2025年に読んだ本 3
⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)
皆さんこんばんは
いっぽです。
いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。
さて今日はね、
2025年に入ってから
僕が読んだ本について
ただただ書く記事の
第3弾です。
去年からの記事を
全てマガジンにまとめてますので
こちらもお時間ある時に是非
お読みください
去年と同じように今年も、
読んだ順番に書いていこうと
思います。
めちゃくちゃ話題になった本とか
そんなもん紹介されんでも
知ってるわ
みたいなやつは
僕みたいなもんが
どうこう書いても
しょうがないんで
タイトルだけ載せて
ある程度省きつつ
進めたいと思います。
あらすじとかは
ネットで検索すれば
すぐに出てくるので
なるべく内容の核心には触れずに
それ以外の部分、
僕が感じたことや
その本のテーマと深く関わった時の
出来事なんかを中心に
掘り下げていければなと
思います。
それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)
『ダンス』 竹中優子
1冊目です。
これは2週間ほど前に刊行された
小説ですね。
先日発表された芥川賞の候補作にも
なっていて
書店で特集が組まれていたので
気になって手に取ったんですが
この本に関してはね
今までに無い理由で
買ってしまったんですよね。
本を買う理由って色々あると思うんですけど
僕はね、結構ジャケ買いというか
装丁を見て
良いなと感じたら買ってしまったり
デザインで選ぶことも多いんですけども
今回はね、
材質で選びました。
なんかね、本の表紙の紙が
ツルツルしていて
特徴的だったんですよね。
イラストも可愛くて
数年前にね、
芥川賞の候補作を
買うか買わないか迷って
結局買わなかったら
その日の夜にその作品が
受賞して
次の日書店に行ったら
売り切れてしまっていた
という経験があったので
これを逃すと
しばらく会えないかも
という焦りもあって
購入したんですが
全体的な雰囲気としては
数年前に芥川賞を受賞した
『おいしいごはんが食べられますように』
にちょっと似ているなって思いましたね。
職場を舞台にした
モヤモヤというか
ザワザワとした質感の心の動きみたいなものを
描いている作品で
僕は、会社員などになった事がないので
詳しくはわからないんですけども
この物語の主人公と同じように
人間関係で
色々なあおりを受けている人って
沢山いるんだろうなって思いますし
自分が
影響を与えてしまう側になっていないか
気をつける必要があるなって
感じましたね。
短くて読みやすいです。
『サンショウウオの四十九日』 朝比奈秋
2冊目です。
これも小説ですね。
1つ前の芥川賞受賞作で
まだ読めていなかったので
この機会に読んでみました。
世の中にはね、
色んな文学賞があると思うんですが
ニュースになるような文学賞って
幾つかしか無いと思うんですよ。
芥川賞とか直木賞
本屋大賞なんかが
代表格だと思うんですけど
これらってね
ニュース番組などで
取り上げられますから
普段本を読まない方の目にも
止まると思いますし
こういう人がこういう作品を出しているんだな
読んでみようかな
ってなる事も多いと思うんですけど
芥川賞の受賞作品とかって
読みやすいか読みにくいかで言ったら
圧倒的に読みにくいものが
多いと思うんですよね。
それは文章がわかりにくいとか
そういう次元の話ではなくて
普段、物語を読み慣れていないと
引っかかる部分が多いというか
面白さとも全く関係が無い部分だと
思うんですけども
この作品に関しても
少し難しさがありました。
まず、読みはじめて
え?どういうこと?ってなるんですよ。
そこからもうしばらく
読み進めると
あぁ、そういう事ね
って納得できるんですが
またしばらくすると
それにしてもどういう事?
っていう風に
いちいち
わからない
に戻ってくるんですね。
その度に
著者の方の想像力と描写で
理解するまで引き上げてくれるんですけども
食らいついていかないと
置いていかれそうな
飛躍した内容ではあるんですよね。
ただ、主人公の設定もかなり特殊で
唯一無二だと思うので
是非内容調べずに読んでみて欲しいですね。
『ゲーテはすべてを言った』 鈴木結生
3冊目です。
今回はね、たまたま全て
芥川賞関連の本になりましたね。
これが最新の芥川賞受賞作です。
主人公がね、
ゲーテについて研究している
学者なんですけども
家族とのディナーの最中に
自分が知らない
ゲーテの名言と出会うんですね。
これは本当にゲーテの言葉なのか?
ってなって
色んな記憶を辿ったり
膨大な書物を読み直したりして
物語が展開していくんですけども
いやぁ、面白かったですね
まずね、言葉が面白いんですね。
この著者の方の
物語面白いなとか
文章が良いなとか思ったことありますけど
この方の語彙をずっと読んでいたい見ていたいって
思わされたの
初めてかもしれないですね。
スマホの事を
済補
って表現していたり
ひどい
を
非道い
と書いていたり
もしかしたら
そういう表現がもう既に
あるのかもしれないですけど
興味深い表現が多かったですね。
しかもそれが
自分自身の得意分野である事に
気づいて
この方まだ
23歳らしいですけど
その自分の長所にものすごく合った
題材選びをしているっていうのが
すごいですよね。
次の作品もすぐ読みたいですね。
はい、今日はここまでです。
ここまで読んでくださった皆様
ありがとうございました。
ではまた明日