SWOT分析。
|| SWOT分析とは
1916〜2005年、ハーバードビジネススクール教授であったケネス・アンドルーズという人物が提唱した、外部環境考察と内部環境考察を整理するためのツールです。
自社や自社製品、外部環境の現状把握をすることで、戦略を立て、スムーズなマーケティング施策を行いやすくなります。
自社の強みだけではなく、弱みを把握することで、事前に対応策や改善策を見出すことが可能で、事業の戦略に非常に重要な役割を持つ分析ツールとなるでしょう。
|| Strength
商品、サービスの強みが何か?
自社や自社製品・サービスに好影響を与える内部環境の要素。
ブランド力、ノウハウ、人脈、品質、オリジナリティなど、いわゆるセールスポイントとなるものを挙げてみましょう。
関連して4P分析(製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、販促(Promotion))を用いて分析してみることも強みの発見に繋がるかもしれません。
|| Opportunity
販売機会、チャンスは何か?
自社や自社製品・サービスに好影響を与える外部環境の要素。
日本や世界の社会情勢、業界の規模や成長性、環境や競合企業の動きなどを客観的に分析することで、自社の立ち位置、ポジションを見つけることが可能です。
PEST分析(政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology))を用いて分析してみることも有効です。
|| Weakness
商品、サービスの弱みは何か?
自社や自社製品・サービスに悪影響を及ぼす内部環境の要素。
品質や価格設定、認知度など、課題となっている点が何かを洗い出すことで、改善策を見つけることに繋がります。
事前対応能力を養うことにもなり、未来のトラブルを未然に防ぐこともできるでしょう。
4C分析(顧客価値(Customer Value)、コスト(Cost)、利便性(Convinience)、コミュニケーション(Communication))を用いて分析してみることも有効です。
|| Threat
商品の脅威、ピンチとなる要因は何か?
自社や自社製品・サービスに悪影響を及ぼす外部環境の要素。
自社や製品の障害となる可能性がないかを業界の動向や競合の動きを見て分析し、時には打ち切りや撤退などの判断を下すケースも起こり得ます。
|| クロスSWOT分析
内部環境と外部環境の分析が終わったら、それぞれの要素を掛け合わせて、今後の方向性や方針を決定するために、クロスSWOT分析を行います。
積極化することは何か?
差別化することは何か?
弱点強化できることは何か?
やらないこと(防衛や撤退)は何か?
ビジネスを一つ世に送り出すためには、様々な知識と経験、試行錯誤があります。
昨今は気軽に起業をしやすい仕組みが整い、副業に取り組む方も増えていますが、本格的な「事業者」となるには、自分自身の成長なくして事業の成功は成し得ないというのが、原則とも言えるのではないかと思います。
わたし自身、コーチングやコンサルティング、不動産賃貸業など、様々な事業を行っていますが、起業して4年半、自身の知識やスキルや人格アップのための自己投資を1000万円以上かけて取り組んで来ました。
noteの記事を通して取り組んで来たことの少しでも還元できれば幸いです。
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