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遊びながら学んで!気付きの目線を育てよう!徳力児童館あそぼうさい
昨日、年の瀬いっぱいに!(笑)
今年最後の活動をしました。
北九州市小倉南区の徳力児童館でのあそぼうさいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1672268088593-1wIRugarJS.jpg?width=1200)
今回は、単なるあそぼうさいではなく、
児童館の先生たちとコラボした創作的な活動でした。
KID's workの大久保さんと、徳力児童館の片山先生にお誘いいただいて、以前にも実施したあそぼうさいを、今度は先生たち自身で創りたいんだということでした。
創作段階の記事がこちらです。
6つのブース遊びをしました。
そのうち5つは新作!!という画期的なものでした。
先生たちが2つ。
北九大MATE'sが1つ。
ぼくが2つ。
つくっていきました。
また、明治学園高校の皆さんも参加してくださって、とても上手にご指導されていました!!
とても頼もしい皆さんで、また来たいです!!って言ってくれたのが嬉しかったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1672268360918-5KXjWHTAbm.jpg?width=1200)
さて、それでは新作紹介します!!
①消火器体験!!!
児童館の先生による力作!!
![](https://assets.st-note.com/img/1672268406207-BwEE8hoQI2.jpg?width=1200)
これは創作力が凄まじかったです!
的の部分に、適確に空気が当たるとクルクルと回ります。
消火器の使用ポイントのうちの2つ。
適切な距離(離れすぎない)ということと、
しっかりとノズルを向ける(的に当てる)ということを体感できるものでした。
ちょっとしたアイデアから、ここまで行きついたのが素晴らしかったです。
②避難リュック作成、グッツ釣り
これも、アイデアから実現までの実行力が素晴らしかったです。
防災グッズには様々なものがあり、それぞれの状況によりニーズが異なります。
お題に応じた、自分がほしいグッズを釣り上げるものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1672268657530-7woUYBjF3U.jpg?width=1200)
磁石とクリップで、遊びを上手につくられました!
それだけでも十分楽しいんですが、防災の要素を混ぜ込んだ素晴らしいものでした。
さらにさらに、もうひと工夫!!
防災グッズ、どれもほしいです。いっぱいあるにこしたことない・・・!
でもでも、多すぎると持てないよ!!
釣ったグッズの裏には、その『重さ』が書かれています。
自分のグッズの総重量を計算して、何キロ以内っていう制限があります。
子ども達も四苦八苦して、自分なりの防災グッズを揃えていました。
理想と現実を合わせた、とても面白いゲームでした。
③創作!津波の威力実感
これは北九州市立大学防犯・防災プロジェクトMATE'sの皆さんが創作してくれたものです。
津波に関するプログラムがあまりないので、つくってみよう!というチャレンジでした。
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レゴブロックや、紙粘土でつくった人形を並べます。
そこに、滑り台になった傾斜にビー玉を転がして、その破壊力を見るものです。
滑り台も、直滑降のものや、段々が付いていて滑り落ちるスピードが違うところもあり、工夫されていました。
子ども達は、レゴブロックで自分なりの建物を造ったりして遊んでいました。
強い建物はびくともしなくても、外にいる人形は一網打尽になりました。人間は逃げるしかないね。
子ども達の創作力をくすぐる、面白いチャレンジでした。
④てんぷら油の消火訓練
ここからは、ぼくがつくったゲームです。
これまで消防に関するゲームは(あえて)つくってこなかったのですが、北九州市内で、てんぷら油から出火した大火があり、悔しくて悔しくて・・・。
てんぷら油から出火した際には、濡れたタオルによる窒息消火が最適です。
(慌てて水をかけたら爆発します・・)
なので、濡れタオルをかけるところを訓練したいのだけど、それだけじゃ面白くないですよね。
なので、輪投げをして、まずは遊びます。
![](https://assets.st-note.com/img/1672269219784-m7K3waTmIi.jpg?width=1200)
輪投げのコツって、なるべく近くから、フワッと投げることですよね。
足元は、ここから投げるっていうところがあっても、腕をのばして近付けながら投げる。うんうん、この感じ。
子ども達は、輪投げがどんどん上手になる(笑)
輪投げをひとしきり楽しんだ後に、隣りには、これが・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1672269319858-OWa2pinZbi.jpg?width=1200)
てんぷら油の鍋から出火したと見立てたものです。
壁には説明も添えています。
そのものがコレです。
![](https://assets.st-note.com/img/1672269382892-YYpV9ENPxq.jpg?width=1200)
恐ろしさを教えた後、
タオルをかけるチャレンジだ!!
![](https://assets.st-note.com/img/1672269434227-99L6ura7th.jpg?width=1200)
最初は上手くいかない子ども達も、何度もやるうちに、とても上手くなりました。
適度な距離感や、投げるようにしてしまうと、適切に当たりません。
ピンとタオルを左右に伸ばして、覆うようにかけます。
また、タオルは実際に濡らしていて、「冷たっ!」「本当に濡れとうやん!」っていう声も聞かれました。
この、『手で感じた感覚』は覚えていてくれると思います。
この濡れタオルによる消火訓練は、遊びの要素は少ないですが、子ども達は真剣にチャレンジしてくれていたのが印象的でした。
体験・体感することが楽しいですね。
きっと、この子たちは、こんなピンチが訪れたとしても、きっと適切に消火してくれると思います。
さらに、もうひと工夫。
仕上げの学びをします。
何やら壁に貼られた『あみだくじ』
進んだ先は隠されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1672269668298-FdNYllt3ru.jpg?width=1200)
実際の資料がこちら!!
![](https://assets.st-note.com/img/1672269714949-TRhVWeJCEK.jpg?width=1200)
下の『答え』の部分は画用紙を貼って隠して、めくれるようにしました。
『てんぷら油を消すときにはどうするんかね?』
子ども達に問います。
『濡れたタオル〜!!!』
そうだね、しっかり練習したね。
あみだくじを辿って、その通りの答えになります。
では、『炭やたき火は?』
『ん〜、、、水をかける?』
あみだくじを辿って、そうだね!水かけて消すよね!
『じゃあ、服に火がついちゃったらどうする?』
『え!?ん〜・・・・』
ほら、早くせんと!!!!(笑)
あみだくじを辿ると、
『たたいて消す、ゴロゴロ転がる』という答えが!
『えー-ー-ッ!!』
すぐ手でたたいて消すんよ。
服脱ぐ暇ないよ。
背中なんかについたら、床に寝転んでゴロゴロして消すんよ。
命を守る方法です。
万が一のことをこうして学びます。
この子たちは、バーベキューをする度、誕生日ケーキのろうそくの火を見る度、このことを連想して思い出してくれるかもしれませんね。
ちなみに、消火の方法は3種類。
窒息消火、冷却消火、除去消火。
その3種類をそれぞれ代表的に表現してみました。
⑤ピクトグラムかるた
最後もぼくが考案したゲームです。
これは自信作です。
自画自賛スイマセン。
読み札と絵札の2種類がある『かるた』です。
読み上げて、これだ!と思うものを競って取るシンプルな遊びです。
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カルタの絵札はこれです。
![](https://assets.st-note.com/img/1672270127972-CNvECQgrbZ.jpg?width=1200)
『ピクトグラム』と言って、
パッと見て、説明不要の印象が伝わるものが世の中では『共有』されています。
特に災害や防災に関するものは統一されています。
他にも福祉関係のものもとても多いです。
東京オリンピックのときにも注目されましたが、言葉で書かれた看板では通じないから、マークで示します。
外国の方にも、子どもにも通じます。
『これ、見たことあるー!』
そうよね、どこかしらにあるよねー。
見たことないマークもあります。
読み札をチラ見せ!!
このゲームを創作するときに、宿題が・・・
読み札を『五七五』にせよ!!
とのことでした。
つくっているときには、とても楽しかったです。
この楽しさは、この標語をつくったぼくだけの特権です(笑)
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ぼく自身も、この標語をつくりながら、とても学びました。
シンプルに、子どもにも分かる内容であったり、何よりもきちんと理解しないと書けません。
子ども達には、かるたを楽しんでもらえながらも、きちんと意味を覚えていってもらいました。
似て非なるものもあります。
例えば、
避難所と避難地。
非常口と誘導灯。
ちょっと違いますね。
こうして、改めて学ぶことで、『目線』を養っていきます。
一度、『気付きのアンテナ』が立ったものは、次からは目に付きます。
こうして何度も繰り返してアンテナに引っかかっていくものは、どんどん自分のものになっていきます。
このピクトグラムかるたは、
ダイバーシティであったり、ユニバーサルであったり。
『思いやり』の目線を学ぶものにもなりました。
パワーポイントとワードでのデータがあります。
プリントアウトすれば、どこでも、すぐに遊ぶことができます。
ぜひ、多くの地域で実践していってもらえたら嬉しいです。
子ども達は、6つのブースをスタンプラリーで遊びながら回りました。
とても楽しく、学ぶことができたと思います。
企画・準備してくださった児童館の先生たちに感謝しています。
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大学生・高校生メンバーに、6つのブースをそれぞれ担当していただきました。
スタッフ側の人数に余裕もありましたので、それぞれのブースを見て、複数を担当していただきました。
終了後には、恒例の『ふりかえり』
それぞれの気付きを得て、「またやりたい!」っていう感想を多くいただき、嬉しかったです。
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学童保育クラブ(放課後児童クラブ)は、あそぼうさいとの相性も良いです。
元気の良い子ども達が、時間と体力を余しています!(笑)
こうして、学生や高校生メンバーがどんどん活躍することでニーズも広がっていくように感じます。
ぼくたち社会人メンバーはどうしても土曜日の活動などに限定されますが、
夏休みなどの長期休暇期間では、学生や高校生の時間ともフィットするように感じます。
参加メンバーで集合写真~★
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今回も、とても賑やかなあそぼうさいになりました。
新作揃いで、子ども達が『目線』を学ぶものになったと思います。
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
おお、これか。
もうすぐ500近い記事を書いてきましたが、唯一の『常体』での文章です。(ですます、ではない文章)
とても評判が悪いです(笑)
ぼくは内容はとても気に入っていて、実は、リニューアル記事もあります。
それがこれです。是非ご覧ください。
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