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 当たり前の話ですが、個人事業主は、自分自身がその事業の主体者です。

 その事業の進め方は、その人自身の意思決定によって進めることができます。

 それは、全ての物事の決定権があるという自由と、それに伴う結果は全て自分自身が負うという責任を、同時に持つことです。

 自由と責任は常にセットなるということは、その言葉としては理解していても、それを実感すればするほど、なかなか苦しいものでもあったりします。

 先日、懇意にしている飲食店に伺う機会があり、そのマスターに、雑談の延長線からちょっとした相談を受けました。

 お店を開始した当初のコンセプトを変えるかどうか、その方は非常に悩んでいます。私もしがないながらも、個人事業主として、できる限りの意見やアイデアは出してみました。しかし、同じ立場だからこそわかることですが、私の意見などは、その方にとって、実はそんなに重要ではありません。

 結局は、自分で分析し、自分で考え、自分で結論を出さなければならないことを知っています。

 主体的に生きる

 という言葉は、その響きとしては美しく崇高だけれども、それを実践するのは日々の中でそれなりにメンタルを削られていきます。

 それでも、自分の選んだ道を正解にしなくてはならない。

 そのお店のコンセプトが変わろうとも、できる限りお店に行って応援したいなと思っています。
 

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