夏休み特別レポ:東京国立博物館の常設展(総合文化展)を家族で楽しむ
【約1,000文字、写真12枚】
夏休み、子ども(小5と年長)を連れて東京国立博物館の常設展(総合文化展)へ行ってきました。今回は関西を飛び出しての特別レポートです。
お猿さんだよ
きっかけはこの動画でした。
東京国立博物館に行ってみたい。でも、関西人にはちょっと遠い。ということで夏休みに家族で行ってきました。子どもが興味を持ったものを中心に見て回ることにしました。
まず、年長の息子が興味を持ったのは、高村光雲の《老猿》です。
「おさるさんだねー、動物園のほうがよかったかなー」まさか高村光雲の作品とは!
大鷲と格闘した直後の気迫に満ちた姿が印象的です。まだ上空を睨んでますね。
次に、小5の娘が興味を持ったのは「竹取物語」。
前田青邨の作品で、中国画のテクニックを用いて古典絵巻のような躍動感を表現しています。絵からモブキャラたちの台詞が聞こえてくるようでした。
東博には、素晴らしい刀剣のコレクションがあります。こちらもすごい。古墳から見つかった副葬品の刀です。刀には、鮮やかな絵が彫り込まれています。朝鮮半島との関係においても、貴重な資料なんだとか。
「これ、国宝なん? なんで?」
子どもの感想ではなく、妻の感想です。
笑う遮光器土偶
我が家の一番人気はこちら。『映画ドラえもん のび太の日本誕生』に登場したこともあり、子どもたちは「ほんまにいるんや…」と唸っていました。
大きな目と全身に波のような模様が印象的で、存在感があります。そして、二番人気はこちら。
娘は「ダンシが、めっちゃ笑ってるー」と大喜び。確かに笑っている姿が可愛らしいです。
あっ! え?? 左奥、岡本太郎「太陽の塔」に似てると噂の「筒型土偶」、その手前には「みみずく土偶」じゃないか。うおわっ「土版」もある。どことなくジブリみたいなデザイン。並んで拝めるなんて、ありがたや。
予期せぬ作品との出会いに、没頭してしまいました。これが私のボットー体験です。
でも、会えないんだ…
館内は広く、方向オンチの私には効率よく回るのが難しかったですが、スタッフの方々が丁寧に案内してくれます。子どもたちには「たんけんマップ」をプレゼントしてくれました。
有名な作品に突然出会う喜びもありましたが、残念ながら会えない作品も多数ありました。
それでも、浮世絵をハンコで体験したり、絵葉書を作ったり、よろいを持ち上げて重さを確かめたりと、工夫がいっぱいで大人も子どもも楽しめました。
1つだけ持って帰れる!?
超オシャレなミュージアムショップでお買い物。目移りしちゃって選択に苦しみます。迷ったときは、自分に問いかけているんです「1つだけ展示物を貰えるとしたら何がほしい?」と。
遮光器土偶のブックマーカーを買いました。
よろしかったら、こちらから(https://www.tnm-shop.jp/)同じ商品が買えます。
子どもたちは、こっちにするそうです。
酷暑が続きますが、どうぞご自愛ください。
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