暮らしとともにある『天気・気象』を学ぼう!〜西門司気象講座〜
2024.7.2(火)
北九州市門司区の西門司市民センターで
『暮らしとともにある「天気・気象」を学び災害に備えよう』という講座を実施いたしました。
西門司については、ずっと色んな活動でお世話になっている思い入れの強いまちです。
今回もこんなに立派な看板を作っていただき、
また様々なおもてなしをいただき、感無量でございます・・・。
ありがとうございます!
今回は、シーズン的にタイムリーな『気象講座』のご依頼をいただきました。
大雨警報も発表され、すんごい雨が降りました。
雨がようやくやんだかな?というところからの気象講座となりました。
話題的にもちょうど良かったですね。
西門司校区は、思い入れが強い分だけ、前半はちょっと違う話題からスタート!
以前に家庭教育学級で、架空のまち探険的な地域を見つめる講座をしたことがありまして、そのときの資料も改めて持出しながらのお話でした。
なお、今回もPTAの皆さんが学びの主体である『家庭教育学級』も共同開催となっておりました。
小学校から教頭先生もご参加でしたし、若いママたちも、数名おられました。
印刷して配布されたこのまちの地図にポイントをいくつも示しておりまして、別の紙には、写真があります。さて、どこの写真でしょう?というクイズ形式です。
どれもこれも、歴史やこのまちの魅力に関係していたり、
このまちの地形や水の流れを見つめるものです。
ポイントごとにその意味を解説させていただき、次からこの辺りを通るときには、その『視線』が向くのではという狙いです。
前半は、こうした、自分たちのまちを、改めて見つめていくことを行いました。
このまちの地名や地形。
それに伴った備え方や暮らし方。
このまちの先人たちからしっかりと受け継いできたものも感じます。
休憩をはさんで、後半!
いよいよ本題?(笑)
天気・気象の話に入ります。
暮らしのなかにある天気・気象。
上手く情報キャッチできると、もっともっと暮らしやすくなるのかもしれません。
気象衛星や天気予報のニュースなんかが無い時代。
自然と共存・共生していた昔の人たちは、色んな情報をキャッチして天気を予測していたそうです。
いまは、情報化社会。
スマホをひとつ押せば、天気もタイムリーに適確に分かる時代です。
であるが故に?
自然が遠く感じてしまったり、
情報をしっかり入手できていなかったり、
情報を活かすことができていないということもあるのではないでしょうか?
暮らしとともにある天気・気象だからこそ、目線を向けて、キャッチしていきたいですね。
そんな冒頭のお話から、
具体的な天気予報の話へと進んでいきました。
天気予報は、『はずれる』とよく言ってしまいますが、
実は『ずれ』てるんですね。
ちょっと場所や時間が前後したりするものです。
広い目で天気予報を見てみるとたいてい当たっています。
自分の頭の上に落ちてくる雨だけを見て、当たりハズレを言ってはいけません。
つい2日前の気象レーダーを皆さんにご覧いただきました。
全然雨は降らなかったねっていう思い出しかありませんが、
実は、ちょっと近くで、物凄い雨が降ってるんですね。
ちょっとしたズレです。
これが直撃していたらひとたまりもなかったです。
あぶなかった・・・。
このように、ちょっと広い目線で見てみたり、情報をキャッチしてみると、また違って見えてくるものがあります。
情報の『捉え方』について、
『色』の話もさせていただきました。
言葉が難しいんで、色で情報を見分けましょう!!
また、雨量がどれぐらいの目安があるんだろうとか、
各地の災害がどれぐらい雨が降ってるらしいとか。
天気予報では、サラッと情報を言われますが、その量がどれぐらいのものなのか、理解できなければ情報として役立ちませんよね。
地球温暖化の影響や、それへの『適応策』、そして『抑制策』についてもお話を進めていきました。
最後には、天気予報のクイズも足早にさせていただきました。
せっかくなので、一問だけ貼っておきましょうね。
とってもボリューム満点の気象講座となりました。
ちょっと専門的な話題にも関わらず、皆さんの目線はしっかりと前を向いていて、とてもよく聞いてくださっておりました。
とても勉強熱心な皆さんで、講座終了後もご質問に来られる方もいらっしゃいました。
講座での使用スライドを貼っておきますね。
200枚以上のスライドがあったので、9アップですが、めっちゃ重たいです(笑)
気候変動の時代。
地球温暖化がどんどん進みます。
情報化社会も進展します。
この時代に生きるぼくたちが
自然と共存・共生していることを、今一度考え、そして目を向け、
便利になった情報などは、もっともっと有効に活用して、
より良い暮らしを実現していきたいですね。
そして、未来へと、この星の豊かな環境や暮らしを引き継いでいけるようにありたいですね。
貴重な時間のなか、この記事をご覧いただきありがとうございます。