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参加してもらうには『敷居を低くする』

講座を企画・実施する際に、いろんな意義や目的を詰め込んで、企画・検討を進めていくんですが、
肝心の受講者・参加者がなかなか集まらないっていうことはよくあります。

依頼いただく講座には、動員・半強制みたいなものももちろんありますが、
主体的に、参加したいという意思をもって参加いただくと、より良いと思います。

多くの方に参加していただくには、
『敷居を低くする』ことが重要なのかなと思っています。

ひとつは、
空間の安全性っていうか、知らない人ばかりだったり、ちょっと気マズイところには、誰でも行きたくないですよね。
安心して来てくださいっていう関係づくりや、こんな人たちが参加していますよっていうアナウンスも重要だったりしますね。

もうひとつは、
面白そうって思えるかどうかですね。
知識・経験として、自分にメリットがある!と思える内容であればとっても良いと思います。
そんな『意義・理念』から参加の動機をもってもらえると良いですね。

しかしながらー!!!

「意義・理念」だけじゃ、なかなか人が集まりにくいんですね。
個別具体的なテーマのもと、興味関心層をターゲットとするような講座なら良いのですが、
まずは参加してもらうことが意義のひとつであったり
無関心層を取り込むような講座の場合は、いくら意義や理念、目的を主張したってなかなか・・・。

参加してもらうことが第一歩であり、
そこから感じ取っていってもらえたら良いなと思っています。

そこでそこで、
「何だか楽しそう」「珍しそう」みたいな、くだけた感じが良いのかなと思っています。
楽しそうなところに人は集まります。
意義・理念は高くっても、難しい(楽しくない)のはどうかなと思います。

なので、グッと敷居を下げてあげると良いのかなと思います。
気軽に参加できる感じがイメージできたり、
それなら自分も参加できそう!って思える内容であったり。

まずは、参加していただくことが重要です。



情報化がどんどん進展し、
数秒のCMさえ待つのが億劫になっています。

これまでは、
「蓋を開けてみなければ何か分からない」というようなワクワク感が面白がられていましたが、
『中身が何か分からない蓋は開けない』っていうご時世です。

「とりあえず来てみてください!絶対面白いから!」って言われても、誰も来ません(笑)

つまり、
『ネタバレ』させておくということですね。

種明かしをしておかないと、結果が見えないから参加さえしないってことですね。
悔しいけれど?(笑)不本意かもしれないけど?(笑)
少しだけネタバレさせて、具体的にこんなことあるよって示して、
案内することで参加しやすくなるのかなと思います。

最近のテレビ番組や、動画でもそんな構成になっていますよね。


また、最近では、プロセスエコノミーとも呼ばれる、
制作過程や、準備の道筋をあえて見せて、関心を高めていくような見せ方も流行っていますよね。

例えば、SNSでの宣伝をするのならば、
完成したチラシだけで来てくださいって案内するのではなく、
「準備が進んでます!」っていう途中の過程をどんどん発信することでファンが増えていくと言われています。


連続講座や、他の実績のある講座・講師なら、
前回の様子みたいな写真を添えるだけでも雰囲気が伝わるかもしれませんね。
自分が参加するイメージがわくことで動機が高まります。
他にも、「受講者の感想」などを添えても良いかもしれませんね。
講座後の姿に自分を重ねて、同調・共感できたら、参加したくなるかもしれませんね。


別の研修を企画するなかで、こうしたポイントを話し合っていたので、思いつくまま書いてみました。
ぼく自身も企画側・広報主体として、もっと気をつけていきたいなと再認識しました。



【余談・・・】
冒頭の写真と同じですが、
今日はこんな講座です。
(市民センターの職員さんが作ってくださいました。カワイイですよね!)
民生委員さんや福祉協力員さんなど、参加者の母体は定まっていますが、プラスして自由参加を募っているそうです。
普段なかなか考えないテーマでありつつ、難しく奥深いことなんですが、敷居をぐっと低くして、参加するきっかけ、みんなで考えるきっかけをつくることが目的です。

このカードゲームはオリジナルのもので、その仕組みや仕掛けは、またそのうち発信しま~す。


今日もご覧いただきありがとうございました。

さて、講座の準備、ラストスパート!!


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入門真生/認定NPO法人好きっちゃ北九州/学びと気付きのアウトプット
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