若者のチカラと、コロナ禍で急上昇した『あそぼうさい』プログラム
ぼくたち、認定NPO法人好きっちゃ北九州の活動で、子どもから大人まで、とっても人気があるコンテンツ『あそぼうさい』です。
遊ぼう!と防災を合わせた『あそぼうさい』は、
楽しみながら防災について学ぶことができるコンテンツです。
『地域づくり』をテーマにしている好きっちゃにとって、あそぼうさいは、地域に入っていき、多世代が交流できるツールとして開発してきました。
北九州市は、小学校のような小地域をコミュニティ単位として、市民センターなどを中心に、各地での活動が行われています。
子どもを対象にした講座や、
地域づくりに関する取組みなどにおいて、
『防災』と、子どもを含めた多世代での『遊び』の双方の要素をもつあそぼうさいは、とても取り入れやすいコンテンツとなっています。
少しだけふり返ってみると、
コロナ禍で、ぼくたちのような市民活動というのは、エッセンシャルな要素が少ない分、どんどんと活動が停滞していきました。
まちづくり!とか、郷土愛の育み!!とか、
感染パンデミックの世の中で、人と人とが接することができないご時世のなかで、ちょっと今は休止しておこうという流れでした。
一方で、災害は待ってくれません。
大雨は降るし、各地での地震も頻発しています。台風も進路や季節感がおかしくなっています。
明らかに、温暖化による災害の頻発化も肌で感じるほどになってきました。
同じまちに住み、暮らし、自然と共存していく。
そんな各地での『地域課題』において、災害対策、防災の取組みは、コロナ禍でも待ったなし、の状態でした。
各種の活動が、停滞、縮小、中止されていくなか、防災だけは何とか続けていかないと・・・という地域づくりのニーズがありました。
また、
やっぱり子ども達に何かさせてあげたい!
子ども達に何か楽しみを!!
ずっと家に閉じこもっていて、人と接したり、思いっきり遊んだりできない子ども達を見て、何かできないか・・・、というニーズが吹き上がりそうでした。
そんな、コロナ禍での『防災』と『子ども』というニーズに合致したのが、このあそぼうさいでした。
おかげさまで、コロナ禍でも、あそぼうさいの活動がどんどん忙しくなっていきました。
コロナ禍でも飛躍していった、とても大きな成果でした。
また、好きっちゃでのあそぼうさいの取組みの素晴らしさの筆頭には、
『若者のチカラ』があります。
各地でのあそぼうさいの取組みをするにあたって、
『好きっちゃアカデミー』という、好きっちゃと連携した学生達のネットワークを通じて、多くの生徒・学生が、様々な地域に足を運んでくださって、一緒に活動しています。
子ども達にとっては、高校生や大学生のお兄ちゃんお姉ちゃんは、自分達よりも随分と身体が大きくってオトナ。だけど、歳は数年ぐらいしか変わらず、お母さんやお父さんよりも随分若くって、何だか親戚のお兄ちゃんお姉ちゃんみたい。
自己紹介もほどほどに、すぐに手をつないで遊んでいます。
そんな斜め上の存在がとてもとても、子ども達には喜ばれます。
また、地域の中にぼくたちや、アカデミーメンバーのような若い世代が参画していくことで、地域の皆さんも微笑ましく、喜ばしく感じてくださっているようです。
今年度、北九州ESD協議会から、「チーム活動推進事業」の助成をいただき、あそぼうさいコンテンツの『動画化』を進めております。
つい昨年度まで、アカデミーメンバーだった、今やウチの団体の若きエースのたにじゅんが、せっせと動画撮影、そして編集作業をしてくれています。
『あそぼうさいコンテンツの動画化』、ぜひチェックしてみてください!!
どれも、1分で作成されていて、アッと言う間に終わります。
ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
あそぼうさいについては、知ってるし、いつも写真では見てるよっていう人も、百聞は一見に如かず。この動画を見てもらえたら、へぇー!ってなります。
ぜひぜひ、ご覧ください。
この動画化の狙いについては3つあります。
①あそぼうさいって何だろう?やってみようかなぁ、っていう興味関心を向けていただきたいということ。
②あそぼうさいを自分達でもやってみよう!という各地への展開を期待していること。
③アカデミーメンバーのように、あそぼうさいに参画する新規人材にとって、すぐに理解できるものであること。
今年度、全部で、15個の動画を作る予定にしております。
たにじゅん頑張って!!!(笑)(←入門は何もしません(笑))
また、かっこいい声のナレーションは、北九大の学生さんと話していて、その声の良さに一目惚れならぬ、一耳惚れして、お願いさせていただきました。修正・改善を何度もさせられながらも、ガッツを持って取り組んでくれていて、とても嬉しいです。おかげさまで素晴らしい作品となっています。
あそぼうさいコンテンツの代表的な遊びである『緊急速報ハンドベル』は、遊び方の説明がなかなか難しいもので、この説明動画を産医大の白石さんが登場、撮影してくれました!
このように、現場も、内側も、若者のチカラで、活発化してくれている『あそぼうさい』です!!
とてもとてもとても嬉しいことです。喜ばしいことです。
本当にありがとう。
前述の、北九州ESD協議会の助成金の成果報告について、催促いただいております(笑)
改めて、今年度の活動について、統計をふり返ってみました。
令和5年度1年間で・・・
あそぼうさいに関する活動は、
なんと、32回!!!
ひえー。10日に1回はしているという換算ですね(笑)
そして、参加者数は・・・・
驚きの・・・
8,542人!!!!!!
こんなにも多くの方が、今年度、『あそぼうさい』に触れていただきました。
ありがとうございます。
そして、あそぼうさいに関する活動に参画していただいた、好きっちゃアカデミーのメンバー数!!
延べ359人!!!!
こんなにも多くの大学生や高校生が、あそぼうさいの現場で活躍しています。
とっても素晴らしいですよね。
ありがとうございます。
広い北九州市内の各地での活動に、学生達は、電車やバスを乗り継いで、現地集合で来てくれています。
貴重な時間を割いて来てくれて、バイト代にもならないし、現場によっては往復すると足りないときもあると思いますが、交通費を1,000円ずつお支払いさせていただいてます。
ぼくたちの活動経費や交通費も必要です。
正直に申し上げまして、あそぼうさいは、やればやるほど赤字が膨らんでおります(笑)
そこで、皆さんからのご寄付で、何とか運営できている状況です。
若者達が頑張っていますので、ぜひ、応援していただけたら嬉しいです。
noteでの『サポート』も大歓迎です!!
あそぼうさいのコンテンツづくりをしていて、数字をまとめていたら、ぼく自身さえも驚く数字となりましたので、アウトプットさせていただきました。
今日もご覧いただきありがとうございます。
関連する記事をいくつか貼っておきますね。
<1年前の”今日”の記事★>
<2年前の”今日”の記事★>
これは、ぼくのアウトプット歴のなかでも、最優秀賞と言っても良い記事ですね。