【エッセイ】迷って、さまよって、見つけたもの。
noteという湖に溺れる。
今、どこにいるのだろう。
まわりを見渡しても、広がるのは青い海。
もがけばもがくほど、カラダは沈んでいく。
光のない、黒の中へ。
肺に水が入って、まともに息ができない…
そんな中、海の底であるもの見つけた。
やっと気付いた。
いつの間にか、「おとしもの」をしていたことを。
このところ、私は迷走している。
「私」と「かぐや」の境界線がわからなくなった。
大人がなんなのか知りたくなった。
「私」の一部を切り取られる。
ホントのことを伝えられない。
それがもどかしかった。
人の創るものに、より心を揺さぶられるようになった。
その果てには、「自分」がどうなってしまうのか。
わからなくなった。
言葉ならなんとでもいえてしまう。
それでも、どこかで道に迷う。
答えが見つからないから、思考をさまよう。
思考は、どこまでもぐちゃぐちゃになる。
考えれば考えるほどに。
ホントはなにを言いたいんだっけ?
noteでなにを書きたいんだっけ?
…自分を知りたいから。
知りたくてしょうがないから。
思考がどこまで私を創っているのか。
どこへたどり着くのか。
いつの間にか、それを求めすぎてた。
それに焦っていた。
私を迷わせていたのは「焦り」なんだ。
1ヶ月前の自分。
それを「超えなきゃ」と思ってしまっていた。
この文章を書いたことで、私の「流れ」は変わった。
「これ以上に感情のある文章を書きたい。」
これに囚われたことで、焦っていた。
よく考えれば、無理がある。
この感情は「もともと持っていたもの」じゃない。
noteで「書いてきた」から生まれた感情なのだ。
たくさんの本が積まれている図書館。
その本たちのホコリを落として、棚に1つ1つしまっていく。
それが私にとってのnoteだった。
いつからだろう。
何も書かれていない、まっしろな本に文章を書く。
それをいっしょに本棚にしまっていく。
この まっしろな本は、「今」をつくっている。
しかし、ホコリを被った本たちは「過去」をつくりあげたもの。
あの文章を超えるなら、あのとき以上に感情的にならなきゃいけない。
私の中での「意味」が違いすぎるのだ。
それにやっと気づけた。
気づいたけれど、焦りは消えない。
創作大賞も近い。
書きたいことは決まってる。
ただ、あの殺伐とした中で、中途半端なことを書きたくない。
「過去」にも「今」にも、しっかりとした言葉をあげたい。
「あなたは、私にとって意味があったんだよ」
そう伝えたいから。
大人になりたい。
まともになりたい。
それを成し遂げられるのは、私自身。
自分の感情は、自分で言葉にするしかない。
私の書く理由が、わかってきた。
感情を文章に飽和させたい。
私の「臨界点」を知りたい。
それが私の「noteをやる理由」なんだと思う。
その目標のためにやること。
それが、感情を文章に、気持ちに素直に、表現を磨くこと。
超臨界流体になって、自分の状態を保てなくなる。
そこに達したとき、私の感情がどうなってしまうのか。
それを知りたい。
すっかり、noteの海に意識を奪われてしまった。
もう、書くしかない。
境界線の区別がつかなくなるまで。
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