気候変動時代を生き抜く
昨夜、山形県、新潟県で、大雨特別警報が発表されました。
九州などの豪雨地帯である、西日本や太平洋側でなく、東北の日本海側です。
昨夜からずっとレーダーやニュースを祈るように見つめています。
災害の全貌は未だ掴めていません。
どうか命だけは、守られていますように。。。
冒頭の写真は、写真は呼吸さんの作品を使用させていただいてます。ありがとうございます。
東北地方初の大雨特別警報の発表や、
運用後初の線状降水帯発生情報。
現地の方々も「こんなこと初めて」とおっしゃるでしょう。
初めてづくしです。
連続300mmぐらいの雨が降っているようです。
年間降雨量の10分の1が一度に降ると災害が起こると言われています。
調べてみると、山形の年間降水量は、約1,200mmぐらいだそうです。
1年かけて降る雨の総量の4分の1が、ひと晩にして降っているということです。
例えが適切か分かりませんが、
毎日仕事をして、年収400万円の人が、これができたら100万円。ドンと100万円もらうようなものです。
一気に、とんでもない量です。
天気図などを見るかぎり、特異な状態ではなく、ある意味、スタンダードに大雨になっています。
これまでの大雨災害は、
不運なことが2つぐらい重なって、出会い頭の事故のように、たまたまそこで豪雨になるというような感じでしたが、
今回や、近年の大雨災害を見ていると、
教科書どおりの一般的な状況で、豪雨クラスになってしまっています。
たしかに、今回は、低気圧とそれに伴う前線の東進と、太平洋高気圧が高い位置にあって、グルっと回り込んで湿気が入ってきたものだろうと思いますが、
現象としては、そんなに特異なものではないと思います。
また、たまたま、この場所になったにすぎません。
大きな自然のメカニズム。
どこでこのような豪雨になっていてもおかしくはありません。
気候変動時代と言われています。
数年前までは、あやふやになっていましたが、地球温暖化が豪雨災害に影響していると名言されてきました。
既に始まっていて、これからますます深刻になっていくであろう、『気候変動時代』に、ぼくたちは何ができるのでしょうか。
『緩和策』と『適応策』とよく言われています。
緩和策は、地球温暖化をいかに食い止めるかということです。
適応策は、このような中で、命を守る体勢をいかにつくっていくかということです。
ヘンテコリンな梅雨。
梅雨みたいな秋雨。
体温を超えるような猛暑。
近海で発生する台風。
とんでもないコースに進む台風。
気候がおかしくなっています。
魚が泳ぐエリアも変わっています。
花粉症の季節も変わっていたり、
桜も早く咲きます。
地球の中に物凄く暑いところがあれば
物凄く寒くなるところもあります。
豪雪は豪雨以上に命に関わります。
世界に目を向けると、森林が自然発火したり、生き物が住処を追われていたりもしています。
戦後、平和や人権など、
普遍的に大切にしてきた感性があります。
同じように、同等に
環境対策、環境保全。
防災対策、災害対応。
一人ひとりが、当然のこととして、取組むような時代を進めていかねばなりません。
一足飛びにはいかないでしょう。
着実に少しずつ前へ。
ぼくも、ぼくなりに、できることを模索していこうと思います。
今日もご覧いただきありがとうございます。