はじめて自分から「やりたい」と言った習い事。
毎週、月曜日の夕方は、
長男の習い事に同行しています。
習い事は空手。
はじめて長男が自分から
「やりたい」と言い出した習い事です。
私の父が空手を昔からやっていて、空手に興味を持ちました。父は大喜び。
と言うのも、私は空手をしていません。
私も小さい頃、父に空手稽古の見学に連れて行って貰ったことがありました。
でも、全くの無関心。
申し訳なかったなと感じます。今、考えれば分かることなのですが…
自分から率先して、子供を連れ出すタイプでない父が、わざわざ空手の道場に連れて行った。
それは、かなり私に空手をはじめて欲しかったと言うことです。
父はそれっきり、私を誘うことはありませんでした。
20年以上の月日は流れ…
「じいちゃんみたいに空手やりたい」と言われ、
「ホンマか。じいちゃんと一緒やな」と嬉しそうな父を見て、私の心も弾みました。
今では毎週、長男が練習している時の写真や動画を、家族LINEに送るのが私の使命です。
いつも淡白な返事しかない父ですが、
長男の空手のLINEの時だけ、柄にもなく陽気なスタンプを送ってくる。そんな父に笑えます。
新型コロナウイルスの対策もあり、練習できない時期もありましたが、もうすぐはじめて1年。来週はいよいよ試験です。
合格すれば、念願の色付き帯。
長男は、運動神経が抜群に良いと言える子ではありません。身体も硬いし、リズム感もない。
けれど、先生のアドバイスをよく聞き、真面目にコツコツ頑張った1年。
「凄く上達しています!」と今日、先生に言われたのもあり、長男の身体から「自信」が湧き出ているように感じます。
父も「来週の試験は見に行けるから」と、さっきLINEが入りました。
4人兄妹の長男は、普段から真面目で頑張り屋なので、ついつい何でも一人で任せてしまいます。
だから、習い事の2時間は、息子しか見ないと決めています。
息子の練習を見ていると、なぜか自分の過去を遡ったり、今の子供の成長を感じて、その先の未来を想像したりしています。
この時間は私にとって、とても大切なのだと分かりました。
では、また。
いの まどか でした。
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