や文化をしっかりと認めていくアプローチも大切だと思います。

先に書いた内容に繋げて戻りますが、
このような前後の世代のジェネレーションギャップも、
双方から埋めていけるようなアプローチができたらと思います。

えてして、上の世代の方が、経験値も当然多く、そうやってきたという自負もあります。こうあるべきだと、新しい風を否定してしまう傾向も強いかと思います。
もちろんそれもあって良いのですが、
それはそれとして、新しいものを認識していくアプローチがあると良いと思います。

語彙力なく、
『埋めていく』という言葉を使いましたが、ちょっと違いますね。

共感していく、認識していく、馴染んでいく。
そんな言葉がふさわしいのかもしれません。


④高校生の熱心な目線に学ぶ

昨日、学びの姿勢が、とてもとても熱心な高校生たちと
1時間にわたって話しました。
人数規模からして、ぼくが一方的に話す場面が多かったのですが、
その話を聴いてくださる目線や姿勢に、
ぼくの方が皆さんから学んだことが多かったように思います。

親子ほど歳の離れた皆さんに、
ぼくの経験や考え方を話させてもらいました。
皆さんがメモをとっているポイント、驚いたり頷いたりされているポイント。
クロストークの場面でも、皆さんの感性や考え方を垣間見ることができました。

偉そうに、ぼくから教えたことが多かったと思いますが、
皆さんの感性や経験の違いというようなジェネレーションギャップも、こちらからしっかりと埋めていきたいって、そう思えるような、ぼく自身の学びの場になったと思います。


抽象的な話が多くなってしまいましたね。

今日もご覧いただきありがとうございます。
これまでの関連する記事をいくつか貼っておきますね。


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