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#230 相手を肯定する言葉を日常のコミュニケーションの中に

日常の中で私たちは多くの人と様々なコミュニケーションを通じて人間関係を構築します。

その中で「言葉」は人と繋がりあう中で非常に大切なツールだと言えるでしょう。

言葉は相手を幸せな気持ちにすることができる一方、相手を攻撃することもできます。

私たちが他者とのより良い関係性を求めるならば、言葉をどう扱うかと常に向き合わなければなりません。

徳島県ではPBSという手法を取り入れ、児童・生徒を「褒めて伸ばす」活動を推し進めています。

言葉を用いる時に大切なのは、相手を「肯定すること」だと私は考えています。誰一人として同じ人間はいないという普遍的事実を受け入れ、その「違い」を尊重すること。

学校現場では、児童・生徒の発達段階、学習スピード、実践力などを画一的な形でのみ判断するのではなく、一人ひとりのペースに合わせてることも大切です。

徳島県の加茂小の久原有里教諭(37)は

「『なんでできんの』と叱るより、『授業の準備をした方が、いっぱい勉強できるよ』とか、『みんなでできるようになろうね』と、より具体的に指示し、励ました方が効果が高い」

と語っています。

教員と生徒の関係性に限らず、私たちが誰かとより良い関係性を保つ上で大切なのは「信頼関係」です。

相手を否定するような「言葉」を使う人を、私たちは「信頼」することはできません。

相手を承認することを基盤とした日常のコミュニケーションを図ることで、信頼関係が構築されます。その信頼関係があるからこそ、私たちは互いの違いを認め合うことができるのです。

肯定的な言葉を用いることで生まれる信頼関係を求め続ける学校現場が必要とされているのです。

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