こりゃ死ぬわ・・・コロナ陽性になってわかった日本のグダグダぶり
先日27日。
コロナ陽性確定。
それから一日半。
何もできず何も処置されずただただ放置の時間が続く。
上野駅前クリニックというのが無料検査やってると聞いてそこで検査した。
21時に結果が出るとウェブサイトに大きく書かれていた事実と異なり実際の結果報告は夜中の1時。
ショートメッセージで陽性者は東京都宿泊施設へ電話を・・・・って末尾にあって終わり。
そしてその電話はいつになっても繋がらず・・・・
このまま放置プレイも癪なので自分で市役所のコロナの部署に電話掛けまくる。結果どの部署もグダグダ・・・・
口を揃えて言うには保健所の指示に従えと・・・・
コロナ発生から2年以上も経過しているのにこのザマか・・・
保健所って電車2つ乗り換えるぐらい遠くにある場所。
そして自分が住む所は東京市内(市である)でも病院が沢山ある場所。
実際住んでいるアパートから300m離れていない場所に大病院がある。
10は下らないんじゃなかろうか?病院の数。
そんだけ病院ある場所で「検査できない」「指示も経過観察もできない」「解除日が判らない」・・・・・こんなことってある?
そうこうしているうちに空気が薄くなってきた。
正確には酸素を取り込む肺の機能がやられてきた。
深く息を吸い込まないと苦しくなる。
自分はさらに電話をするがどこも「保健所が」を連呼するばかりで何の役にも立たない。
そもそもコロナみたいな大流行ウイルスに対して全国に数点しか存在しない保健所に全ての権限と仕事を集中させることがバカだ。
おかげで保健所に電話は永遠に繋がらず、自分はただただ呼吸が苦しくなっていくのに何も処置されず自宅で電話を繰り返すのみだった・・・・
ああこうやって死んでいくんだな・・・・・
その時はっきりと解った。
テレビニュースで放送されない陰でひっそりと死んでいく多数の独身者。
家族がいない人間は一人でひっそりと死んでいく。
病院にも入れず、入院も出来ず、宿泊施設も与えられず、医師の診断すら無く、ただグダグダと時間だけが流れ死んでいくのだ。
コロナはインフルエンザと言われるようになったが、決定的に違う点がある。それは酸素が取り込めなくなる症状だ。
脳は酸素が届かないと数秒でブラックアウトする。
息苦しくなってから「まだ大丈夫」とか思っていたらすぐに息ができなくなって救急車呼ぶ事すらできなくなり死亡。
そうやって死ぬ。
今回の件でよく分った。
電話の会話すら出来ないのである。
さて、一人で懸命に電話掛けまくって、しまいには息苦しくなって得た解答。
保健所の入力フォームに入力
その解答とは保健所の入力フォームに記入送信することだった。
これ自分でやらないことには何も進まない。
上記の上野駅前クリニックのSMSにはそフォームのURLが一番下に記載されていた。
なぜここに気づかなかったか?
まずフロー。
検査結果URLは一度アクセスしてしまえば再度そのページを更新するだけで結果がいち早く表示される。
ちょっとネットに慣れた人間なら再びメアドとパスワード入力する手間を惜しんで、一度開いたページを開きっぱなしにしておくだろう。
そしてそのページは強制ログアウトなどセキュリティー対策してないサイトでは有効。
だから自分はそのページを開きっぱなしにしていたし、万一陽性確定となれば、その後のやるべきこともそのページに記載なりリンクなりされているだろうと思っていた。だって普通そうだろう?
しかし現実にはそんな気の利いたリンクなど貼られていなかった。
もう一つの理由。
結果通知にリンクを貼らず、別メールで陽性者にSMSを送付する流れ。
まずここが判りにくい。
そして保健所へのリンクは一番下だ。
なぜサイトの一番目立つ所に保健所リンクを貼らない?
長々とテキストの説明文が入り、それが終わってようやくリンクがある。
それも単にURLの羅列。
そもそも、なぜそれより前に宿泊施設の電話番号がある?
検査結果の陽性者のPDF(しかもPDF)の下に宿泊施設の電話番号があるのだ。最も必須フローである保健所への報告より前にこれが表示される・・・そして陽性者はそこに電話するようにと書かれている・・・・
そんな書き方したら、コロナ陽性確定者が宿泊施設の電話番号に流れ込むのは必至だ。「保健所への陽性確定の報告」という大事なフローを飛ばしてまで宿泊施設に電話してしまう・・・・・
普通逆だろ???
そして自分もこのトラップにまんまと引っかかってしまったわけだ。
今でも同クリニックで検査確定した陽性者は宿泊施設の電話に掛けまくっているはずだ。
そうこうしているうちに肺が機能しなくなったら・・・・・・
それは半日で起こるかもしれないし、数時間でそうなるかもしれない。
つまり生死を分けるぐらい重要な要素なのにそこに辿り着けないようなトラップになっているのである。同クリニックの通知が。
同クリニックを責め立てたがこのようなグダグダぶりはこのクリニックだけではない。
自分は東京市内でも最も病院の多い市に住んでいる。その市役所に電話を掛けたが、どの部署も保健所に問い合わせるよう言ってくる。
保健所の電話が繋がらないから市に連絡しているんでしょーが!!!
この怒り分かってもらえるだろうか?
もう息が普通に出来なくなって電話口で深く呼吸しながら喋っている段階である。
自分の心肺機能が弱かったらいつ死んでもおかしくない。
この状況でよくこれだけグダグダしてられるものだ。
東京市内で最も病院が多いと誇る市ができる唯一の事。
食事の供給とパルスオキシメーターの貸出しだけだそうだ。
パルスオキシメーターは酸欠で死ぬかもしれないから借りた。
この数値が96以下になったら救急呼んでいい。
食事はありがたく頂いた。
一食一食、宅配ではなく、ダンボールでレトルトやインスタントを届けられた。チャイムも鳴らさず立ち去っていった。
でも今はこうして無事に記事を書けるほど回復した。
体温も36.8度でパルスオキシメーターも正常値を示している。
でも自分がもうちょっと高齢で心肺機能が弱かったら死んでいるだろうな・・・・・・・・
確実に・・・確実に死んでいるだろう。
そしてそうやってひっそり死んだ者にはこうして抗議を唱える場所も時間も与えられない。だって死ぬから。
グダグダやっている役人にとっては本当に好都合だろう。
自分は単に運が良かっただけだ。
速急に修正すべき課題
まず全国に数カ所しかない保健所にコロナに関する証明書と権限を集中させるのをやめろ。
そんなもん病院単位でやればいい。
数時間で死ぬかもしれないのに悠長に一日以上掛けてちんたらやっている時間はない。保健所が抱えている作業を病院単位で分散すれば処理速度は倍になる。
コロナ確定から入力して登録送信までが高難易度
もうバカかと。
コロナですぐ死ぬのはITに疎い高齢者だと言うのに、ガラケーしか持ってないような者にURL直貼りとか高難易度過ぎる。
URL直貼りだけでもやめてQRコードにすべき。
そうすれば子供の持っているスマホ操作で登録まで行ける。
厚生労働省のサイトの作りがバカ
陽性者が自宅待機などの療養解除の情報がかなり下にある。
とにかく分かりにくい。
殆どが「手の洗い方」や「マスク」など緊急性の低い情報がページ上部の可読性の高い場所にあり、もっとも緊急性の高い情報、つまりコロナ陽性者の情報がページ真ん中という可読性の低い場所に位置している。
それも1ページの情報量が辞書ぐらい多く、その中での真ん中である。
新聞記事より見つけにくい。
なんでこうなってしまっているかと推測するに、あのページを作っているのがデザイナーではなく、ただのお役人だからだろう。
ウェブページのレイアウトがまるで素人なのだ。
どっかのパンフからスキャンした画像が唐突に貼ってあるし、その画像の書体も字の大きさも画像からパクったまんまだ。
だからパソコンで見ると画像と字が馬鹿みたいに小さくなって読めない。
文字と画像を分けるのはウェブデザインでは最低限のルールだ。
そうしないとスマホとパソで文字の表示が変わってしまい、実に不親切で見にくいサイトになってしまうからだ。
パクったパンフはデザイナーが作ったからいいものの、それをウェブサイトで使うには、文字を1から打ち直して再構築しなければならないのだ。
あのページを作った者はその最低限のルールすら知らない。
いくら厚生労働省のお役人が高学歴で高所得だろうとウェブデザインの能力は無い。そしてそのデザインが出来ない結果が孤独な死人を多出していることに気づくべきだ。
コロナのような緊急性のある情報サイトはデザイナーに作らせろ!
以上である。