愛、喜びの感情からの行動
乳がんだとわかって1年経った頃、2021年12月、この頃は3ヶ月に1度CTを撮影していて、私は骨にも転移があることを知った。右腸骨と10番目と7番目の背骨に転移がある。原発の乳がんは少しづつ小さくなっているけれど、左腋窩リンパ節と肝臓の転移部分の大きさは変わらず、新たに骨の転移があります、と先生から告げられた。
また恐怖と不安が襲ってきて、今までしてきたことを振り返ってみたりした。
でも、2020年の5月にCTを撮影して、腫瘍が大きくなり、がんが進行しているとわかった時と違って、この時には、ひとつ気づいていたことがあった。
それは、不安と恐怖からの行動をやめる、ということ。
いつもだったら、進行しているという検査結果を知ったら、あれがいけなかったのかな、これが合ってないのかな、とネガティブな情報を自分の中に見つけては、じゃあこれをしたらいいかな、こっちの方が効くかな、と不安や恐怖からの行動を取り続けてきていた。
G-nius5の尾崎里美先生のイメージトレーニングの講座を受けて、この不安と恐怖からの行動を取り続けていたら、不安と恐怖が出てくる原因、私の場合は、がんという現状は、消えないのだということを教えてもらった。
そうではなくて、愛、喜びの感情に基づいた行動をしていくことで、愛、喜びの現実、私の場合は、健康という現実が目の前に現れるのだ、ということの大切さを教えてもらったので、骨の転移を知った時に、それを試す時がきた!と思った。
愛、喜びの感情に基づいた行動、それは、目の前の現実、骨の転移という現実に振り回されず、体に愛と喜びを感じることをし続けるということ。
自分の軸を貫くという練習がここから始まったのだと思います。
例えば、コーヒー飲みたいなあと思ったとしても、でも、冷えるしなあと思考が働いて、コーヒーを飲むことをやめていた。確かにたくさん飲むと体は冷えるので、注意は必要ですが、いつも体は一緒ではないので、体の調子をみて、飲むことを自分に許可していった。
そう、体はいつも同じじゃない。
いつも違っていて、それは毎日というサイクルでもなくて、今この瞬間瞬間ごとに違っている。そのことをすっかり忘れていた。
だからいつも体をチェックして、いつもと違うところに気づいて、知っていることが一番大切で、頭で考えて、こうしたらいいと思いつくことは、ぜんぜん当てにならない。思考は嘘をつくのだと今ではわかる。
体が一番正直で、嘘をつかない。
そこから、体が本当に望んでいるものを食べたり飲んだりしていくことにした。
そしたら、美味しいと感じる量っていうのがあることを知って、食べすぎることがなくなった。猛烈に食べたい!と思って食べても、ある程度食べたら、美味しいと感じなくなる瞬間があるので、そこに気づいて食べすぎることがなくなった。
そして体が本当に望むものを見つけて行動していくことは、自分の軸を貫くということにもつながっていた。
自分の軸を貫く行動というのは、体の声を聞いてそれを表現すること。本当の自分の欲求に気づいて、それを自分に与えてあげること。
私は今まで、自分を抑えていたから、自分の本当の欲求にとても鈍感で、わからなくなっていた。今日の献立を考える時にも、自分の食べたいものよりも、家族が食べそうなものを作ったりしていた。だから、日々のこれ食べたい、こう過ごしたい、など、小さな欲求を見落とさず、実行していくことから始めてみた。
そうすると、体、魂がとても喜ぶ感じがした。
でも最初は、自然療法を選択して食事療法をしていたので、その知識が逆にこれを食べたらがんに影響があるのかな、と不安の種になったので、不安があるうちは食べるのをやめておいて、その思考パターンから抜けるのにも少し時間がかかった。本当に自分はどうしたいのか、そこの見極めが私にとっては、とても大切なのだなと思った。
イメージトレーニングの講座へ参加する事になった経緯としては、頭の中にイメトレが浮かんできた。なぜかは全くわからないけど、ふと頭の中に浮かんできて、それを直感というのかもしれない。はじめはイメトレに参加する気がしなかったのだけど、時間を置いて、2回思い浮かんだので、これは導いてくれる自分からのメッセージだと思い参加する事にした。
尾崎里美先生のイメージトレーニングは、自分にとってはとても効果があった治療法と思う。脳をうまく活用して未来を作る方法は、病気だけでなく、生きていくのにとても効果的だと思う。ピンときた方は、ぜひ先生の講座を受けてみてください。
今日も読んでくださって、ありがとうございます。
写真の精麻飾りの結びは
四つ手淡路結びという結びで
内側と外側の手を結ぶ、という意味があり
調和という意味を形にしたものです。
古来から使われてきた日本の結びです。