ストレスホルモン、コルチゾールのまとめ
ちょっと内容が曖昧で分かりづらい、コルチゾールについてまとめてみました。
メンタルにはもちろん、美容や身体の健康においても有益な内容だと思います。
コルチゾールとは?
ストレスを受けたときに、脳からの刺激を受けて分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれるものです。
厳密にはストレスを感じたから分泌されるというより、そのストレスで身体に異変が起こらないように抗うため分泌されます。
ストレスがあるからコルチゾールが出てきてイライラ&モヤモヤするのか、コルチゾールが出てくるからストレスを感じてイライラ&モヤモヤするのかは解釈次第かもしれません。
コルチゾールの作用
副腎から分泌がされ、血圧や血糖値、血中脂肪に影響を及ぼします。
非常事態と脳が判断している状態でこうした影響を与えることで、心身が参ってしまうことがないように調節を行っている訳です。
この辺はホルモンではなく自律神経の働きに近いかもしれません。
また同じ類のホルモンで例えると、火事場の馬鹿力を促す「アドレナリン&ノルアドレナリン」が速筋なら、コルチゾールはもう少しマイルドに作用する遅筋のようなものでしょうか。
多いも少ないもダメ
コルチゾールが慢性的に過剰にある場合
肌荒れやアザができやすくなったり、お腹がぷっくりと出やすくなったりなるそうです。また顔がムーンフェイスと呼ばれる独特の丸顔になったり、野牛肩という首から肩甲骨にかけて硬い脂肪がついた状態になるのもコルチゾールが影響している可能性があるそうです。
そして常にコルチゾールによる抑制が働くわけなので、当然メンタル的にもうつなどの状態になりやすくなります。
ストレスはお肌の大敵、ビールばかり飲んでるとビール腹になるとは巷でよく言われますが、これらは要するにコルチゾールの作用なのかもしれません。
※ここに書かれているのはあくまで長期的にみた傾向であり、例えば肌荒れが最近多いからと言ってコルチゾールのせいだと決めつけるのは尚早です。
コルチゾールが慢性的に不足にある場合
全身倦怠感、脱力感、筋力低下、体重減少、低血圧、消化器系の不調に繋がる状態になりやすい傾向があります。
常にストレスに対してコルチゾールが足りてないわけなので、過剰な場合と同じくメンタル的にもうつなどの状態になりやすくなります。
コルチゾールが慢性的に不足にある場合は血中の糖分が少ないことも多いらしく、疲れた時に甘いものを食べると良いというのはホルモン的にはコルチゾールの不足作用を補うためという見解ができるかもしれません。
バランスを保つために必要なこと
コルチゾールの健全なバランスを保つために必要なことをまとめます。
・自分のストレス要因を調べて(現実的な範囲で)減らす努力をする
・健康的な食事を心がける
・適度なストレスやプレッシャーは◎
→運動や読書、勉強など。
・特にビタミンや鉄分をきちんと摂る(特にコルチゾールはビタミンCを使うらしい)
・タバコやアルコールを減らす、やめる。
※つまりビタミンCを破壊するタバコはストレス解消ではなくストレスから身を守るコルチゾールの邪魔をするということになります。
※ビール腹ってのは、ビールのせいではなく、そもそも毎日飲まなきゃやってられないというストレスが根本にあるのかもしれませんね。
まとめ
健康的な生活をしましょうねという、当たり前の結論になってしまいました。
何事も多すぎず少なすぎずのバランスが必要ということかもしれません。
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