次は子ども達がみんなに教える番!大学生に見本を見せてもらおう!【未来の種事業】
子ども達は教えてもらうばかりじゃなくて、今度は教える番になってもらいます!!
ちょっとハードルが高いかなと心配しましたが、大学生の親しみやすい導きもあって、子ども達の目の輝きように驚きました!!
北九州市若松区の赤崎市民センターでの未来の種事業です。
前回の第1回、7/27の『あそぼうさい』に続く、この日は2日目です。
前回の様子はコチラ!!
第1回目の『あそぼうさい』では、ぼくたちが持ってきたゲームなどで遊んで学ぶというもので、その学びは『受け身』のものでした。
あそぼうさいの特徴ですが、ちょっとした工夫やアイデアで学びを拡げることができます。
こんな風に、『次は子ども達が伝える立場で実践してもらう』というのが今回のテーマです。
家族や、友達や、地域の人に、
環境のことや、防災のことや、このまちのこと、
この子たちから伝播させていってほしいなという願いです。
『学びの発信』の主体となっていくという、とてもテーマ設定の高いものです。
実施してみての感想とすると、とっても素晴らしかったと思います。
各地で『子ども講座』を実施していますが、
これぞ子ども講座!!という内容でした。
こうした子ども達が育まれていく、まさに『未来の種』事業になりました。
さてさて、
とは言え、とても高いハードルです。
いきなり何かしろと言われても難しすぎますから、
まずは前回のおさらいと、この日のテーマ設定について説明。
教える番になってもらうのは、実は、2週間後の次回です。
この日は、『どんなことしよう?』って決める準備の日です。
白紙の状態から決めていては大変なので、
北九大3Clubの皆さんから、見本を見せてもらいます!!
大学生のお兄ちゃんお姉ちゃんが、3つのグループでの見本を見せてくれます。
子ども達はその様子を見て、
『自分はこれがしたいな』っていうのを選んでいただきます。
謎のようでもありました、この日のタイトルは『えらぼうさい』(笑)
以下の3つです。
①〇×クイズ
②災害クッキング
③劇
とてもとても面白いプレゼンになりましたよ!
①〇×クイズ
とても面白い!!
ただ〇×クイズをするのではなく、すごろく?のように、次に進んでいきます。
次に行ったところの〇や×の札をめくらないと答えが分からない!
違った場合は、また問題のところに戻り、正解の道を辿らないといけません。
また、『どちらも正解』っていうのもあって良いとのこと。
もちろん、問題は防災や環境のこと。ん~どっちだろうって悩むような問題設定です!
クイズ的要素と、探険的なわくわく要素が重なって、面白そう!!
②災害クッキング
災害が発生したら、水が出なくなったり、電器やガスが使えなくなったり、冷蔵庫のものは悪くなってしまったり、お皿や調理器具も洗えなかったり、大変になるよね。
学生が、ひとつひとつ、丁寧に説明を進めていってくれます。
とても印象的だったのが、
「そんな災害時にも、心を落ち着けるために、美味しいものを食べたいよね」っていう説明でした。
サバイバル的な備蓄食料などもありますが、
家庭にあるもので、電力などを使わずに、美味しく食べられるものを作りましょう!!
色々と実践できる例を示していただきました。
百聞は一見に如かず。実食!
ホントにすぐにできる、簡単な一例ですが、
チキンラーメンを、お湯ではなく、水で作ったものです。
20分ぐらい待つそうです。
食べてみよう!
うん!!冷たくて美味しい!!特に夏場は良いね!!
食感も普通に問題ない。
子ども達からは普通に食べるより美味しいと好評!(ぼくもそう思いました(笑))
③劇
北九大3Clubの皆さんによる『劇団シロクマ』の楽しい劇を見せてもらいました。
皆さん演技も上手でしたし、ストーリーも参加型で面白かったです。
ちなみにこんなストーリーです。
とても楽しい劇でした。
防災と、身近なことからできる環境対策についてもちゃっかり入れてくるところも素晴らしい!
また、無関心層の彼もだんだんと引き込まれていくというストーリーもポジティブで良かった!
さぁ!えらぼうさい!!
3つの見本を見せてもらいました。
どれがしたいか手を挙げて!!!
子ども達は希望するところに手を挙げてくれました。
どの班も手は挙がったんだけど、クッキング班が多い(笑)
冷やしチキンラーメン効果か!(笑)
他のチームにも少し分かれてほしいなぁと言うと、
「じゃあ、わたしこっちに行きます!」
と何人かが動いてくれました。(ありがとう!!)
とっても嬉しいですね。
みんな希望してそれぞれの班に属してくれました。
そして、嬉しいことに「あっちもしたいし、こっちもしたい。両方できないですか?」って言い出す子も(笑)
では、チームごとに作戦会議!
先ほどの見本を参考にしつつ、
新たにどんな表現にするか話し合いを進めました。
どのチームも活発です!!!
大学生の柔らかい誘導のもと、どんどん子ども達が前のめりになっていきます。
与えすぎず、引きすぎず。
大学生の関わり方が上手でした。
短い時間ではありましたが、作戦会議を経て、次回の2週間後に発表してもらいます。
クイズチームは、別会場に、探険的要素を含めた〇×クイズを作ります。問題も話し合って決まりました!
クッキングチームは、実際に調理してみんなで食べてみます!完成を待つ時間にレシピカードを作るという提案も!
劇チームは、子ども達がパソコンを駆使する場面も!?現代的〜。スゲ~。打合せや練習の後、皆さんに劇を見てもらいます!!
とても、2週間後が楽しみです!!
子ども達のわくわくがキラキラして伝わってきました!!
学生からこんな声が
『子ども達が積極的で可愛くって、何だか浄化されました!!』
(笑)
ぼくなんかからしたら、学生の皆さんもキレイな眼差しで真っ白で(笑)
そんな学生たちから見ても、子ども達の純粋無垢な姿が嬉しかったようです。
創作的で、
未来を創っていく、人が育っていく、
そんな講座になりました。
北九州市立大学ひびきのキャンパス『3Club』の皆さんの大活躍のおかげでした!!
若松高校インターアクト部からも2人がご一緒してくれました。
また、各チームの可愛いボードなどを作っていただいた(写真撮りそびれた!)市民センターの皆さんに感謝しています。おかげさまで、柔らかい雰囲気づくりになりましたね!
今日もご覧いただきありがとうございます。