スポーツで学んだ奉仕や利他の心
この連休中に、息子たちのバスケの試合を見ていて、ぼく自身、野球少年だった頃の気持ちを思い返したりしていました。
同時に、昨日、サンデーモーニングで、メジャーリーガーのエラーの場面を見ました。
カバーリングができておらず、悪い連鎖がいっぺんに起きてしまったワンシーンでした。
この2つの事が、この記事を書くきっかけになったのですが、
『カバーリング』など、ほぼ報われないことも、全力でやっていました。
どの言葉が適切か、選びきれなかったのですが、
チームのためへの自己犠牲、
チームへの奉仕の気持ち、
自分のことではなく利他の気持ち、
率先垂範とも言えるのかも。
何だか、そんなようなことです。
(語彙力が無くて申し訳ないです)
具体例を挙げた方が分かりやすいですかね。
例①:野球・ライトのカバーリング
ぼくは運動音痴で、小学生の頃は、一番下手な人のポジションであるライトが多かったです(笑)
小学校の野球なんかは、ライトにはあまり打球は飛んできません。
そこで、一番の役割は、ファーストへのカバーです!
打球の多い、サードゴロやショートゴロから、ファーストへの送球が逸れてしまったときに、ファーストの後ろまでライトがカバーに来ていることが大切です。
打球を取ったり送球したり、アウトにするプレーには一切関わらないのですが、全力疾走、息をあげてカバーリングに徹します。
ド下手だったぼくでもできることでした。
なので、それだけでも一生懸命しようって心がけていました。
カバーリングをサボったりしたときに、目に留めて、わざわざ叱ってくれていたコーチに感謝しています。(当時はめっちゃ怖かったけど(笑))
ぼくの人生でのスポーツ精神は、ここから始まったように思い返していました。
例②:その他野球のカバーリング
せっかく野球の話題になったので、もう少し例を出しますが、
例①と同じ内野ゴロのカバーリングにおいて、
実は、キャッチャーもファーストのカバーに走ります。
キャッチャーはじっと様子を見ている印象がありますよね?
違います、内野ゴロが飛んだ途端、打者と一緒に、ファースト方向に走っていきます。正確には、カバーリングするため、一塁ベンチの方に向かって走ります。
外野手のカバーもあります。
例えば正面のセンターフライが飛んだとしたら、ライトとレフトはセンターの背中の後ろまでカバーに走ってきます。
こんな例もありました。
レフト正面のフライを日光と重なって見失ってしまったのですが、
センターからカバーリングに走ってきたイチローが取ったということがありました。
カバーリングでも全力で走ってないと間に合わないプレーでした。
ちなみに、野球はどんな打球や送球においても、全ポジションがカバーリングを含めた何らかの役割があります。
ボケ~っと見ていることなんてありません。
例を挙げるとキリがないので、これぐらいにしておきましょう(笑)
何らか、自分にできることがある。
どんな場面でも、何かすることがある。
仲間のために、何かできることはないか?
そんな気持ちを野球を通じて育んだと思います。
例③:バスケット
息子たちのバスケットの試合を見ていて感じました。
バスケットはキツイ競技です。
また時間の制約のなかで全力を尽くしていかねばなりません。
キツイときに、仲間のために走れるか、です。
例えば、速攻のチャンスがあったとして、前に前に全力疾走する。
走っている選手が多いほど、ディフェンスも注意しなければならない箇所が増えますから、攻めやすくなります。
ボールに関わらなくとも、前に走っていく。
そんなスポットライトは浴びないんだけども、大切なプレーです。
ディフェンスのときも同じです。
自分たちのゴールを守るために、いち早く、全力で戻って守備に転換しなければなりません。
キツイのは分かっています。
でも、チームのために、自分のキツイのをおして、貢献できるか、そんな気持ちが大切です。
息子たちもプレーのなかで、少しずつそういう行動ができています。
縁の下の力持ち的な活躍であっても、そうしたプレーは特に褒めてあげたいと思います。
シュートの成功確率が上がるのも大切なのかもしれませんが、
スポーツを通じて学ぶことが、こういう場面に多いにあるからです。
競技は違いますが、ラグビーなんかは、こうした精神の代表的なスポーツですよね。
身体を張ってフォアザチーム!
仲間のために、繋げて繋げて、走って走って、前に進みます。
ラグビーはプレーしている人自身が一番素晴らしさを知っているって言いますよね。
例④:準備・片付け
部活やスポーツには、集団行動が不可欠です。
また、チームの練習や片付けのために、どう素早く行動するかが大切です。
自ら率先して、準備や片付けに取組む選手が多いほど、練習時間が確保できます。
逆に言えば、そういうことができない選手がいたとしたら、悪い影響が広がります。
そんなチームは必ずと言ってよいほど、弱いです。
「ぼくがやります」っていう気持ちと行動力。
社会に出たときに、絶対に大切だと思います。
率先する気持ち、行動。
スポーツに学びました。
例⑤:声を出す
スポーツにおいて、特に団体競技では、
すぐに、誰にでもできる、奉仕や貢献。
それは、声を出すことです。
仲間を励ましたり、
雰囲気を盛り上げたり、
強いチームは、よく声が出ます。
仲間同士の声掛けができます。
プレーが下手でも声は出せます。
声だしだけは負けないと思ってました。
特に少年スポーツでは、この声出しの意味が通じないところがあります。
ただの強制だとか、無駄だという意見もあるようです。
意味づけを間違ってしまえばそうなるかもしれませんね。
声出しは、会話です。
声出すのもキツイときもありますし、大声出すのはためらうときもあります。
でも、そんなときに、いかにチームのために声を出してあげられるか、仲間のために声をかけてあげられるか、そんな気持ちが大切だと思います。
まとめ
息子たちのプレーを見ていて、自分の経験も思い返しました。
また、意味のないようなプレーにも、どういう意図や理由があるかも、言語化することができました。
決してスポットライトは当たらないのだけど、
キツイなかでのプレーかもしれないけど、
仲間のために、チームのために、一歩でも少しでも貢献するっていう気持ち。
奉仕というべきか、率先というべきか、言葉が良く分かりませんが、
そんな気持ちをスポーツを通じて学んできました。
下手なりにでも、スポーツに励んできて良かったと思います。
スポーツ以外の生活のなかでも、こうした精神や気持ちは、とても活かされていくことが多いと思います。
息子たちも、どんどん学び、自分のものにしていってもらいたいです。
今日もご覧いただきありがとうございました。