#101 これからのキャリア教育に求められるのは新たな職種を生み出す力の育成
先日、
第一生命保険が「第34回大人になったらなりたいもの」調査の結果を発表しました。
男子は小・中・高校ともに「会社員」が三年連続の1位となり、女子も三年連続で「パティシエ」が1位に輝いています。
キャリア教育
は児童・生徒の「未来」を考える上で大事な要素です。
今までは
自分が興味がある仕事を調べ、その職業になるためにはどんなスキルや資格が必要なのかを知る
ことがキャリア教育の大枠であったように思います。
「2045年問題」というワードを聞いたことがあるでしょうか?
今のスピードでAI(人工知能)が進化していった場合、2045年には、人工知能の性能が20人類の知能を超える技術的特異点(シンギュラリティ)が起こるとされています。
chatGPTに代表されるような様々な技術革新は
今この世の中に存在する様々な「職種」を人の手から奪っていくでしょう。
前述した、なりたい職業ランキングにある職種でさえ数年後に消滅していても全く驚きはありません。
そんな中、
キャリア教育に求められるのは
既存の業種のみに目を向けるのではなく、自ら新たな職種を生み出す感覚です。
どんな仕事につくか、どれくらいの収入を得るか
それは人が幸せに生きる上でのツールに過ぎません。
そのツールである「職業」の多くがAIに取って代われつつある今、
私たちはそれらを自ら創造する必要性に直面していると言えるでしょう。
そんな中、やはり自分が楽しいと思うことに目を向けることが創造の始まりだと思います。
人はやはり好きなことに熱中し、その熱量が創造する力の源になるからです。
人だからできること
それは私たちの熱量に依存するのではないでしょうか。