今推したいガールズバンドのススメ
様々な音楽ジャンルがある中で、女性だけで構成されているというガールズバンドも、一種のジャンルとして位置づけられていると思います。
構成員が女性という、音楽のジャンルとして確立するのは理にかなっていないような気もするガールズバンドですが、個人的にもガールズバンドは音楽のサブジャンルとして独立させても良いモノだと思う位、特徴を感じるんですよ。オレンジレンジやモンパチなどの沖縄系と並ぶ、どこか共通の空気感を持ち合わせたサブジャンルとして、ガールズバンドってあると思うんですよね。
そこで本日は、最近おすすめのガールズバンド、女性アーティストを紹介していきたいと思います。これから来るんじゃないかと思う、ガールズバンドを3つ紹介いたします。
1.the peggies
「このバンド、絶対来る!」と思って聞いてたら、もう来てたんですね。1バンド目はthe peggiesでございます。ちなみにこのセンチメートルは、1000万回再生されてます。
個人的に知ったのが結構最近だったので「流行りそう!」と思ったバンドやったんですけど、なんて言ってもこのバンドの力強さとメロのオシャレさのバランスが、まさしくガールズバンドっていう感じがしたんですよね。なんていうんですか、ガールズバンドって品があるんですよね。
別にこれは、男のバンドに品が無いって言うてるんやなくて、ガールズバンドは独特の品があることが多いんですよ。ロックの力強さは残しつつ、どこか柔らかさを感じる、品がある曲を作れるって言うところが、ガールズバンドをサブジャンルとして位置づけられると思う一番のところなんですよね。
とにかくthe peggiesに関しては、さっきのセンチメートルと、足跡の二曲を聞いて欲しいと強く思います。この二曲さえ聞いてしまえば、もう沼に落ちていることは間違いありませんから。
2.FINLANDS
個人的に2021年に初めて聞いた中で、一番ハマったアーティストです。FINLANDSでございます。
メンバー脱退もあって、今はボーカルの塩入冬子さんのソロプロジェクトになってますが、ロックバンドで女性のみという点ではガールズバンドとしても問題ないでしょう。とにかく人に勧めたい、とにかく人に推したいアーティストなんですよね。
以前、一音目でハマる曲という記事の中でも、このラヴソングは紹介させてもらいました。なんといってもFINRANDSは、とにかくエモいんすわ。
ひりだすような歌声に、ノリのいいバックのサウンド。そのコントラストに胸が熱くなることは間違いないんすよね。バンド好き、ロック好きなら必ずエモいと感じてしまう、かっこよさと哀愁を兼ね備えたバンドなんですよ。
ゴリゴリのロックサウンドと言う事で、今の流行りからすると少しずれますが、ロックブームの流れが来れば必ず乗れる、最高のエモバンドでございます。
3.ヤユヨ
これぞガールズバンドと言った雰囲気を持った注目バンド、ヤユヨでございます。
まだ大学生という4人組で、このさよなら前夜がバズって有名になったバンドでございます。関西のアラサーラジオ好きには超有名番組、ミューパラのレギュラーも決まったらしく、関西でかなり勢いに乗っているガールズバンドです。
僕自身もこのさよなら前夜を聞いて、彼女たちの事を知ったんですけど、初見の感想として、すがすがしいガールズバンドが来たなと思ったんですよ。チャットモンチーやSHISHAMOなどの系譜を受けつつ、今風の耳障りの良さを残した、地に足のついたガールズバンドやと思ったんですね。
というのも、前奏からAメロ入りのスネアや、ぬるっとサビに入ってキャッチ―でゆるっとした耳に残るフレーズをぶつける感じなど、今風のガールズバンドやなぁって感じがすごいしたんすよね。昔のガールズバンドが作った良い部分を残しつつ、今風のゆったりした空気感がカッコイイ感じがすごいするんですわ。
このバンドは、とにかくもう一曲が欲しいバンドになっております。売れかけてるバンドはどこもそうですが、一曲爆発的なモノを出した後、次に何をぶつけられるかが、かなり重要なのは言わずもがなでございます。
是非ともヤユヨには、さらなる爆発的な名曲を作り出して、全国区に羽ばたいていってもらいたいと思う、期待の若手ガールズバンドでございます。
音楽的な理論はともかくとして、沖縄系やパンク出身など、全然違う曲なのにどこか同じ空気感を感じるバンドというのは一定数いると思っています。
中でもガールズバンドは、他のものとは一線を画した人気を誇っております。流行り廃りにそこまで左右されない、一定の席を確保しているジャンルではないかと思います。
皆さんもこれを機に、ガールズバンド独特の品のいい空気感に、酔いしれてみてはいかがでしょうか。