#132 児童・生徒の「身体」が動くのではなく彼らの「脳」が動くことが『活動型の授業』の本質
活動型の授業が徐々に浸透してきています
従来の講義型のみでではなく
児童・生徒が「実際に動く」ことによって
学習効果が上がると言われています。
ここでポイントなのは
児童・生徒の「何が」動いているかが問題です
もちろん対話やタスクをする時に
物理的に「手」や「口」が動いていることは大切でしょう
しかし、本当に動いて欲しいのは
児童・生徒の「脳」です
彼らが自分の「脳」を使って考え、その考えをもとに手や口が動く
活動型の授業は大切なのですが
その活動タスクを詰め込んで
時として「手」や「口」が動いていること
が目的となってしまうことに注意が必要です
そんな時は
あえて
身体を動かさない時間
を作ることも大切です
私たちが何かをじっくり考える時
実はあまり身体を動かしません
自分の「脳」(思考と言っても良いかも)に集中し、それをグルグル回します
沈黙の中で
児童・生徒が
動きを止めて
考える
身体的な動きはなくとも
それは本質的な意味での
活動的な授業なのです