映画『VAiN』劇場上映までに仕掛けた【10】のこと
遂に、8月5日を迎えました。完全版のメイキング映像も完成しております。
キャッチコピーでも、言ったように
「2023年、夏…世界は、堕ちる。」実現できるのでしょうか。
この記事では、箇条書きに
制作総指揮の自分が、制作メンバーと
【何をしたか】を、次に活かすためにも書き残そうと思います。
誰かの背中を押す内容になりますように。願いを込めて。
モチベーションが爆上がりする作品を、直前で制作
初の自主制作映画「もしも」16分に対して、『VAiN』は60分を越える尺が目に見えていました。右も左も当然分からない、正直楽しみ半分、不安半分だったと思います。その空気を一蹴すべく、臨んだ作品が『FugitivE』です。
結果として、高評価・コメント数も群を抜くチャンネル1周年記念に相応しい作品となりました。
ただ一旦やってみよう!ではなく、コンセプト・世界観を作り込む技術を捻出できたと思います。僕たちクリエイターにとって、気合いが入るのは何より”ヤバい”と皆で思える作品です。
撮影の進捗を逐一共有すること
何か、デカいこと進めてるな…周りの人たちにもそう認知して欲しいですし、自分達の覚悟の意味合いもあります。これだけ進捗共有しているのだ。途中で投げ出す訳には行かないぞ、絶対形にするぞ!この目線を皆で合わせることが大切です。
そして、180度チャンネルの方針を変える
鮮度が命!撮影終了と共に予告、キャスト一挙公開
この日は、メイキング撮影日でした。覚えています。怒涛でした。
メインキャスト・制作陣合わせて10名を越す大人数です。
つまり、全員が集まれる日に限りがあるのです。
意思疎通はオンラインではなく、やはり対面。
全員で宣伝しました。
上映3ヶ月半前から受付を開始するという新たなチャレンジでした…が!
結果として、今までずっとずっと丁寧に進捗共有をしてきたことで皆さんの期待値を上げることができ、3ヶ月前に満員となりました。これには一同歓喜した記憶が昨日のように思い出されます。
本編より派生したオーディオドラマ制作
限られた時間と予算で、如何に作品を楽しんでもらえるか。
自主制作において、非常に大事なポイントです。
そこで、各キャラクターの相関図という意味合いとして制作しました。
脚本を緻密に作っていたからこそ出来たコンテンツでした。
毎月大きなコンテンツを絶やさない
6月に入ったその瞬間に、シークレットキャストと劇伴曲の発表を行いました。
会場を満席にして、はい終了!では余りにも来てくださる方に失礼です。
そこで、より楽しんで頂けるよう毎月必ず新発表を絶やさない。
本当にここは楽しく、時に頭を悩ませながら自分が考えなければならないことでした。
第三者の意見も余すことなく取り入れる
「クオリティが凄く上がったのは、分かった。面白そう。
ただ、内容がまだ今一つ分からない。」
お客さんたちに言われて、ハッと気づきました。
…確かに。
ネタバレになってしまうのではないかを恐れ、手が止まっていた作業でした。
そこで生まれたのが、この特別予告です。
説明欄にも、大枠のあらすじを加筆しました。
色々な人から得た感想は…
「めちゃくちゃ分かりやすい。」
お客さんの立場になって考える。改めて意見を貰うことの大切さを実感しました。
そこから紐付け、キャラクター毎の縦ショート予告も作りました。
実際に観てくれた人の感想を共有する
期待値上げるだけ、上げて…ぶっちゃけどうなの?
自分だったらそう思うなと考え、関係者限の試写会を動画にしました。
予想以上の嬉しいコメントをいただけて、ついつい何度も観てしまいます。笑
8月5日、26日と当日の映像を残したいですが、ここまでのクオリティやボリュームを残せかは正直分かりません。それには人手がまだまだ足りない。
そして、人生ポートフォリオにもなるメイキング制作
ここまで言葉でも沢山残してきましたが、これ1本見れば全てが分かる!と言っても過言ではない究極の内容になっています。見どころは、なんと言っても関わった人全員がスポットライトを浴びているということ。正直、自主制作映画のメイキングでこれほどの内容を観たことがありません。
サブスク最強時代に、なぜ劇場上映するのか
目次の答えは、確実にお届けしたいから。
サブスク化が止まらないこの時代に、映画を1本丸々ちゃんと観る!って映画館に行くしかないじゃないですか。自分も含めて、何かしながら観る。悲しいけどこれが現実なんです。正直この映画『VAiN』は色々な伏線が張り巡らされていて、ながら鑑賞には不向きな作品だと自負しております。そして、実際にお越しいただいた方々の感想も聞きたい。ならば、劇場上映するしかないんですよね。やっぱり。
実際問題、これほどの規模を年に何回も、いや毎年はおそらく出来ません。
だからこそこの希少な機会を逃したくありませんでした。
人生何が起こるか、良くも悪くも分かりません。
ただ『VAiN』をここまで盛り上げ、そして全員で完成させたことは一生の宝と言えます。断言できます。
気づけば、もう朝です。我武者羅に書いておりました。おやすみなさい。
是非、劇場でお会いしましょう。