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実力もスキルもあるのに自信がない人〜「インポスター症候群」の乗り越え方

こんにちは。
あなたは能力もスキルもあるのに「わたしなんて…」
言ってしまうことありませんか?

それを謙遜で言えている時はいいのかもしれません。

でも、周りの人達から見ても、優秀で、スキルも能力もあるのに、本気「わたしなんてダメなんです。」と思っているなら、今日のトピックはあなたのためかもしれません。ぜひ、読んでくださいね!


▪️元FacebookのCOOもインポスター症候群があった

元フェイスブック最高執行責任者のシェリル・サンドバーグ氏。彼女は誰がみても疑いようのないほどの優秀な女性です。でも、彼女が書いたベストセラー『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』の中で

「今でも朝起きて、
 自分が詐欺師(インポスター)なのではないかと感じる日がある」

LEAN IN  シェリル・サンドバーグ氏


インポスター症候群というのは、すばらしい成果を挙げ、周囲から高い評価を受けているにもかかわらず、

「自分は、周りの人が思うほど、すごい能力や専門知識を持っているのではない。そんなふりをして、周囲の人をだましているのだ」

と思い悩む心理状態を指しているとのことを言っています。


わたしも管理職やリーダー職をしてきましたが、
この書籍『LEAN IN』を読んだ時に励まされました。

だって、こんなに優秀な女性でさえ、
わたしと同じように悩むんだ…、多くの女性がこのインポスター症候群に悩まされているんだと知り、自分の「心」と当時の「仕事と職場」に向き合えたことを思い出しました。

当時は、本当に辛かったのです。

▪️「私にはそんな資格がない」という縛(しば)り

重要な会議の席で発言しようとした時に
頭の中の小さな声がささやきます。

「本当にあなたがそんなことが言えるの?」
「そんな資格はあるの?」
「みんなはあなたの力不足は気づいているはず」

と。そんな経験、ありませんか?
この声が聞こえてきたら、自分がそこにいることも場違いに思えてきたものです。

これこそが「インポスター症候群」です
自分の能力や実績を正当に評価できず「なりすまし」のように感じてしまう心理状態のこと。特に、女性リーダーの多くがこの症状に悩まされています。


特徴としては

・新たな挑戦を避ける傾向にある
・自己評価が極端に低い
・成功することへの不安感がある
・女性が多いと言われている

心当たりがありませんか?

わたし自身 上の3つとも持っていました。

▪️なぜ女性リーダーが陥りやすいのか?


自己肯定感の低さによる自信と
周囲との評価ギャップによるものが大きな要因
です。

男性も陥ることがありますが、女性より克服しやすいと言われているんですね。

また、女性の方が症候群に陥りやすいのですが、
3つの理由があると言われています。

①社会的プレッシャー 周囲からの評価が気になる
②社内、女性のロールモデルの不足
③完璧主義

 管理職や責任者を任され「ちゃんと任務を果たさなきゃ。達成しなきゃ。」というプレッシャー。男性が多い会社の中にいると男性との仕事とのやり方の違い、考え方を比較したりして辛くなったり、成果が思ったように出なかったりすると、それができない自分を完璧主義の自分が責めます。

これらの要因が重なり、自信を持ちにくい環境に女性はなりやすいようです。

▪️乗り越えるための5つのステップ

では、このインポスター症候群をどう乗り越えればいいのでしょうか。私自身の経験も交えながら、5つのステップをご紹介します。

①自己認識を深める

自分の感情や思考パターンを客観的に見ることです。「これはインポスター症候群かもしれないな。」「今、とても落ち込んでいる。」「嫌な思いになっている」と認識できるだけでも、大きな一歩です。

成功の記録をつける

日々の中の小さな成功や感謝なことや、自分を褒める言葉などをノートに記録してみるのも良いですね。これも自分を客観的に見ることができるし、振り返ると、自分の成長や貢献が可視化され、自信につながります。

完璧主義をやめる

「まだ準備が足りない」と思っていては、チャンスを逃してしまいます。しかも、完璧にできる時なんて来ないもの…です。60%の準備で十分、という心構えで挑戦しましょう。失敗も成長の糧、「失敗なくしては成功できない」「失敗しているのは挑戦者の証」くらいでもいいでしょう^^

自己肯定感を高める習慣づくり

毎朝、鏡を見ながら「私は十分な能力がある」と自己暗示をかけるのも効果的。最初は照れくさいかもしれませんが、継続することで徐々に自信がついてきます。
わたしは、いつも自分を励ましてくれる言葉を暗示のように繰り返しては、イメージしていました。

メンターを見つける
信頼できる先輩や同僚、または、専門家に悩みを打ち明けて、アドバイスをもらいましょう。彼らの経験談を聞くことで、自分だけが悩んでいるわけではないと気づけるはずです。

わたしはインポスター症候群のことを知ってから、上のことをやってきましたが、随分と良くなったように感じます。自分自身が仕事をしやすくなったり、コミニュケーションが楽になったり、自信がなくなるようなことがあっても、意識的に自分の想いや感情をコントロールしやすくなりました☺️
あなたもよかったら、試しにやってみてくださいね!

▪️最後に

インポスター症候群は、ある意味長い間、あなたの思考や習慣に入り込んでいたりするものです。一朝一夕で克服するのは簡単なものではないと感じるでしょう。

でも、一つ一つ乗り越えていくことで、あなたはより強く、しなやかな人へ、
そして、リーダーへと成長していくでしょう。

それに、あなたは決して「インポスター(詐欺師)」「嘘つき」ではありません。今のお仕事への姿勢、キャリア、ポジションに至るまでの努力と実績は、紛れもない事実。第3者にそんなお褒めの言葉や評価の言葉をもらっているなら、それを大切にしましょう。

そして、最初はなかなか難しいかもしれませんが、自信を持って、あなたらしいリーダーシップを発揮してくださいね。

さあ、明日からまた新たな一歩を踏み出しましょう。

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