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kind_fairy629
#756 始まりにも目を向けよう:1941年12月8日
1941年12月8日未明(日本時間)、大日本帝国海軍は、アメリカ合衆国のハワイ準州オアフ島真珠湾にあったアメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対して攻撃を行いました。
真珠湾攻撃と一般に知られてるこの奇襲作戦は、その後長きに渡る太平洋戦争の幕開けとなります。
新聞ではちらほら、それに関する記事を見かけるものの、大手映像メディアではそのニュースやネットニュースはあまり放送されていない印象を受けました(あくまで主観です)。
日本は1929年の世界恐慌以降、経済の復活を求めて、軍部主導によって他国の資源獲得政策を加速していきます。
歯止めがきかなくなった国家は、倫理観も軍事的戦略も欠けたまま、無謀な戦争に突入していきます。
終戦の日は今でも一面のニュースになり、戦争に関連する様々な番組が作成されます。私たちは、「戦争が絶対的な悪である」という理念をより多くの人と共有する貴重な機会となっています。
一方、物事には必ず終わりと始まりがある。それゆえ、私たちは「終わり」だけではなく、「始まり」にも目を向けなければならない。
過去をみて「なぜそんなバカな戦争をしたんだ」と批判することはある意味簡単。されど、その当時の日本が、軍部が、あるいは内閣が、何を思い、なぜその戦争に突入したのかを理解することで、同じ過ちを繰りかえさないための学びとなるはずです。