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積読100冊からの脱却!整理にはカテゴライズが有効

こんにちは。アイルランド在住つぐみです。

私は本が好きですが、計画なしに好きな本を買っていたので収拾がつかなくなってしまい、1年半ほど前に断捨離決行。その際に積読を30冊までに減らしました。

その時行ったのは、①在庫の見直しと、②購入プロセスの一元化。
欲しい本のサンプルをひとまずダウンロードすることや、気になったら即買う行動をやめ、本購入は買いたいリストに基づく四半期ごとの一括買いにすることで、積読が大いに減りました。

その時の記事はこちら。

しかーし、あれから1年半。気がついたらまた積読が100冊近くに。とりあえず在庫整理してみるか。と、在庫整理をしていると衝撃の事実が。


1年読まないなら不良債権認定

前回の在庫整理で30冊程度にまで減らした積読。なんと、そのうち24冊が今もまだ積読になってた。。。
もうこれは不良債権。短く見積もっても1年半積読されてる。

前回整理した時も、処分(私はKindle派なので正確には読了とマークして自分のライブラリから消去すること)ができなかったのは、読む気はあったから。それなのに、なぜ1年半も読めなかったんだろう。

理由は細分化して後述しますが、共通するのは、「主体的に読みたいと思ってない本たちばかりだから」。

ベストセラーだから、これくらいは読んどくか、この分野で人気らしい、最近のバズワード等々の理由で買ってる本は、結局読まない。
読まない本は不良債権認定して損失処理するに限る。この24冊は年末までに未着手なら損切りすることをここに誓います。

さて同じように残っている24冊も、読まない理由は少しずつ違いそう。
本のカテゴライズをすることで、原因を深掘りでき、ひいては多すぎる積読防止に繋がりそう。

そのために、不良債権プラス積み重なった積読90冊をカテゴライズしてみるとと、綺麗にジャンルに偏りが。

積読① 自己啓発本

一番多かった積読のジャンルは、自己啓発本。

いわゆる自己啓発本を段々と読まなくなってきた。私はデータ信者なので、科学者や専門家ではない人の本に説得力を感じなくなってきた。各界の成功者が書く自己啓発本は、データサンプル数が自分という「1」の場合が多い。(読書家の成功者だと、論文引用したりもあるけど。)

科学者が全て正しいとは思わないが、統計的有意なのは科学者の書いた本なので、サンプル数1の自己啓発本は得るものが少ない気がしてる。そもそも本質的に似たことを言ってる本が多い。
もちろん1人の成功者としてのケーススタディからの発見があることもあるけど。

そんなことを思っているから、時間の費用対効果が悪そうで、なかなか自己啓発本を開かない割に、特にベストセラーなどはストーリーテリング力が強くて面白そうな場合も多く、買っちゃうこともある。そしてそのままになる。

このカテゴリーは、パラパラ読んで面白かったらじっくり読むくらいのスタンスにして、購入をそもそも減らそう。

積読② 経営学、会計学

私は決して勉強嫌いではないのだが、このジャンルの本は、「このくらい知っておかなきゃ」「仕事に必要ぽい」との理由で買うことが多い。つまり他人の要求に応えるための購入。純粋な自らの知的好奇心によるものではないことが多く、その結果、義務感を感じてしまって食指が伸びない…。

それよりは人間や植物の進化論や行動経済学や社会心理学など、役に立つのか立たないのかよくわからないジャンルの方が純粋に楽しく夢中に読める。

多分仕事と判断しているんだな、このジャンルを。むしろ仕事用読書という形で毎週一定時間確保する方が私には向いているっぽい。読み始めたらそれはそれで面白いし。あと見えぬプレッシャーからか、そもそもこのジャンルをよく買ってしまう。

一定時間個別に確保して、それ以外は他ジャンルの読書に切り替えることで対策とします。

積読③ ハウツー本

レシピ、片付け、思考術、ChatGPT、ちょっとヒントが欲しくて買ってるけど、ハウツー本ってストーリーとしては別に面白くないから、読書って感じにならない。

読書時間に、これは使える!っていうキッチン周りの工夫を知っても、わざわざキッチンに行って導入できないんです、私は。

ハウツー本って読書でなくて、行動だよね。
これも読書時間にこなすタスクとして捉えるのでなく、欲しいスキルを行動に移せる時間に参照して読了させることにしよう。

積読は「なりたい自分」を表してる

以前、片付けブロガーの筆子さんの、「野望ガラクタ」という言葉に感銘を受けました。野望ガラクタとは、なりたい自分を夢見て捨てられないもの。典型的なのが、痩せたら着たい服。時間ができたら使いたい高級ティーカップ。憧れの自分になれたら使いたい物。
詳しくはこちら

私の憧れる自分像とは、インテリジェンスに関連するから積読はまさに私の野望ガラクタなんです。

積読から見える私の野望は、「成功者のノウハウをどんどん取り入れ、経営の知識豊富で、料理も片付けもできて便利なツールをバリバリ使いこなす私」。
高望みせずに、ちゃんと現実を見よう。

衝動に従うことと、直観に従うことは違う

そんなわけで、また積読30冊をキープするべく、読書プロセス見直しました。
これからも定期的に、ログ管理をし、体系化し、ジャンルや目的に沿った一括購入をし、また在庫分析すると思う。

人によっては、こんな私の読書プロセスがガチガチで息苦しいと思うかも。読みたいと思った時が買い時、という気持ちもよくわかる。
しかし私は見通しを持ち、計画に基づき、自分の衝動をコントロールし、日々のタスクをこなすことに静かな快感を覚えるタイプなんです。

私の友人にも、アイデアの宝庫で思いつきや直観に従い行動する人たちがたくさんいる。私はそれを否定するわけではなく、それが心地いいならそれがベストだと思う。人の適性だから。

しかし強調したいが、私にとって衝動と直観は違う。
衝動は、強い感情や欲求によって引き起こされる瞬間的な行動や反応。
直観は、経験や知識に基づいて瞬時に行う判断や洞察。直観を行動に移すか否かは、次のステップの話になる。

結果的に直観に従うことはあるけど、その感覚と行動の間には時間がある。
うまく物事が運ばない時は、衝動にコントロールされている時か、そこで何が起きているか正しく認識できていない時だと感じている。

前回の読書プロセス改善で、衝動買いをやめ、今回の在庫カテゴライズで何が起きているか把握できたから、今度こそ積読30冊をキープできるはず。
次の在庫整理が今から楽しみです。



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