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日々


先週から仕事に戻った。
診断書が出てから2ヶ月半、長くて短い休みだった。

休む前まで居た、特殊な専門職の過酷な現場ではなく
いわゆるフルタイムの時間帯で、雑用と事務作業から。あととにかく電話を取る仕事。転部も転職もしてないけど弊社はちょっと特殊なのでいいように戻らせてもらっている。

頼まれる仕事は、1〜2年目の頃にこんなことしてたな、と思い出しながら
何が余計で何が足らないか 気を張りすぎずに。あまり聴きすぎずに。

先週は無事に5日間の出勤を終えた。
どんなに周りの人が忙しく残業をしていても18時で帰った。

ひさしぶりに会う人だらけのなかで「元気か?」と尋ねられたら
「ぼちぼちです。」と答えることだけは決めていた。

帰ってからもひとり暮らしを1ヶ月ほど前から再開させていたので
できる家事を最低限つづけた。週末には洗濯槽の掃除までやった。

ご飯をつくることは、大学時代てきとうなりにやっていたのが
社会人になってコンビニに頼る(Uberも使う)方によっていたから、
いいリハビリになっている。

と言っても無洗米の米を欠かさず炊くことと2日分くらいの味噌汁を作って保存するくらい。後は電子レンジ様様。

とにかくご自愛も下手になってしまったので
お惣菜を買う日もあったし毎日、シュワっとした飲み物を買って帰った。

それでも寂しさはこみ上げるもので
毎日家族の誰かに連絡をとっているし3日に1回は電話をしたりしている。

ちいさなしあわせ探しも
ご自愛も少しずつやりながらなんとか今日も出社。正直ぎりぎりの出社だった。

昨日の夕方大きな波に飲み込まれて家族に助けを求めて
家事をやり、たくさん眠って、にんじんと玉ねぎをみじん切りにしてご飯を作った。

なんとか今日も出社している。昼休みに「君たちはどう生きるか」のサントラを聴きながらこれを書くことで一区切りつけている。

本来は社会人みんなこれを自分で自分に「えらいね」と言いながら
ひとにみせたりみせなかったりして生きていて。
人生のパートナーを探したり、行きつけのお店に通って日々生きているんだな
と思うとぐるぐるまた巡るものがあるけれど。

とりあえず午後も生き抜く。

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