市民活動(NPO)の収入源って?
昨夜、毎月楽しみにしている『サポのよる会』が開催されました。
サポのよる会とは、北九州市市民活動サポートセンター|noteが毎月開催してくださっているもので、いつも違ったテーマでディスカッションしています。
ぼくなんか、ずっと後ろを走っているぐらい、百戦錬磨の大尊敬する市民活動者ばかりで、いつも勉強になっています。
昨夜は、NPO法人わくわーくの小橋さんから代表プレゼンがあり、その話をもとにディスカッションを繰り広げていきました。
わくわーくさんは、ぼくも以前からお付き合いがあり、大・大・大尊敬するNPO法人さんです。
『こころとからだの健康と住みよいまちづくりをめざして』というテーマで、障がいのある人の就労支援や、地域コミュニティに関する取組みをされています。
障がいのある人が働いて作られたお菓子を販売する、おいしい輪プロジェクトや、最近では、古紙のリサイクル事業にも取り組まれています。
障がいのある人も、働きながら社会に貢献し、自分の生きがいを感じていくという素晴らしい循環の流れを作られていて、
古紙も買わせていただきましたし、
ぼく個人的には、寄付もさせていただいています。
わくわーくさんは、とても幅広く、様々なことに取組まれていて、とってもスゴイ!と以前から感じていましたが、昨日、初めて知ったことで、伴走支援のいわばコンサルさんも関わっているとのことでした。
このコンサルさんは、『合同会社めぐる』の木村さんという方で、以下の紹介URLのとおり、お金がめぐる社会を目指した民業っぽくないコンサルさんのように感じました。
「お金の地産地消」をデザインする:合同会社めぐる (meguru.social)
いわば、ソーシャルビジネスを達成したいという大目標があるようです。
わくわーくさんも、外から見てもらって、並走してくれる支援を受けながら、事業の整理や発信の仕方を整えていかれたそうです。
こうした『伴走支援』というのは、とてもありがたいですよね。
自分達だけでは、大切と分かっていても、しなくちゃいけないことに腰が重かったり、後回しになってしまったり、はたまた、外側から見ると何のこっちゃ分からなかったり。
こういう存在は、背中から風を吹かせてくれる存在として、とても重宝されるということをとても感じました。
色んな刺激をいただきましたが、今日は『収入源』についてアウトプットしてみたいと思います。
冒頭のそろばんを弾いているのは、だいごう先生@noteそろばん教室🎈一人でも多くの人にそろばんを知ってほしい!|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
ぼくも、NPO法人を運営しながら、エクセル上でのそろばんを弾く毎日です・・・。
割と苦心しています。
ぼく自身、わくわーくさんに寄付をしようと思ったきっかけは、
『発信』を目にしたからですね。
以前から応援したいと思っていましたし、気持ちとしてはとても応援していました。
しかし、寄付という行為までには達しておらず、
SNSで、「寄付を募ってる」という記事を拝見したときに、いざ行動に移したようなところです。
なので、発信しないと、自ずと向こう側から歩み寄ってくれるなんて無いですよね。
『めぐる』の木村さんが、市民活動(NPO)の収入源について分かりやすく整理したものを教えてくださいました。
①自主事業
②受託事業
③助成金・補助金
④寄付金・会費
の大きく4種類です。
①自主事業は、自分たちのやりたいことを実施して、それでお金を得ていくというものですね。自分たちの達成したい事を実現しながら収入があれば最高ですね。
②受託事業は、依頼をいただき、その依頼に基づいた活動をしていく。依頼されることはとても嬉しいことなんですが、その依頼に応じてカタチが変わっていってしまう、ということもあります。
③助成金・補助金も、同じような性質があり、自分たちのやりたいこととピッタリとハマッたものが獲得できれば良いんですが、助成金の目標達成が目標になってしまいかねません。
④会費・寄付金が、多くなるほど、収入源が安定していくとも言えます。受託事業や助成金は、そのとき次第で変動したり、周りからの影響を受けます。また、自分たちのしたいことに使えないという問題もあります。
その点、寄付金などの財源は、目標に対して活動があり、それに寄付していただいてるわけですから、この部分をどんどん増やすことが、市民活動としては理想のカタチです。
ウチのNPO法人好きっちゃ北九州としては、完全に②受託事業に寄ってまして、依頼があって動くというスタンスです。
なかなか、①や④が頑張りきれてないのが事実です。
そう考えると、いつもいつもぼくが、東奔西走、色んなところで講座なんかの依頼をいただき走り回っているから、その収入源で色んな活動が実現できています。
これが減ってしまったりすると、今までどおりの活動はできません。
安定した活動をするためにはやはり、②受託事業に頼り過ぎず、④寄付金などを多くいただけるのが理想ですよね。
他の皆さんともお話をしていて、
『認定NPO法人』を目指しているっていう声を聞き、
とてもスゴイなぁ・・・と感服しています。
認定NPO法人っていうのは、絶対値条件として、純粋な3,000円以上の寄付者が100人以上いなければなりません。
それだけ、社会的なニーズがあり、
それだけ、社会的に評価されているNPO法人でなければなりません。
ウチも、いつか目指したいと思っているけど、現状では、トンデモナイ・・・。
そこで課題は、
①事業整理を含めた発信力
②事業・活動の継続性
③人材
この3点が重要かと感じました。
まず、①事業整理を含めた発信力については、わくわーくさんに見習うとおり、『自分たちはこんな目標があり、こんな活動をしています』っていうのを系統立てて見える化するとともに、それを市民や社会に対して発信していくことが重要なんだと改めて感じました。
まずはここから。
次に、そうした②事業や活動が継続性のあるものか、というのも重要だと思います。
ぼくも、いつもこの部分で壁に当たるのですが、ありがたい寄付をいただいても、ずっとこの活動が継続していけるんだろうか?という不安がよぎると、寄付くださいなんて言えませんよね。
なので、やっぱり最も重要なのは、③人材の部分です。
人がいる、ということは何よりの財産であり、エネルギーです。
例えば、ぼくが倒れたら活動は継続できないなんて陳腐なものだったら、多くの皆さんに寄付してほしいなんて言えませんよね。
ぼく一人の人脈じゃなくて、多くのメンバーから発信することで、影響度も広がっていきますよね。
①・②と合わせた上で、③人材が一番重要だと改めて感じました。
皆さんの、
素晴らしい市民活動に触れ、
またその運営への苦心や努力に触れ、
ウチは全然だなって落ち込むところもあるし、勇気をもらえるところもありました。
しっかり考えて、みんなで話し合って進んでいきたいと思います。
ぜひ、この記事をご覧の皆さん。
社会課題を解決しようと、収入源の無いなか、頑張ってる、頑張ろうとしている市民活動者(NPO)がたくさんいます。
『自分ができない分、頑張って!』っていう想いを、寄付金というカタチに変えて、寄せていただけると、とってもとっても嬉しいです。
そうした想いを資源に、事業や活動が続けられます。
そうした目線を持ってもらえると嬉しいです。
自分から発信しないとダメですね。
ぼくたちの団体へのご支援をいただく口座を記載しておきます。
もし、お振込みいただけるのであれば、
3,000円/1口で、お名前と電話番号を入力いただけると嬉しいです。
今日もご覧いただき、ありがとうございます。
過去に関連記事も書いてますので、是非ご覧ください。
<1年前の”今日”の記事★>
メールの断捨離!!
これ大事ですね。
ぼくのメールBOXはいつも、スッカラカン(笑)
(誰もメールくれないだけか!?(笑))