伝統工芸はほろびゆくのか?〜新しいマーケット選んで、置き換えてもらう!〜
まいど、おーきに!
おーきに祭りのモルスケさんです!
このレポート機能、結構気に入ってしまったんで、ボクなりに感じていることを猫目線でどんどん発信していきたいと思います。
ボクは妹のブリーさんと1961年のワーゲンバスで、1965年のエリバってトレーラーをひっぱって日本中を旅してます。
お父さんとお母さんがな商品見て気になったり、好きになった人のところに連絡して、会いにいくことが多くて。まぁ、嗅覚ですな。そいうのを家とかキャンプで使ったりするんです。
で、そのものづくりの現場を見せてもらうことが多くて。工場さんとか、職人さんとか、アーティストさんとか様々なんやけど。
ボクなりに思うのは、よく人間が「こんな素晴らしい文化や技術をたやしてはいけない」って簡単にいうんですけど、どうもね。
ボクと、ヒストリックカーの世界でヨーロッパの社交界で、三度の飯よりヒストリックカーが好きって、車ムシャムシャ食べながら潜伏してきたお母さんの意見は一致していて、
「必要ないもの、進化しないものは淘汰される」って考え方なんです。
残したいって騒いでるだけ、それを買え!ってマーケットに叫んでるだけじゃ、ゴミ生み出すエゴね。
まぁ、センシティブな問題なんで、これ読んで怒り狂う人も炎上するのもウェスカムなんですけど、まずは最後まで読んでくださいな。
たとえば、FCIさんと「現地の民芸品をそのまま持ち込み無のはフェアトレードとはいえない」って話してはったんですよ。
「新たなゴミを生み出すのではなく、生活に必要でコンスタントに消費されるものを、フェアトレード商品で置き換えることで、継続性がうまれる。民芸品の紹介、販売では永続性は生まれない。だから現地で継続的な生産者へのサポートはできない」
って、同じことをボクもまさに思ってたところで。それって伝統工芸品や日本のものづくりに対して、なくなったら困る!もったいない!って簡単なはなしじゃなくて。伝統工芸じゃない普通の商品が世にでるのとルールは一緒なんです。
やってはる、成功してはるところは必ず変容して、進化してるんですよ。たとえばALL YOURSさんが泉州の毛布の技術を使って、「着る毛布」ってネーミングのMOFU服作ってはるんですけど、そいうことなんですよ。めっちゃかわいくない?めっちゃあったかいしね!軽いし!伝統工芸じゃなくて買うでしょ、伝統工芸って聞いたらもっと買うでしょ!2枚目かうでしょ!
そーいうこと!!!
毛布が毛布として原型なくっていいんです。原型ないから生き残っていける。なんとなく原型が残ってても、ぜんぜん違うマーケットに挑戦していかないと、そもそも伝統工芸自体のマーケットがほとんどない、買う人がいないマーケットで生き残るもヘッタクレもないわけです。でね、服はみんな着るでしょ?だから置き換えてもらうんですわ。
ボクの友達のerakkoの柴田くんは、お父さんはすんごいすんごい!伝統工芸の漆職人さんなんです。一点ものの茶器とか、祇園祭の山車とかね、ほんまマルチで「京都の職人はなんでもできなあきまへん」って感じ。お父さんの作品は芸術。鳥肌もんなんです。お母さんが、しびれる〜!!って騒いでうるさいやつ!工場から帰らないやつ!
で、息子の柴田くんは一人旅が好きで、会社辞めて自転車で日本一周して、独学で木工学んで、その逸脱したお父さんに漆を学びはって。今もバイクで一人旅が好きやし。木のぬくもりとか木それぞれの質感とか木目とか個性がステキやから、それを知ってほしい、日常で使ってほしいって。
「木と漆の山道具」ってね、もう伝統工芸とぜんぜんちがう、アウトドアのマーケットではじめっから出したんですよ。わざと木をうすーーーーくするとか、軽くする、とか技術を切磋琢磨するとかじゃなくてね、わざとコロンってした木の丸みをね、知ってほしいってね。だって自分が好きやからってね。
まるっこくてね、軽さとか無視してね。漆も木の質感をより出したいパーツには使わず、ミツロウ使うとかね、いいじゃないんですかね。キャンプ用の鍋に入るようなサイズで、鍋が大きい時は布でくるんでねってね。
そーいういうこと!!!
おわかり???
お父さんは一人旅もウルトラライトの人たちのマーケットがあるよって紹介してはったんですけど、お母さんは僕らのためのご飯テーブル(ペットの餌台)作ってとか、自分がmacするための折りたたみのちゃぶ台作ってとか、好き勝手言ってましたけどね。
それもね、そーいうこと!なんですよ!必要なものを置き換える。たとえば、ペット産業ってうなぎのぼりでね、うちみたいな人間以外が子供ってね、猫とかね、多いんですよ。
子供以上に猫に自分の好みなんてありませんのでね、親が好きなように、安心して使える〜!とか部屋にマッチしてる〜!とか自分の好みのものを選ぶんですよ。
なんなら、自分以上にお金と愛情かけるんですよ。それってね、善悪だとか、そんなお金あったら死んでいく猫たちのために使えとかじゃなくてね、もう実際にマーケットがあるわけ。
日本の職人さんの技術が生き残る時にね、今更、飽和した難しいアパレルや雑貨ののマーケットにはいるとかね、まぁ、普通は難しいのでね。特定のマーケットを狙う。これ、えーやろね。
自分が好きでこそ、こいうの使いたいなってものこそね、自分の周りの友達もほしがるし、マーケットも欲しがるんでね。自分の好きなマーケットを特定する。
自分でなんか世に出したことない人ってね、お金かけて広告したらとか、デパートにだしたらとか、クラウドファンディングにだしたら、とかいうんですけどね、だしたら売れる魔法のツールはないんです、今の時代。
「ストーリーを売る」ってね、あったでしょ、商品のストーリー。たとえばこのトマトはこんな人が作ってますシールとか。それもね、そんなどこでもあるストーリーね、誰もいらんのですわ。
人が欲しいのはね、人。
人を愛したいの。
モノを通してその先に人を愛したいんよ。
でも愛とかね、商品に愛がこもってねとか説明に書く人もいるけどね、愛がこもってるなんて、当たり前でしょ、、、んで、抽象的で押し付けがましくて引く人もいてはるでしょ。知らんがな、ってね。ちゃんと機能説明してや、ってね。
「人を売る時代」なんですよ、今はね。人を買うのは、その人の周りの人。なんでかってね、その本人をよく理解してるから応援するでしょ?そんでね、愛されるからね、その商品は普及していくの。
モノは売り買いする時代は終わらはったんですよ。モノを通して、人が人を愛するためにモノを買う時代ですねん。
「たくさんの日本中のみんな」に愛されるんじゃなくてね、あなたと共通の価値観を持ったマーケットが、需要を持っているわけ。
そーいうこと!!!
今のマーケットの基本はね、
①自分の属するマーケットを特定する
②置き換えられる、生活に必要性の高いものをつくる
③自分の友達が買ってくれる
それがね、伝統工芸に進化を要求するんですよ。マーケットに必要なものを作るから、それに合わせるの。
偉そうにすいませんね、、、猫なんでね。思ったこと言ってるだけでね、何が正解とか上からとかじゃないんでね。許してや〜!
これができたらね、伝統工芸でもなんでも売れるしね。生き残れるの。ってことでね。
ハイ!またモルスケショッピングのお時間が参りました〜(パチパチ!)
errakoさんにもね、頼んでみたね。廃棄されたり一般の流通に乗らな愛商品ない?作れない?ってね。
ありましたありました〜!あまりに木目が個性的すぎるとか、漆ぬったら照りが強すぎる、写真に撮ると色が映りにくい、数が足りなくて供給ライン化に至らなかった。虫食いがある。とかね。
虫食いは埋めて漆塗ったら同じなんでね。おかあさんはエクボって呼んではったね。
ダイヤモンドでもインクルージュんってマイナスにみないで、エクボっていうんよ。インクルージョンはゴミ、エクボは幸運の印!
そーいうこと!!!
うちのお母さんもお父さんも個性強い方が好きやしね。木の素材それぞれに特性もあってね。
オークウッドとか、ナラとかサクラとかね。自分にあったカラーがありますやん、人には。その色、木目の出方、テリ、とかさ。全然ひとつひとつ、違うわけ。でも個性強烈なんは売りにくい。
そいうのこそをね、いのちの感謝祭のリターンで出してってね。んで自分がどんな木が好きかなんて好み、誰もはじめっからもってないやろうしね、こちらでこの人これ好きそうやなーって、お母さんの得意技なんでね、バシッと届けられるやんなって。
ハイ!errakoさんの個性的すぎる器たちは↓↓↓
これもね!ボクとお揃いやからね、ボクらいま、これのご飯テーブルも作ってもらうのでね。今日もこのレポート読めた人、よかったね!!!笑。
ほなまた、そんなこんなでね!おーきに!おーきに!おーきに!祭りのモルスケさんでした。愛を送ってるでぇ〜
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