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人食いバクテリアとR-1グランプリ

このイベント、ワクふむLT会が目指しているのは「相互理解」です。
「相互理解」って、言葉で言うのはとても簡単です。これに限らず、何事も言葉で言うのって簡単ですよね。でもそれを実現することって、全然簡単じゃない。加えて「相互理解」みたいに目に見えないものは、実現できているかどうかの進捗を計測することも正直難しい。自分が選んでいる手段が正しいのかはいつだってわからないし、具体的な変化や成果を提示することも実際できていない。このままではよくないなとわかっていながら、定量的に測定する方法を仮説から導き出すことも、未だにできずにいます。

ただ、昨年から10回この企画をやってみて思うのは、成果を定量的に測れないからこそ、企画内容が少しでも想いとズレていたらここまで続けられなかっただろう、ということ。

どういうことかっていうのは、本文の最後に書いてみようと思います。
ひとまず本題の、第10回「ワクふむLT会」のレポートをご紹介していきますね。


ワクふむとは?

ワクふむってなんなの?っていうことに関しては、以前の記事でお伝えしています。「きっとこういう意味だろう」なんて、予想して読んでみてもらえるとうれしいです。INSIGHT LABの初note記事なので、ぜひスキをもらえると、広報(わたし)が元気になります。

なんでLT会なの?

LTとは「ライトニングトーク」のこと。稲妻のように早いプレゼンテーションのことです。なんでその形式をとったのかは、こちらの記事で熱く語っています。こちらは記念すべき2記事目ですので、こちらも併せてスキしてもらえたら、広報(わたし)が腹筋を10回くらいしようかと思います。

第10回ワクふむLT会  登壇者

今回の2名はどちらもS&Mチームからの登壇となりました。1人目は23年4月に入社した大型新人のYannさん。なんと今回は人食いバクテリアの脅威から見事生還されたということで、経験者にしか語れないリアルすぎる内容をお話してくださいました(いつもほがらかなLT会で初めて会場から悲鳴があがりました)。
そんなYannさん、先日Youtubeデビューを果たされています。ITコンサルタントに1日密着ということで、当社の雰囲気がそのまま出てる動画に仕上がっています。入社をご検討くださっているそこのあなたには、ぜひご覧いただきたい。

ごめんなさい、入社をご検討中の方向けにもうひとつご紹介なんですが、エンジニア版の1日密着動画も存在しています。もしよかったらこちらもご覧いただけると、より当社の雰囲気をわかってもらえると思います。ぜひに。

はい。そしてこのnoteのLT会の記事でも、メンバーが発表してくれた内容やお写真を毎回紹介していきますので、ぜひ読んでスキしていただけたら、広報(わたし)がスクワットを10回くらいしますので、夏に向けてのシェイプアップにご協力のほど、よろしくお願いいたします。

そして2人目の登壇者は、24年1月に中途で入社されたTottiさん。オフィスでお話する中での印象は「物腰柔らか」「笑顔がやさしい」「おしゃべりというよりは聞き上手」だったので、今回のタイトルを聞いたときは相当ときめきました。

「お笑い経験がない自分がR-1グランプリに参戦してみた」

……そんなおもろいギャップ、ずるすぎるわ。
ということで、今回も当日までワクワクが止まりませんでした。

【致死率3割】患者急増中、人食いバクテリアって何?(脱線多め)

(脱線多め)ということで、悲鳴が上がるほど怖い人食いバクテリアの前に、Yannさんの地元である岩手のご紹介がありました。岩手は案外でかいし、世界遺産も多いし、おいしいものもたくさんあるんだよ~と言って、この日は日本酒をみんなのために買ってきてくれました。きっと人柄のいい人も多いんだろうな岩手。いいところだ岩手。(ところで岩手のことを「いわて」とひらがな表記をすることが多いそうなんですが、これがなぜなのかがこの会の中で明かされなかったので、もしご存じの方がいらっしゃったらぜひ教えてください。)

ひとしきり会場がほっこりしたところで、本題の人食いバクテリアの話に移ります。(専門家ではないので、ここからは解釈や文言に不正確なものがあるかもしれません。あらかじめご了承ください)

まず、人食いバクテリアってなんなのか?
かみ砕いてお伝えすると、溶連菌の一部が変化したものなんだそうです。溶連菌はみなさん聞き馴染みがありますよね。経験者も多いはずです。この溶連菌、「連」の字からもわかる通り、複数の菌が連なっているものなんだそう。その連なりのなかのいくつかが、何かしらの要因で変化することで「劇症型」溶連菌というものになる。この劇症型溶連菌こそが、「人食いバクテリア」と呼ばれているものの正体です。
Yannさんは膝の擦り傷を放置したことで感染されましたが、奇跡に奇跡が重なり大事には至らず。熱は出たし入院もしたし、今もお酒は飲めなかったりスポーツも制限があったりしますが、2cm四方くらいの穴が膝下にあいただけで済みました!と笑ってお話されていました(ここで会場内に悲鳴。傷に奥行きがあるという新感覚に震えが止まらない)。

感染予防の方法として以下の3つを上げてくれていました。みなさんも(気を付けるのなかなかむずかしいけど、できるだけ)気をつけましょうね。

  • 怪我をしたら、消毒だけでなくしっかり石鹸で洗って絆創膏をはりましょう。

  • 手洗いうがいを忘れずに

  • 生ものには注意してね

お笑い経験がない自分がR-1グランプリに参戦してみた

みなさんR-1グランプリってご存じでしょうか?わたし自身、そう言われると詳しく説明できないなあと思いWikipediaにて調べてみたら、以下のように紹介されていました。

ピン芸で誰が一番おもしろいかを決める大会であり、同じ吉本主催の若手漫才師のコンクール・「M-1グランプリ」の成功に続く形で開催された。タイトルの「R」は本来落語を意味しており、第1回大会(2002年)は座布団の上でネタを披露することが決まりだったが、第2回からはその制限がなくなった。古典落語に限らず「とにかくおもしろいピン芸」であれば基本的に何でもありで、落語家モノマネ芸人、漫談家・一人コント師だけでなく、普段はコンビグループで活動している芸人でも個人で参加出来る他、アマチュアも2019年・2020年を除き参加可能。

Wikipedia:R-1グランプリ

この日、2人目の登壇者としてお話くださったTottiさんが、このR-1グランプリのエントリー情報をTwitter(現 X)で見かけたときの行動が以下。

  1. 素人でも参加できるのか

  2. おもしろそうだし、ネタになりそう

  3. フォームぽちり

ここまでの所要時間、なんと 3分 。すごい行動力。

ところが、ここで少し抜けているTottiさん。申込後の事務確認が漏れており、正式に申し込みの完了と一時予選の日程を知ったのは一次予選開催の2日前!!ご本人、まずは大混乱されたそう。

勢いで申し込んだけど、そもそも自分は本当にR-1グランプリに参加するのか?参加するなら2分間のネタを考えなきゃだができるのか?ネタに必要なものを揃えたり、ネタを覚えたりしなきゃいけないし、それを大勢の前でやらなきゃいけない。そんなことが自分にできるのか!?できるのか!?!?

…ということで、まずは現状のSWOT分析(戦略策定やマーケティングの意思決定、経営資源の最適化などを行うためのフレームワーク)をしました。

大混乱からのSWOT分析の落差に会場は爆笑。冷静すぎるSWOT分析シートと語り口にしばらくはあちこちから笑い声がきこえました。でも確かに、こうやって物事を分析的な観点で見ると、自分の取るべき行動を選びやすくなる。これは個人的には大きなふむふむでした。

結果的にTottiさんはご自身の強みを活かし、弱みをカバーするようなネタを考えて予選に参加!150人ほどのお客さんの前で披露し、ある程度の笑いもとれたものの、結果は1次予選敗退となりました。

この経験から、本当に大事なのは結果ではなく、挑戦したことで得られる発見や成長だとTottiさんは話されていました。

自分が出会ういくつもの選択のボタンの中で、押せそうなボタンは押してみる。やったことのないおもしろいことってたくさんあるし、全ての経験は人生のどこかで活きてくる。何より、どんなことでもやってみるとなんとかなるから、気になったら小さなことからやってみよう。

挑戦への勇気が沸くようなメッセージで締めくくってくれました。

まとめ(というか想い)

冒頭に書いた、昨年から10回この企画をやってみて思うこと。成果を定量的に測れないからこそ、企画内容が少しでも想いとズレていたらここまで続けられなかっただろう、という言葉について少し補足していきます。

成果を定量的に測ることができた場合、続けるか続けないかの決定は「成果が出ているか、出ていないか」でされることが多いかと思います。ビジネスとしてそうすべきだと、わたしも思います。
一方で、成果を定量的に測れない場合の、続けるか続けないかの判断はどうなるか。きっといろいろな意見があると思いますが、個人的には「やっている人の納得感・想いの強さ」にかかってくると思っています。
例えば会社や上司から命じられ、納得感なく、想いのズレがある状態で運営していたら、自分自身がネガティブな目になっている可能性が高いです。無意識に良くない兆候にばかり気付いてしまい「続けない選択をさせるようなインプット」を多くしてしまうのではないかと思います。
しかし自分の想いとズレがない状態で運営していれば、自分の目はポジティブな目になる。多くの良い点に気付き、悪い点も改善点として次に活かすという選択をとります。自ずと「続ける選択をさせるようなインプット」を行いますよね。だから続く。定量的に測れない物事については、これが全てなんじゃないかなあと、最近思ったので書いてみました。

とはいえこのワクふむLT会はここまで10回続いていて、毎回安定して30人ほどが参加してくれている。「登壇したい」という声を上げてくれるメンバーがたくさんいる。それこそが成果だ、と言ってもいいのかもしれませんね。メンバーのみなさまのおかげで成り立っています。ありがとうございます。
今後も、ワクワクふむふむする時間を、ぜひご一緒しましょうね。

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