見極める方法を教えます。『電線』=「電力線?電話線?」、『電柱』=「電力柱?電信柱?」
台風第14号では、各地で停電が発生しました。
また、風の影響か、電線が切れたとか、電線に物が引っかかっているなどが多発しました。
さてさて、
少しだけ見上げてみてください。
電線って何本もありますよね?
電力の線、電話回線、ネット回線・・・
『とにかく来てくれ』
『どうにかしてくれ』
『切れたら大変だから早めに対応してくれ』
そんな通報が多くありましたが、
誰に頼んだら良いのでしょうか?
(九州では)
電力の線の関係なら九州電力へ。
電話やネット回線ならNTTへ。
それぞれお願いすべきですよね。
対応先が違います。
トヨタ車をマツダに持っていくようなものでしょうか?
ドコモのケータイをソフトバンクに持っていくようなものでしょうか?
住民からすると、同じようなものかもしれませんが、全然違います。
電線の見極め
電線は、よく見てください。
何本もあります。
だいたい、上の方にあるのが電線で、
下の方で、「くるくる巻き」のやつが電話線・ネット回線です。
ハッキリ見極める方法があります。
それは・・・
電力線は、『色』がついています!!!
これは、我が家に引き込まれてる『電力線』です。
青いケーブルが、黒のケーブルと束になっているの、分かりますか?
『電力線』は、切れたりしたときに、触ったら感電して、とても危険です。
なので、明確に色が付けられています。
青だったり、緑だったりします。
家に電気を引き込んでいますよね?
必ず、こうした色のついたケーブルで引かれているはずです。
そのケーブルがどう繋がっていっているか、見てみると良いと思います。
なので、黒一色は、電話線・ネット回線、ということですね。
(最近はネット回線も色々あるようですが・・・)
『でんしんばしら?』
はい、皆さん、これ、なぁ~んだ?
細くて長くて真っすぐ立ってる、線がいっぱい繋がってる物。
『でんちゅう?』
『でんしんばしら?』
でんちゅうは、電柱。
でんしんばしらは、電信柱。
そうです。
電柱は、正式には『電力柱(でんりょくちゅう)』、
電気会社が建てたものですね。
『電信柱(でんしんばしら)』は、電話会社(こちらで言えば、NTT)が建てたものです。
これも似て非なるものですねぇ。
電力柱や電信柱には、それぞれ名前が付いています。
こんな感じで、プレートが付けられていたり、埋め込まれていたりします。
通報したときに、このナンバーを言えると完璧です。
いつも、目に入っているのだけれど、
特に気にしていない、電柱や電線。
ふと足をとめて、見つめてみてください。
生活に欠かせない電力や情報を送り届けてくれる大切な存在です。
いざ、台風などが来て、
自分の生活に支障が出たとたん、『どうにかしてくれ』ってなります。
昨日は、九電さんも、NTTさんも、走り回ってとても大変そうでした。
コールセンターもなかなか繋がらない状態。
それでも繋がった際には、親身に丁寧に、迅速に対応いただきました。
感謝しています。
それでも、、、、
九電さんやNTTさんが、忙しい現場を次々にこなし、
やっと来てもらったときに、
『これ、ウチのじゃないので対応できません』
えっ・・・、そんなこともあります。
適切なところにお願いできると良いですよね。
はたまた、
個人のアンテナやケーブル。
町内会で付けた街灯。
そんなのもあります。
九電さんも、NTTさんも災害時には大忙し。
住民の生活復旧のためのとても大切な人材です。
違う会社さんを呼んでしまうと、無駄足になり、遅れをとってしまいます。
そんなときに、みんなが困らないよう。
そして、普段から生活を支えてくれているものだからこそ、
今一度、チェックしてみたら良いと思います。
今日もご覧いただきありがとうございます。
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