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土に還るまでの間、写経の葉紙として 【曼陀羅アートシリーズⅢ】
晩秋から仲冬にかけ、落葉樹で目立つのが半纏木(はんてんぼく)で知られる「ユリノキ」や「サクラ」に「イチョウ」の葉である。これらの葉が散り始めたころに近くの神社で拾った葉を押葉にしていた。できるだけ色の異なる葉を集めたが、どれも少しずつ変色し木の皮のようにパリパリになった。私にしてみれば、ちょうどよいあんばいに。
この葉に写経し、後に粉にして拾った寺院の木の下に散布しようと思い拾い集めた。枯れ落ちた葉にも葉脈がくっきりと浮かんでいる。水分や栄養分を葉に送り込む役割をする。落葉となってその役割は終わったが、土に還るまでの間の、私のわがままに付き合ってもらっている。
それが、これらの写真である。なかなか書きにくかったが、下手な字でも一応懸命に書いた。多くの中から縁があって手の中に入った数枚の葉である。愛おしさも芽生えてくる。
たかが落葉、されど・・・である。
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リポート&写真/ 渡邉雄二
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尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/
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