【スペイン語文法】直説法過去に特化した問題集あります。
こんにちは、セルバンテス書店のスタッフCです。
先週のお盆休み明けすぐに、お店のエアコンが壊れて大変だったのがこの夏のハイライトです。とりあえず1日は扇風機で凌いだのですが、それでも暑い…暑い…ボソボソ…ブツブツ…暑い…と全員呟きながら働きました(たぶん体に悪い)。そして来店されたお客さんも暑かったと思います…すみません!
では気を取り直して。
今日は前の書店ブログでも扱ったテーマで、直説法過去に特化した問題集「USO DE LOS PASADOS」について。
どんな問題集なの?
この問題集では、いろいろあるスペイン語の過去形の中でも直説法過去に絞って、現在完了、点過去、線過去、未来完了、過去完了を扱います。
(接続法過去は扱わないので、「じゃあ接続法過去を勉強したい私はどの問題集を使えばいいの?」という方におすすめの問題集は別途記事の最後で少し紹介しています。)
スペイン語の過去形はそれぞれ活用も違うので、1つ1つ覚えなければならなく大変ですが、活用を覚えたから話せるようになるかというとまた別で、また、ただ活用を覚えるだけではDELEのような実用的な試験はなかなか厳しいんですよね…。
もちろん最初は活用を覚えるしかないかもしれませんが、活用を覚えた後に「実際に使えるようになる」ためには、それぞれの過去形がどんな時に使われるのか用法を学ぶ必要があります。ということで、
・実際にどうやって使うのか
・どのような場面で必要とされるのか
これらを身に着けて「使えるようになる」ことを目指したのがこの問題集です。
扱われるテーマについて
この問題集で扱う過去形はこんな感じ。
上記の直説法過去について、それぞれの活用を提示しつつ、どのようなものか、どんな時に使うのかという説明があり、続いて練習問題を解きながら身に着けていきます。
例.過去未来形について
ここでは例として過去未来形がどんなものかを簡単に見ていきます。
動詞 Hablar の場合活用は…
Hablaría / Hablarías / Hablaría /Hablaríamos / Habraríais / Hablarían
動詞 Ir の場合活用は…
Iría / Irías / Iría /Iríamos / Iríais / Irían
まずは活用を覚えたら、次は実際に使えるようになるために用法を学びます。せっかく覚えたら使ってみたいですもんね。
用法1.間接話法
「〇〇は~と言った」という過去の発言を第三者に伝える時、「~と言った」の箇所が発言時から見て未来のことだった場合、それを第三者に伝える時は過去未来形を使います(説明が難しい…)
画像だとフクロウの発言の「iré」の箇所が、キツネの発言では「iría」になってますね。
用法2.可能性を表す時
過去の時点の出来事に対して可能性を表す時も過去未来形を使います。
例えば、「¿Dónde estuvo ayer Elena?」という質問に対しては、Elenaがどこにいたか確実に知っている場合は「Estuvo en Sevilla.」と点過去で答えることができます。一方、どこにいたのか正確には知らない、たぶんSevillaにいたんじゃないか、という可能性を表したい時は、「Estaría en Sevilla」というように過去未来形で答えることができます。
こんな感じで、過去形の使い分けができると、できる表現の幅が広がりますよね。
こんな方におすすめ
私たちがおすすめするのは、一度日本語で書かれた問題集で過去形を一通り勉強した方で、かつ、以下の方。
・スペイン語で勉強することでさらに直説法過去の理解を深めたい方
・DELEの受験を考えている方(B1レベル程度が当てはまると思います)
あともちろん!これまでスペイン語の問題集で勉強してきた方や、コースに通っている方で、直説法過去をもう少し勉強したい、という方にももちろんおすすめです。復習とか、苦手をなくすために使えます。
最後に、接続法過去を勉強したい場合はどうすればいいの?ですが、接続法の過去も含めてしっかり勉強したいという方には、今回のような部分的な文法問題集ではなく、通常(?)の文法問題集で、B2レベルのものが適しているのではと思います。
(ちなみにDELE的な目安でいうと接続法過去はB2から登場です。)
この2種類はB2の内容を細かーーーく解説してくれて練習問題も解けるのでおすすめ。
ということで、直説法過去に特化した問題集「USO DE LOS PASADOS」についてでした!
気になる問題集がある際はぜひお店にいらしてみてください。
スペイン語勉強のお話でもしましょう…笑
商品ページ▼