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嫌な人から心を守る

突然ですが聞いてください。私の家族にISTPの男性がいまして。ただ、noteでお話ししてくださったISTPの方は良い方でしたし、ISTP全員を非難するものではないことを念頭においてください。

私のムカつく人

とにかく間違いを指摘するとキレ散らかす。ただキレるんじゃないです。キレ散らかすんです。
プライドが高くて自分の間違いを死んでも認めないのに他人の粗探しは大好きで、自分はいいけどお前らはダメという考えで行動しています。

他の人からしたら「そんなのどっちでも良くない?」ということでも、粗として見つかればおしまい。質問攻め(なんでそんな行動すんの?)からの人格否定がテンプレ。

普段から家族全員見下してるけど、その中でも私は最大級の見下しをいただいております。
自分の欠点から目を逸らして他人に当たりまくり、簡単に暴言と人格否定が口から飛び出る。記憶は都合のいいように改竄しているし、感謝も謝罪も言えない。分かりやすい弱者にだけ「可哀想じゃん」というポーズだけとってるのも腹たつ。自己を見つめ改善し更なる高みへという考えの私からしたら軽蔑にすら値します。

……と、少し愚痴になってしまいました。失礼。
とにかく、彼はISTPの悪いとこ全詰めセットみたいな人間なのです。

そんな彼の目線や言葉に傷つき、毎日、毎分毎秒のように「どうせ私はダメな人間なんだから死んでしまいたい」と考えていました。人と関わる時も子鹿もびっくりの震え具合。

しかしどうでしょう。今は悪いところは勿論ありますが、それを認識し改善しようと努めているという点を含めて自分が素晴らしい人間だと思っています。自分が好きというよりかは、誇りに思っている、が近い表現ですね。

そして昨日にも同じように嵐のような罵倒があったのですが、ふと考えてみると、私、今までほど怒ってないし、傷ついてないってことに気がついたんです。


ムカつかなくなった理由

まず、私の中で確固たる自分への自信があることが以前との違いだと思います。私は正しくあろうとしてる。別に他者の意見を聞かないわけでもないし、ただ「人間として」の正しさを探究しているわけです。
なので、改善点は多々あれど、私は正しい。少なくとも私の目指している理想は正しいと信じて疑わない。
(ロールモデルにしている人が本当に好きなのでその人が間違ってると思わない。そもそも正しいと思ったから好きになったし)

ロールモデル=正しい=それを目指している私


少し話が逸れました。
そんな限りなく正しくあろうとしている私。とんでもなく優しいですから、限界まで彼の主張を理解しようと歩み寄っていました。おそらく家族の中で唯一私だけが彼への理解を諦めていなかった。

しかし返ってくるのは罵声と自己中心的な理論のみ。

冷静に考えたら、どう考えても相手がおかしいに決まってる。

私が自己中心的な意見を言っているならまだしも、第三者視点に立ってみても明らかに相手が悪い。私に非があるとしたら、素直に怒ってしまうところだ。

まず考えてみてください。あなたの心を蝕む嫌な人。
その人の主張や言論は正しいでしょうか?
思いやりを少しでも感じられますか?

自分の悪かったところ。相手の悪いところ。
俯瞰して物事を確認しましょう。
どちらかが100%悪いなんてことはほぼありえません。自分の非を認められない人間が、他者の非を責める権利なんて無いのです。

例 相手が限りなく悪い場合でも
「あの言い方はよくなかったかも」「失言だったかも」「いつもした手に出てつけあがらせてるかも」
なんでもいいです。

ここでポイントなのは状況を俯瞰して考えるということです。


「暴れ犬になろう」

自分と相手の悪かったところを見直しまして、状況を俯瞰的に見てみましたか?

うーん、それでも相手の非が60%以上。さらに人格否定とか死ねとか言っちゃう。救いようのない「一人称人間」。
※一人称人間……物事を考える時に「俺が」「私が」しか無い人。また、それを自覚しない人

そうでなくても、心でムカつく!と叫んでいることでしょう。それならそれでいいです。もう思いっきり暴れ犬になりましょう。

いいですか?あなたは凶暴な犬です。
目の前の憎き人間に噛み付かんと目を光らせ涎を垂らしています。

おや、心の中のあなた(犬)の横に誰かいるではありませんか。

ジェントルマンです!!!

あなたの横にはジェントルマンがいます。私の場合はレイトン教授みたいなのを想像しています。とにかくジェントルマンです。

今にも目の前の人間に反論したり、物音を大きくしたり、誰かに八つ当たりしそうなあなた。そんなあなたにジェントルマンは言います。

「落ち着くんだ。一旦冷静になってみよう」

とは言っても腹が立つよ!あんな人間、許されていいの!?

「そうだね。彼はあぁいう人間なんだ。誰よりも君がそれを知っているだろう?こういう時、何をするのが正解か分かるかい?」

そうです。話の通じない一人称人間と関わる際の鉄則は間に受けない・反論しないです。それがあなたの心を守る一番の解決策です。

「正解だ。間違っても物にあたってはいけないよ。物に罪はないし、何よりその行動が彼の怒りを煽ってしまうかもしれない」

必死に冷静を装い、怒りを鎮めるあなた(犬)の頭をジェントルマンは優しく撫でます。

「よし、いい子だ」

ジェントルマンである必要はないのですが、暴れ犬を手懐ける落ち着いた紳士がいいのかなと思います。※一人二役

とにかく、心の中に感情を受け止め、行動にブレーキをかける理性の擬人化を作るというのがポイントになります。


理性(飼い主)と感情(あなた)

こうすることでどんなメリットがあるかというと、考えなしの行動をしなくなります。
「つい言い返してしまって、余計傷ついた」
「私の方が酷いことを言ってしまうところだった」
そんな後悔を減らし、その場での最善の行動を取れるようになります。

ジェントルマンは宥めるだけが仕事ではありません。
「何あいつ!」と思った時に、

「一度考えてみよう。彼はなんであんな行動をしたのかな?」

と、客観的に考える機会をくれるのです。もしこれを読まれている方が「俺が」「私が」の一人称人間であれば救いようはありませんが、そうでなければ効果はテキメンだと思います。

・自分は悪いことをしていないか?
・相手の言っていることは正しいのか?
・相手の暴言は何も考えずに発している鳴き声ではないか?
・今どうするのが最善か?

状況を客観的に整理し、怒りを鎮める。そしてあなたを褒める。
それがジェントルマンのお仕事です。

ジェントルマンのおかげで、相手の暴言を間に受けずに済むし、二次被害も防げる。一石二鳥の天才的アイディアですね!

感情で行動する前に、一度冷静に考える。客観的に考えるために、第三者であるジェントルマンと会話するのがポイントになります。


それでも心が痛い

その場をなんとか乗り切ったとしても、言われた言葉が刺さって抜けない。そういうことも多々あります。
私も思い出すだけでちょっと泣きそうになるのですが、これは本当に自分を認める以外に方法はないと思います。

あなたの言われた言葉が仮に事実だったとしても、それは情報に過ぎません。あなたを形作る情報の一つです。

誰にでも良いところ、悪いところがある。それだけのことです。

HUNTER×HUNTER読まれたことあります?
その漫画に登場するキャラに、シャウアプフという者がいるのですが、彼は言葉の最後に「それだけのこと」とつけるのが口癖です。

HUNTER×HUNTERを読んでいない方も、心の中にシャウアプフを飼いましょう。

「私が不細工ですって?そうね。確かに世間の基準で見たら私は可愛くないかもしれない。それだけのこと……」
「死ねですって?それはあいつが言っていいことと悪いことの違いもわからない猿畜生。それだけのこと……」
※シャウアプフはこんな喋り方ではありません

嫌なことを言われた後は「そうだよね、自分なんて」とネガティヴなループに入りがち。それを「それだけのこと」でストップする。

そうです。あなたが言われた暴言の数々は「それだけのこと」。気にする必要もないのです。ましてや、怒りに任せて人を否定するような人間は、その程度の人ということです。
その程度の人間が、どうしてあなたの全てを否定できるのでしょうか。


あなたの心のジェントルマンはなんと言っていますか?

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