冬至の魔法: アイルランドの神秘的な巨石時代の遺産、ニューグレンジ
今年は12月22日が冬至でしたね。
アイルランドには冬至にちなむ神秘的な遺跡があります。
それはニューグレンジ。
アイルランドのダウス山の中腹に広がる神秘的な巨石時代の遺跡、ニューグレンジにて、太古の時代の知恵と驚異的な建築を見ることができます。
ニューグレンジが冬至にどのような不思議な現象を見せるのでしょうか?
ニューグレンジとは?
ニューグレンジは、アイルランドのダウス山中腹に位置する円環状の通路墓で、紀元前3200年から2500年ごろに建設されました。この神秘的な遺跡は、先史時代のアイルランドの文化や宗教的な信念を垣間見る窓であり、特に冬至の時期になると驚くべき出来事が起こります。
冬至の魔法: 太陽の動きを予測していた古代人
毎年、冬至の時期には、太陽がダウス山の東方向から昇り、狭い巨石の通路を通り抜けます。これにより、ニューグレンジの中心の部屋に暖かな光が差し込む瞬間が生まれます。その時間、わずか数日、毎日15分程度。
これはまさに自然の魔法のような光景で、古代の人々が建築に太陽の動きを組み込んでいたことを感じさせます。
こんなに狭い通路を、冬至の時期だけ太陽の光が差し込み、遺跡内の石像を照らし出す建築物を作るなんて、太陽の動きを予測できていないと不可能です。古代の人々の天文学がいかに発展していたのかを思い知らされる神秘的な建造物です。
↓動画で見ることができます。
ニューグレンジの紹介サイトはこちら。写真もこちらから引用しています。
光が遺跡内に差し込む貴重な光景、神秘的ですよね。いつかこの目で見てみたい。でも毎年大勢が行列を作りますが、その幸運を目にすることができるのは、わずかな人数だけです。今年は12/19-23が冬至イベントでした。
冬至はこのようにスペシャルですが、ニューグレンジの遺跡はそれ自体も美しく神秘的な場所。是非訪れてみてくださいね。