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昨日、10月14日はPTAの日だったそうです。
昭和27年のこの日、日本全国でのPTA組織が設立された日だそうです。
知らなかった~。

これとは関連はありませんが、急に、ここ数日、めまぐるしくPTA活動があっています。コロナが落ち着いているというのもありますね。

僕は、中学校、小学校、保育園と3つ、それぞれにPTAの役をさせていただいてます。(謎の抽選で決まっているのもあります(笑))
他にも、おやじの会や、役は持っていませんが学童保育クラブの父母会や、子どもの習い事でも保護者どうしの集合体もありますよね。

PTA活動には、色んな意見の方がいらっしゃるでしょうが、僕の関連している各活動はとても活発だと感じています。皆さん、子ども達のために!という気持ちを真ん中において、できる人ができることをする!という雰囲気です。皆さんの想いや活動にとても感謝しています。

僕自身のPTAなどでの関わりや、これまでの活動でのPTA世代の方々との地域づくりでの協働や、家庭教育学級での講座などで、学んできたことを、少しだけまとめてみたいと思います。

特に、今年の5月に、北九州市門司区内の全市民センター・小・中学校を対象とした研修会を担当させていただいたときに、色々と調べたり考えなおしたりしました。これがとても良いきっかけになっています。
このときは、「家庭教育学級」をテーマにして、市民センターの皆さん向けと、PTA向けを別々に実施しました。
コロナ禍でもありましたので、PTA向けについては、動画で配信することになりました。(約20分の動画です。ご覧いただけると嬉しいです)
以下の文面をご覧いただいて、興味もたれた方は、是非ご覧いただけると、同じようなことを話しています。


①PTAって何の略?

僕は、思い込みで、
P=ペアレンツ(親)
T=ティーチ(教えること)
A=アシスタンス(補助する)みたいな
親が教育を補助するっていうような意味合いだと思っていました。

これ、全然違いますね!(笑)
調べてみると・・・

P=ペアレンツ(親)
T=ティーチャー(先生)
A=アソシエーション(組織)

Aは、組織のことなんですね。
保護者と先生たちで組織するっていうことですね。

残念ながら、下のような残念な雰囲気のPTAも多々あるんではないでしょうか。

「子ども達のため」を真ん中において、保護者達が主体的・自立的に活動をしていくことが大切ですよね。

先生方とはしっかりと連携を図って、おんぶにだっこにならないようにしたいですね。

本来、PTAは全保護者で構成している団体なのですが、役を持ってる人だけがPTAで、その他の人たちは別っていう雰囲気もあるんじゃないでしょうか?み~んなでPTAです!


②任意加入制度

最近、話題になっているとても難しい課題です。

賛否両論あるので、この場でとやかく言うつもりはありませんが。

PTAに参加するかしないかを、各保護者が選択できるというものです。

おそらくPTA活動を経験してこられた多くの方は、子どもが入学なりした時点で、イコール、親はPTAの一員であるという認識だったと思います。
この入口部分で、入る?or入らない?という選択肢があるということですね。

まあ、団体格としては、そもそも自主的な任意団体ではあるわけですけどね。

会費のこともありますし、やる気のないひとを無理に巻き込むのは双方にとって負担があるというところもあります。

こうなってしまうと、入るメリットは?デメリットは?という論点が出てきてしまうのは自然な流れですよね。

北九州市内でも、既にこの制度を始めている学校もあります。
今後の流れを注視したいと思います。


③『地域教育』について

北九州市では、子ども達の教育において3つの柱を定めています。

自助ー共助ー公助にも通じるものはありますが、
学校での教育や家庭での教育に並んで、『地域教育』があります。

地域で子ども達を育んでいくということです。

それはそうなんだろうけど、このご時世、なんだかしっくりこない・・。
ということで、こんな風に言い換えました。

イメージとして、親や先生のように、ベクトルが上から下に向いているというわけではなく、このまちの中で、子ども達が育っていっているというような、ベクトルが下から上へのようなイメージです。

子ども達は、親や周りの様子や雰囲気を見ていると思います。
PTAの活動でもそうだと思います。
親どうしで繋がり、「子ども達のために」と、地域の一員どうしで協力し合う活動は、そのまちの雰囲気や想いの醸成だと思っています。

親を含めて、そのまちの人達に囲まれて、子ども達が育っていく、ということですね。


④町内会・自治会の未加入・脱退問題

どこの市町村でも同じ課題があるでしょうが、何においても不便なく、情報化社会が進展するなかで、メリットを問うての地域コミュニティの希薄化がどんどん進んでいます。

PTAの課題と地域コミュニティの課題は、そっくりです。

人と人とが繋がるためのきっかけのツールというのが一番のメリットだと僕は思っています。
人が繋がった結果として、このまちの地域愛が一層と育まれ、その後には、そのまちで育っていった子ども達が郷土愛や自己愛に繋がっていくものと信じています。

僕たち、NPO法人好きっちゃ北九州では、色んな地域に入りこみ、そのまちの皆さんと協働により、こうした人の繋がりや想いを育む活動をしています。

目の前の負担やデメリットはあるのかもしれませんが、もっと目には見えない、すぐには気付かない価値があるのではないかと思っていただけたら嬉しいです。

僕自身としては、外側からのNPOプレーヤーとして、地元のPTA等の一員として、両面からできる限りのことをしていきたいと思っています。

きっと、僕や妻の背中を姿をみて、ウチの子ども達もそうした目線や想いが、知らず知らずのうちに育まれていると良いなと思います。

いただいたサポートは、NPO法人好きっちゃ北九州の活動費に、大切に活用させていただきます!!